子どもたちに関する事件【事例】



注 :学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ事件を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
940400 体罰事件 2005.6.8新規
1994/4/ 佐賀県川副町の町立川副中学校で、野球部顧問の男性教師(29)が、3回にわたって体罰事件を起こし、内1人が左腕を骨折し、1カ月のけが。もう1人は鼓膜を破る2カ月のけがをしていた。
経 緯 4/ 野球部顧問の男性教師(29)は、練習中に「集中力に欠ける」として、男子部員(中2)の尻を金属バットでたたいた。その際、バットが左腕に当たって骨折。1カ月のけがをさせた。

7/ 同教師は、試合中にエラーした男子部員(中3)の顔を平手打ちし、鼓膜を破る。2カ月のけがをさせた。

12/ 同教師と別の男性教師とが、喫煙などをを理由に男子生徒4人の顔を平手打ちした。
学校・ほかの対応 町教委はすべての体罰の報告を受けながら、県教委に一切、知らせていなかった。
1995/1/ 県教委に匿名電話がある。
1/20 川副町教委が、体罰から9カ月たって、ようやく報告書を提出。
5/ 県教委は、男性教師を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分。校長を文書訓告。町教委に「報告が遅れた」として口頭で注意した。
加害教師のその後 1995/4/ 佐賀県佐賀郡大和町の町立大和中学校に異動。
6/初め 顧問をしているバレーボール部で、練習試合中、男子部員な「気合いが入っていない」と言って、平手打ちをし、左耳の鼓膜に数日間のけがを負わせた。
7/ 学校は町教委に報告したが、大和町教委は県教委に報告していなかった。
背 景 1995/8/19 県教委は、1995年に入ってから、県内の小中学校で3件の体罰が発生していたことを発表。
1.1995/1/ 鳥栖市の中学校で、男子バレートボール部の顧問の男性教師(36)が、部員(中2)を平手打ちし、あごに5日間のけがをさせた。
2.1995/5/ 鳥栖市の同じ中学校で、男子バスケットボール部の顧問の男性教師(35)が、練習中に男子部員(中3)を平手打ちし、左耳の鼓膜を破る1カ月のけがをさせた。
3.1995/7/ 佐賀市の小学校で、男性教師(42)が体育の授業中、男子児童(小5)を平手打ちにし、左耳鼓膜を傷つける全治10日間のけがをさせた。
参考資料 1995/7/22朝日新聞(月刊「子ども論」1995年9月号)、1995/8/19西日本新聞、1995/8/20西日本新聞(月刊「子ども論」1995年10月号)



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