‘未分類’ カテゴリーのアーカイブ

フォーラム90のホームページをリニューアルしました

2016年8月22日 月曜日

以後、以下にアクセスしていただけますよう、お願いいたします。

死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム’90

抗議声明

2013年12月12日 木曜日

本日(12月12日)、藤島光雄さん(55歳:東京拘置所)、加賀 山領治さん(63歳:大阪拘置所)に死刑が執行されたことに対し、強 く抗議する。

谷垣禎一法務大臣による死刑執行は本年2月の3名、 4月の2名、9月の1名に続き4度目で、執行された人 は8人に上る。1年に4回の執行という頻度を見ても、谷垣 禎一法務大臣は死刑の執行に積極的であり、人の生命を奪うことに何ら
痛痒を感じない大臣であると断じざるを得ない。

藤島光雄さんに関しては、過去に数回再審請求をしており、年明けに 新たな再審請求を準備していた矢先の執行だった。藤島さんは、児童虐 待を受けながら生育した過去があり、養護施設で育った。自らも親に水 の中に沈められて殺害されそうになった経験を持っており、今回の事件 においても、被害者に対して同じ態様で殺人に至ったものであり、幼児 期の経験が事件に大きく影響したことは明らかである。最高裁の弁護人 は、裁判員裁判であれば、こうした生育歴が量刑判断に大きく影響し、 死刑は回避されただろうと主張している。

加賀山領治さんについては、2012年7月24日に最高裁の判決を 受けて死刑が確定したばかりであり、確定後まだ1年4か月しか経過していない中での拙速を極める執行である。一審、二審の裁判も非常に短 く、それぞれ1年にも満たない審理で死刑判決を受けており、事実審理 が十分なされていない可能性が高い。加賀山さんは、本年、大道寺幸子 基金に再審請求の補助金の応募をしており、これから再審請求の準備を しようとしていた。拙速な裁判の上に、再審の機会すら与えられずに死 刑が執行されたことは、明らかに再審請求の権利を奪うものであるとい わざるをえない。

死刑は、国家による殺人であり、殺人を肯定し応報感情を社会に蔓延 させるきわめて有害かつ危険なものである。死刑には犯罪抑止の効果は なく、また、犯罪被害者の救済や社会の平穏にも資するものではない。 また、死刑は人道と民主主義に反する。

日本政府は、国連はじめ国際社会の死刑廃止、死刑執行停止を求める 声に耳を閉ざし続けている。今回の執行も、国会閉会直後を狙ったもの であり、国会において死刑執行に関して質問がなされることがない時期 を選んで行ったことは明らかである。

私たちは、死刑の廃止を願う多くの人たちとともに、また、法務大臣 に処刑された藤島光雄さん、加賀山領治さんに代わり、そして、死刑執 行という苦役を課せられている拘置所の職員に代わり、法務大臣に対 し、強く、強く抗議する。
2013年12月12日
死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90

死刑を止めた国・韓国 

2012年11月26日 月曜日

 朴秉植さんを迎えて

 これまで長期にわたって日韓の死刑廃止運動の架け橋となってこられた朴秉植東国大学教授が、この11月に『死刑を止めた国・韓国』という本を出版されます。
 韓国では1997年12月に23人が一挙に死刑を執行されてからすでに15年近く死刑の執行はありません。
 韓国は、どのような道程をとって事実上の死刑廃止国になったのか。死刑囚への処遇は、犯罪加害者の更生は、そして被害者遺族への支援はどう進められているか。この本には私たちが参照し学ぶべきことが分りやすく書かれています。
 出版を記念して、朴さん、および韓国の犯罪被害者でありながら死刑廃止を訴えている高貞元さんをお招きし、出版記念講演会とささやかなパーティーを行いたいと思います。

12月8日(土曜) 開演: 17時45分
会場 文京区民センター2A会議室
参加費: 3000円

▼呼びかけ人(50音順)************
雨森慶為(「死刑をとめよう」宗教者ネットワーク事務局)
石塚伸一(龍谷大学法科大学院教授)
岩井信(弁護士)
小川原優之(日弁連死刑廃止検討委員会事務局長)
海渡雄一(弁護士、監獄人権センター副代表)
加毛修(日弁連死刑廃止検討委員会委員長)
菊田幸一(明治大学名誉教授)
坂上香(映像ジャーナリスト)
杉浦正健(元法務大臣)
田鎖麻衣子(監獄人権センター事務局長)
辻本衣佐(明治大学法学部兼任講師)
安田好弘(弁護士、フォーラム90)
死刑廃止を推進する議員連盟
社団法人アムネスティ・インターナショナル日本

▼主催・死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90
    インパクト出版会
▼参加申込は準備の都合上、なるべく11月30日までに03-3818-8676(インパクト出版会)へ、12.8集会参加と明記の上ファックスあるいはメールimpact@jca.apc.orgでご連絡ください。飲食物、カンパ等、持ち込み歓迎です。
(2012.11.26記)

