子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
010422 暴行
殺人未遂
2002.1.13.新規
2001/4/22 大阪府大阪市此花区の河川敷でサッカーをしていて口論の末、男子生徒(中2・13)3人が、同級生の男子生徒(中2・13)にナイフで切りつけ、川に放り込もうと抱きかかえたが抵抗され、カナヅチで頭を数回殴りつけて重傷を負わせた。
経 緯 4/22 午後5時半頃、大阪市此花区の安治川河川敷でサッカーをしていて口論になり、男子生徒(中2・13)3人が、同級生の男子生徒(中2・13)にナイフで切りつけた。川に放り込もうと抱きかかえたが抵抗され、カナヅチで頭を数回殴りつけて重傷を負わせた。
2人は、「このまま放っておけば死ぬやろう」と立ち去り、1人は見張り役として残ったが、怖くなって110番通報した。
加害者の処分 大阪家裁は、発覚後、警察や児童相談所に「殺すつもりだった」と話した少年もいたため、3人の罪名を「殺人未遂」として、殺意があったことを認定。

2001/5/21 大阪家裁の少年審判で、山田賢裁判官は、「自己の行為の重大さや被害者の痛みを認識させる必要がある」として、3人を児童自立支援施設へ送る決定をした。
加害の中心的な役割を果たした1人は、2003年3月末までの間、通算180日を限度に施錠できる施設へ収容できる「強制措置」を認めた。
参考資料 2001/5/25朝日新聞大阪(月刊「子ども論2001年8月号/クレヨンハウス)



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