2010/10/30 | 北川大輔くん柔道事故の民事裁判(2010/10/29)の傍聴報告 | |
2010年10月29日(金)、10時30分から、横浜地裁501号法廷で、柔道事故で遷延性意識障がいを負って自宅で看護を受けているという北川大輔くんの民事裁判(平成22年(ワ)第3461)を傍聴した。 被告は学校法人横浜商科大学高等学校。裁判長は小川浩氏、裁判官は水野有子氏、坂巻陽士氏。 原告の支援者らが傍聴にきており、ざっと数えて傍聴席のうち16席は埋まっていた。 私も学災連の人に聞いただけで、詳しい内容は未だ把握していないが、平成20年5月3日、高校1年生のときの柔道事故。 大輔くんは、高校に入学してから柔道を始めたという。この事故の前、4月19日にも脳震とうを起こして病院に行っている。その後、たびたび頭痛や吐き気を訴えていたらしい。 事故があったのは、試合前の投げ込み練習で投げられたとき。学校側は「頭は打っていない」と主張しているらしいが、顧問はその瞬間を見ていなかったという。外傷はなかったらしい。 原告側は、加速度損傷の可能性を指摘している。 この日の裁判では、裁判長が、被告の学校法人代理人弁護士に、損害賠償額などについて、全柔連からの見舞金を控除すべきなど、反論について主張するようにということだった。また、被害が起きたという場所が、原告の主張と、被告の主張とでは異なるので、次回までに主張を書面にするよう求めた。 また、大輔くんの診断書(カルテ)を裁判所が医療機関に送付嘱託するという。量が膨大であるため分析には時間がかかること、医療用語を一般人にもわかるように翻訳したりする必要もあり、年明けになるだろうということだった。 しかし、原告代理人からの要望もあり、年内12月17日(金)、午前10時30分から、同じく501号法廷で、弁論が開かれる。 |
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