《響かせあおう死刑廃止の声2012》

2012年9月29日 土曜日

10月6日(土曜)
《響かせあおう死刑廃止の声2012》
開場12:30開演13:00、デモ17:30
四谷区民ホール 当日1,300円前売1,000円
シンポジウム「原発を考え、死刑を考える」
パネラー:神田香織、山本太郎、白石草、安田好弘
「死刑囚の作品展と講評」
選考委員:池田浩士、加賀乙彦、香山リカ、川村湊、北川フラム、

坂上香、太田昌国
大道寺幸子基金死刑囚の絵画展も開催

ビラ表

ビラ裏

12/9/27滝実法相執行抗議声明

2012年9月28日 金曜日

抗 議 声 明

本日(9月27日)、松田幸則さん(39歳:福岡拘置所)、江藤幸子さん(65歳:仙台拘置支所)に死刑が執行されたことに対し、強く抗議する。

滝実法務大臣は、去る8月3日に就任後わずか2ヵ月たらずで2名を執行し、しかもその1人にあっては、わざわざその誕生日を狙って死刑執行をするという非人間的な行為を行ったうえ、その反省もないまま、それから2ヵ月も経っていないにもかかわらず、2ヵ月連続で今日の執行を行った。この連続的な執行は、年4回という大量執行をなし崩し的に実現しようとするものであって、死刑廃止の世界的潮流に真っ向から反するものであり、また死刑の執行は慎重でなければならないとする刑法・刑訴法の精神に反するものであって、厳しく非難されなければらならない。とりわけ、滝実法務大臣は引退を表明しており、その政治家としての無責任さに憤りを禁じ得ない。

松田幸則さんは、2009年に上告を自ら取り下げており、三審の裁判を受ける権利を保障されていない。江藤幸子さんは、弁護人が裁判で心神耗弱を主張し責任能力を争っていた事件で、再審に向けて弁護人が準備をしていた矢先の執行だった。

死刑は、国家による殺人を肯定するものであって極めて危険なものであるばかりか、応報感情を社会に蔓延させ、極めて有害なものである。死刑には犯罪抑止の効果がまったくないばかりか、被害者の救済や社会の平穏にも資するものではない。死刑は直ちに廃止されなければならない。

私たちは、死刑の廃止を願う多くの人たちとともに、また、滝実法務大臣に処刑された松田幸則さん、江藤幸子さんに代わり、そして、死刑執行という苦役を課せられている拘置所の職員に代わって、滝実法務大臣に対し、強く、強く抗議する。

2012年9月27日

死刑廃止国際条約の批准を求める
フォーラム90

121006_チラシ

7.7 袴田事件と名張事件―冤罪と死刑―再審無罪へ

2012年6月29日 金曜日

7月7日(土)午後1時〜文京区民センター3A
都営三田線・大江戸線「春日駅」A2出口丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分JR「水道橋駅」東口徒歩10分
参加費500円
・報 告 名張事件:河合匡秀弁護士
・新作講談 福田織福 「袴田冤罪事件〜百万遍〜」
・報 告 袴田事件:小川秀世弁護士
・袴田秀子さんからの御挨拶
・会場費 500円
袴田事件と名張事件は、冤罪を訴え続けてきた二人の死刑囚の年令や体調からも、今、もっとも再審開始が急がれている事件です。
★ 死刑事件に限らず、どんな刑罰の対象であろうと、冤罪はあってはなりません。「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の原則には誤判による犠牲を防止する意味があったはずです。しかし、日本の司法の現実は、それとは遠いものがあります。 日本では、戦後、再審で無罪になった元死刑確定囚が4人います。再審が認められるまで、多くの裁判官が関与したはずですが、「疑わしい」とは誰も思わなかったのでしょうか。 戦後だけでも、何百人もの死刑が執行されています。無実の人が誤って処刑されたことはないのでしょうか。 この数年、足利事件や布川事件など、無期懲役事件の再審無罪判決が続いていますが、死刑事件の再審は、島田事件の無罪判決が1989年に出されたのを最後に開かれていません。 裁判所や検察は、まさに、誤判による死刑の「取り返し」のつかなさに、自分たちの過去の非を認めることができないでいるかのようです。
★ 一日も早い袴田事件と名張事件の再審開始と雪冤を願いつつ、死刑と再審の問題を共に考えたいと思います。どうぞご参加ください。
死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90
〒107-0052 東京港区赤坂2-14-13 港合同法律事務所気付 TEL.03-3585-2331 FAX.03-3585-2330
死刑のない社会をめざして2012フォーラム90からの御案内
■死刑廃止運動全国合宿 9月15〜16日 死刑廃止全国合宿(於:札幌)
■世界死刑廃止デー 響かせあおう死刑廃止の声2012 10月6日(土)四谷区民ホール(東京・新宿)

6月9日に予定していた法相地元練馬集会とデモは中止

2012年6月5日 火曜日

みなさまへ
 昨日、小川敏夫法務大臣が退任しました。
 9日に小川元法相の地元・練馬で死刑廃止を訴え執行停止を求める集
会とデモは中止します。
 滝実新法務大臣は死刑執行に前向きな姿勢を見せています。彼に執行
させないためにさまざまな活動をしていきたいと思います。(フォーラ
ム90・深田)

