子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
921118 暴行傷害 2003.2.23新規
1992/11/18 神奈川県川崎市の市立臨港中学校で、女子生徒7人(中3)が下級生の女子生徒(中2・14)を学校のトイレに呼び出し、集団で約20分、顔を殴ったり、髪の毛をひっぱるなどの暴行を加えた。女子生徒は逃げようとして、2階トイレからグラウンドに飛び降り、両足を折るなど2カ月のけがを負う。
経 緯 午前10時40分頃、女子生徒7人(中3)が、学校を休んで自宅にいた下級生の女子生徒(中2・14)を学校に呼びだして、2階のトイレに連れ込んだ。

入り口に見張り役を1人つけ、6人の女子生徒がAさんを取り囲み、内2人が約20分間、顔を殴ったり、髪の毛をひっぱるなどの暴行を加えた。

Aさんは、身の危険を感じて、トイレの窓から、約5メートル下のグランドに飛び降り、両足を骨折。2カ月間のけがを負う。
警察の対応 中心になった女子生徒2人(中3)を監禁致傷の疑いで逮捕。
動 機 逮捕された女子生徒2人は、調べに対して、「自分たちの悪口を言っているといううわさを聞いて、真意を確かめようと思った」などと供述。
参考資料 1992/12/3朝日新聞・夕刊(月刊「子ども論」1993年2月号/クレヨンハウス)



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