TURMA DA TOUCA
  サンパウロのこどもたちと
    私たちを結ぶ糸



 サンパウロ市のカンポリンポ区。貧しい住民が多く、犯罪も多いこの地域に、トゥルマ ダ トウカ(TURMA DA TOUCA=帽子の仲間)という名前のグループがあります。1974年に、スタートし、現在は7つの保育園を中心に、学童保育、文化・スポーツ活動、職業訓練、成人教育、地域福祉などの活動をしています。



資料:
 TURMA DA TOUCAの
      パンフレットから

田中 洋一郎



 「トゥルマ ダ トウカ」の活動は、1974年にスポーツの練習や、文化レクリエーション、サッカーの試合をしながら、街のこどもや青少年といっしょに始まりました。路地を遊び場にしたり、遠足に行ったり、劇団をつくったり、学校の補習教室をしたり、ボイ・ブンバ(*)のグループもできました。

 こういった活動がすすんでいくにしたがって、こどもや青少年の親や地区の住民が仲間に入りはじめ、法人を創設する必要がでてきました。こどもたちは、冬になるとかぶっていた帽子にちなんで  ”トゥルマ ダ トウカ(帽子のなかま)” と名づけました。



  おもな成果    ・食料品の共同購入

             ・洋裁の作業所、工房、木工所

             ・成人識字教育(初級)

             ・保育園

             ・おとなと青少年による劇団

             ・住民の低コスト住居自力建設を活用した
              文化センターの建設

                             (93年パンフレットより)



「力を合わせれば すばらしいことが起こる」       (10周年記念号 より)

* ボイ・ブンバ:ブラジル北・東北部に広く伝わる伝統芸能。黒い牛を中心とした舞踊劇




プラッサへのご質問、お問い合わせ
および入会・購読を希望される方は
ここからどうぞ


praca@jca.ax.apc.org