議員提出議案第6号
犯罪捜査のための通信傍受法案に関する意見書を厚木市議会会議規則第13条の規定により、次のとおり提出する。
平成11年6月21日
提出者 厚木市議会議員 高 田 浩
賛成者 同 小 川 秀 代
同 森 屋 騏 義
同 森 住 勉
同 久 崎 教 生
同 成 田 大 信
同 村 井 正 光
同 脇 嶋 稔
「組織的犯罪対策三法案」については、平成11年6月1日の衆議院本会議で可決し、現在参議院において審議されている。
特に、この中の通信傍受法案については、傍受の対象となる犯罪の範囲を限定しているものの、関連傍受など犯罪に関係のない範囲への拡大も懸念され、憲法21条に定める通信の秘密が保障された中で、一般市民の通信における基本的人権の侵害になりかねないものである。
厚木市議会では、平成10年6月に、組織的犯罪対策法の制定に反対する意見書を提出したところであるが、今国会において審議中である通信傍受法案について、政府においては、一般市民の人権が侵害されることのないよう、この法案の撤回又は見直しをされるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条2項の規定により意見書を提出する。
平成11年6月21日
内閣総理大臣
法務大臣 殿
警察庁長官
厚木市議会議長 柏木 功
注: この意見書は、1999.06.21 に厚木市議会本会議で可決された。 可決の詳細は 高田ひろし議員の掲示板 を参照。