監 督 寺田靖範 (主な作品:「妻はフィリーピーナ 」等) 撮 影 松根広隆 助監督 神吉良輔 制 作 松山禎之 協 力 新宿連絡会 山谷労働者福祉会館 新宿区役所 フードバンク 三多摩野宿者人権ネットワーク |
二十一世紀初頭の風景 人々が行き交う街の、路上や地下街 そこが生活の場となっている人々 公園や橋の下に張られた、青いビニールシートのテント 見えているにもかかわらず、 いつの間にか見ることすらなくなっている風景 彼らはどのように暮らし、何を望んでいるのか 野宿生活者と、私たちとの間にある、乖離と近似 この作品は答えではない。 私たちへ向けた鋭い問いかけだ |
「プラッサ」発足のきっかけは、「ストリートチルドレン」と呼ばれている、路上生活 を余儀なくされている子どもたちとの出会いからでした。わたしたちはそのような生活を 余儀なくされている子どもたちの問題を考えていく中から、子どもたちの問題だけではな く、さまざまな問題もまた、考えざるをえなくなってきました。 今回の上映会は、わたしたちの生活している「日本」という地域で、野宿生活をせざる を得なくなった人々を記録したドキュメントです。通称で「ホームレス」と呼ばれている、 野宿者(野宿生活者)、野宿労働者を見つめなおすことで、同じく路上生活をしている第 三世界の子どもたちとの、共通する問題がみえてくるという思いで、今回の上映会を企画 しました。 上映後には、新宿で野宿者の支援活動をおこない、また季刊誌「Shelter-less」を発行 されている方から現状報告をしていただき、その後参加されたみなさんでのフリートーク を予定しております。 どうぞ多くの方がご参加くださいますよう、お願いいたします。 |