子どもたちに関する事件【事例】



注 :学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ事件を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
920222 体罰自殺 2005.5.15新規
1992/2/22 東京都東久留米市の市立中学校から、体罰が原因で別の中学校に転校した女子生徒Aさん(中2)が自殺。
経 緯 1991/6/ 林間学校で、就寝時間の見回りにきた女性教師から、「注意に対して反抗的な態度をとった」として、Aさんは頬を強く殴られた。

1992/1/ 授業が始まっても教室に戻らなかったことから、同教師に「じゃまだから、学校に来るな」と言われ、一緒に注意を受けた別の女子生徒と、頭と頭をぶつけられた。

Aさんは、その日から1週間、家出。帰宅後も、同教師の授業を嫌がった。

2/ 家出帰宅から2週間後、両親はAさんを市内の別の中学校に転校させる。

2/22 転校して2日後に自殺。遺書はなかった。
加害者 体育担当。40歳代の女性教師。
被害者 Aさんは、女性教師のことを慕っていた。投げかけられた言葉や体罰に強いショックを受けていた。
学校ほかの対応 両親が弁護士とともに話し合いをしたが、学校・教師は、1回目の体罰は認めたが、2回目の体罰と暴言、自殺との因果関係については認めなかった。
両親の事件後の対応 両親は市議会に陳情して、「体罰防止のマニュアルをつくってほしい」と働きかけた。
教育委員会の対応 1993/夏頃 市教委は、教師向け指導資料「体罰やいじめをなくす人権尊重の教育の推進」の作成を開始。市内の小・中学校の教師らが執筆し、1年半がかりで完成させる。90頁で、33の「Q&A」と組み合わせる。
参考資料 1995/2/25朝日新聞(月刊「子ども論」1995年4月号/クレヨンハウス)



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