子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
961031 いじめ自殺 2000.9.10. 2001.2.28更新
1996/10/31 新潟市立下山中学校の女子生徒(中2)が、公園で首吊り自殺。
遺書・他 「遺書」あり。部屋のカレンダーの余白に「もう、だめ」と書かれていた。
遺書の横には「がり勉」「大嫌い」などと、自殺した女子生徒を非難する手紙が4、5通置かれていた。「いじめ」の有力な証拠ともとれる手紙を校長が預かるが、その後、処分。
学校・ほかの対応 「検討会議」設置。1997年3月、
(1)「いじめ」定義にある「継続的・持続的」なものではない 
(2)「目的意識的に苦痛を与える行為ではない」 
(3)自殺の原因は「本人のパーソナリティー」等によるものとして、いじめによる自殺の範疇には当てはまらないと考えるという報告書を提出。
事件の幕引きとなる。
参考資料 まほろばブックレットNo.2「死ぬことにした−須坂市中学生自死事件」、季刊教育法2000年9月臨時増刊号「いじめ裁判」/2000年9月エイデル研究所



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