 なお次回のフォーラム90の集会は以下の通りです。

7月7日(土)13時から
文京区民センター3A
再審無罪へ・袴田事件と名張事件 冤罪と死刑
 講談 袴田冤罪事件ー百万遍 福田織福
 講演 袴田事件 小川秀世弁護士
    名張事件 河合匡秀弁護士
 主催・フォーラム90(03-3585-2331)

小川敏夫法務大臣の地元・練馬で死刑廃止を訴え執行停止を求める集会とデモ

2012年5月19日 土曜日

練馬集会とデモ
6月9日(土)午後2時〜※午後4時デモ出発予定。練馬駅周辺で解散予定
練馬産業会館 練馬区豊玉北練馬区豊玉上2丁目23-10(tel:03-3991-0530)練馬駅・桜台駅下車
講演:青木理「死刑という権力 法務大臣と法務官僚」(仮題)

1966年生まれ、共同通信記者を経て現在フリージャーナリスト。著書に『ルポ拉致と人々』岩波書店、『絞首刑』講談社、『国策捜査─暴走する特捜検察と餌食にされた人たち』金曜日、『トラオ』小学館などがある。
主催・死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90

 死刑があるのはあたりまえ、と思っていませんか。死刑があるのだから死刑を執行するのもあたりまえ、と思っていませんか。ところが、世界では死刑を廃止したり、執行を停止している国や地域が3分の2を超えているのです。死刑大国と言われていたアメリカでも、4月25日にコネティカット州が死刑を廃止し、全州の3分の1で廃止されたことになりました。死刑がなければ凶悪犯罪が増える、と心配する人もいるかもしれませんが、それも統計的な根拠はありません。
小川敏夫法務大臣は年度末ぎりぎりの3月29日に3名の死刑を執行しました。「死刑の在り方についての勉強会」を打ち切るなど、民主党政権下で代々の法務大臣が積み上げてきた死刑執行への慎重な姿勢を一挙に白紙に戻してしまったのです。
小川法相は、執行後、国民が死刑を支持しているのだから、と、世論調査の数字や裁判員制度のことなどを引き合いに出しました。
しかし、その内閣府の世論調査は、極めて設問に問題があり「場合によっては死刑もやむを得ない」というもの(そのサブ・クエスチョンには「状況が変われば、将来的には、死刑を廃止してもよい」という意見も含まれます)を死刑賛成とみなすものでした。(5月17日に行われた国会議員と法務省との意見交換会でも、この設問の仕方は「場合によっては(消費税増税etc.)もやむを得ない」と誘導尋問しているようなものだと批判の声が噴出しました。)
また、死刑制度に反対の人は裁判員からも除かれてしまう現実も踏まえられていません。
死刑制度への誤った理解による、誤った執行はあってはなりません。私たちは、小川法相が、まず執行を止め、死刑制度そのものを見直すよう訴えます。どうぞご参加ください。

ご案内(PDF)

小川敏夫法務大臣による 死刑執行に抗議する練馬デモ

2012年4月16日 月曜日

小川敏夫法務大臣による 死刑執行に抗議する練馬デモ
4月21日(土)
午後2時~ 練馬駅周辺でビラまき
午後3時 豊玉公園集合
午後3時30分 豊玉公園からデモ出発→千川通り→中新井公園まで
小川敏夫法務大臣は3月29日、3名の死刑を執行しました。「政権交代」後、千葉景子法務大臣が2名の執行を行ってから1年8ヶ月ぶりのことです。その数日前に、アムネスティ・ インターナショナル(本部・ロンドン)が昨年の死刑の状況をまとめ、日本では19年ぶりに死刑の執行がなかったことを歓迎すると、世界に改めて発信されたばかりでした。
そして、小川法相は、かねてより設問の仕方が作為的で、問題があると指摘されてきた内閣府の世論調査の数字を持ちだして「世論も支持している」と語り、記者から、世論に委ねるには情報公開が不十分すぎるではないかと問われるや、「その問題はあるが執行を止める理由にはならないから」と言い改めました。それでも後ろめたい思いがあったのでしょうか、 4月21日に予定されていた地元・練馬での「法務大臣就任を祝う会」 を自ら辞退したということです。私たちは、中止された「祝う会」の日に、小川法相の死刑執行に抗議し、その問 題を練馬市民の皆さんに訴えるデモを行うことにしました。ご協力ください。
主催・死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90

練馬で死刑について 考える集い

2012年2月15日 水曜日

練馬で死刑について 考える集い
小川敏夫法務大臣は練馬区出身の方です。
地元の方々にもぜひ、死刑の問題について共に考えていただければと思います。

2月19 日(日)午後4時~
※午後2時より練馬駅周辺でビラまき予定
練馬区職員研修所 練馬区豊玉北5-27-2
 練馬駅(西武線の場合中央口改札下車)8分
講演:船山泰範(日本大学法学部教授)
 主催・フォーラム90