モンゴルの子どもたちの現状を知る 2 |
スカウト連盟員による報告 |
D.ボルトバータル モンゴル・スカウト連盟 翻訳:大島 武行 |
1.スフバートル子ども連盟
70年の伝統のあるピオネール(モンゴルのパイオニア:子どもの組織)で、創設者や活動を担っている人たちの大部分は行政機関に務め、子どもについての政策を実行しています。
2.モンゴル青年同盟
モンゴル人民革命党の青年組織として創設され、現在はモンゴル青年同盟として15〜18歳の青少年が組織されています。青少年の自由時間を合理的に使うために、いろいろなコンクールや試合を開催するなどの活動を行なっています。以前は大部分の都市に支部がありましたが、現在は機能していない状況です。
3.モンゴル・スカウト連盟
1991年から活動をはじめました。7〜25歳の子どもや青少年が自発的に組織しています。首都(ウランバートル)と全ての県で活動をしています。全体で5000人の会員がいます。子どもたちや青少年が自分の生きかたについて学びあうのを援助することが目的です。世界スカウト組織の136番目の組織になりました。今のところ、一番活発に活動している組織になっています。
4.技術に興味のある子どもたちの会
1990年から活動を始めました。技術に関心のある子どもたち、技術、開発、モデルのサークルがあります。年令の制限はありません。だいたい12〜18歳の青少年が参加しています。支部は、技術関係のサークルで活動を行なっています。正確な会員の数はでていませんが約500人程で活動が行なわれています。
5.バイガル・エージ(母なる自然)運動
最近、活動が始まりましたが、まだあまり積極的ではありません。ザローバイガリチ(植物の好きな子どもたちが、植物を育てて、観察などする)センターで主な活動をしています。地方では、植物や自然関係のサークルで活動をしています。好きな人が好きなときに集まって活動しています。
6.外国語に関心のある子どもたちの会
1993年から活動を始めています。組織としては、活動をしている状況にはありませんが、外国語に関心のある数少ない子どもたちを対象にしています。
7.若い警察官の会
警察署の機関のなかの子ども・青少年対策部と、警察署の下部組織で、将来警官になりたい子どもたちを対象に活動をしています。子どもたちに法律の知識を与えたり、ときどき警察官の巡回に参加させたりしています。そして、犯罪などにかかわった子どもたちを啓蒙したりもしています。100人くらいの子どもたちが組織されています。
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