注 : 被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。 また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。 |
S.TAKEDA |
070704 | いじめ自殺 | 2009.3..新規 |
2007/7/4 | 明治大学の応援団リーダー部に所属していた理工学部の男子学生(大3・21)が茨城県内の実家で首吊り自殺を図る。7/15死亡 2006/1/頃から、部の複数の幹部らが暴行するなどしていた。 |
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経 緯 | 2006/1/頃から、リーダー部の複数の幹部らが男子学生を暴行するなどしていた。下級生の前で行われることもあった。 2007/1/ 男子学生は退団して実家に戻った。直後に自殺未遂していた。 |
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いじめ態様 | 部室から現役部員の手で、2006年夏にリーダー部の元幹部が暴行の様子を撮影したビデオが見つかる。 軍歌が流れる部室で、男子学生が下半身を裸にされ、バケツに入った熱湯と冷水に局部を交互につけさせる用意が収められていた。 男子生徒がためらうと、「早くしろ」と指示したり、絵画用の筆で熱湯をかけたりする場面もあった。 |
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被害者 | 2007/1/ 男子学生は退団して実家に戻った。直後に自殺未遂もしていた。 2007/4/ 大学を休学。親族に「部内の人間関係で悩んでいる」などともらしていた。 |
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大学の調査と対応 | 大学は男子学生の自殺後、調査委員会を設置。 幹部との面談の結果、2007年12月下旬、リーダー部の幹部らが男子学生に暴行を加えながら、厳しく叱ったとの証言を得る。 2007/9/下旬 「部の伝統的な体質に問題はあるが、いじめはなかった」と調査結果をまとめる。 リーダー部を無期活動停止にする。 その後、暴行現場を写したビデオの存在がわかり、再調査を開始。 2008/1/25 リーダー部を解散させる。 |
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加害者 | リーダー部の元幹部らは暴行の事実を認め、「自殺の一因かもしれないが、すべてではない」などと話しているという。 | |
背 景 | 明治大学応援団は大正11年創部。男子学生からなるリーダー部に加え、バトン・チアリーディング部、吹奏楽部の3部で構成。 リーダー部内で、「鉄拳制裁」などの行為が慣行としてあった。 |
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参考資料 | 2007/12/23産経ニュース、2007/12/24サンケイスポーツ、2008/1/25朝日新聞・夕刊 | |
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