子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
880110 いじめ自殺 2002.9.22新規
1988/1/10 茨城県東茨木市の県立高校の男子生徒(高2)が、おばさん方の物置で首吊り自殺。
遺 書 便箋に鉛筆書きの遺書を遺していた。
昨年秋以来、上級生から全く関係のないバイクの購入代金5万円の支払いを迫られていたことを自殺の原因としてあげ、「これ以上生きていくことができなくなった」と書いていた。
警察の対応 警察は恐喝の疑いもあるとみて、友人ら十数人に事情聴取をした。しかし、脅かされたりいじめらたりしていたという事実は出てこなかったため、警察は男子生徒が1年留年していることや学校を欠席しがちだったことから、新学期を間近に控えて進級問題に悩み、前途を悲観して自殺したものと結論づけた。
参考資料 1988/2/7いばらぎ新聞(いじめ問題ハンドブック 分析・資料・年表/高徳 忍/1999.2.10つげ書房新社)、いじめ・自殺・遺書 「ぼくたちは、生きたかった!」/子どものしあわせ編集部・編/1995年2月草土文化



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