■真の平和と友好・交流の輪を広げよう!

 私たちは、W杯サッカー新潟開催をきっかけに、「朝鮮と日本の過去の歴史に学び、これからの交流と友好を考えたい」との思いでパネル展を企画しました。
 日本の文化・歴史は朝鮮半島と長く深い関わりがあります。一方で、越えがたい「溝」もあります。日韓併合(1910年)に始まった日本による植民地化政策が、皇民化政策、強制連行、従軍慰安婦の強制、徴兵など朝鮮の人たちに大きな負担と犠牲を強いてきたこと。そして、戦後も日本政府が謝罪と補償をきちんと行わなかったことも原因のひとつです。
 朝鮮半島の人々との友好、アジア諸国との信頼の構築、アジアの平和は、日本にとって大切な課題です。日本とアジアの真の友好を阻んでいるのは、歴史認識の違いにあるのではないでしょうか。真の平和と友好に向かって、若い人たちと一緒に考えていきたいと思います。
 多くの皆さんのご来場をお待ちしています。


■「新潟発・日韓ー日朝交流パネル展」の開催について(ご協力のお願い)

 いよいよ日本と韓国の共同主催のサッカー・ワールドカップ大会が、私たちの新潟で開催されます。サッカー大会を通じて平和と友好・交流の輪がさらに大きく広がることを願わずにはいられません。日本の文化、歴史は朝鮮半島と長くかつ深い関わりがあります。県内の文化、海岸地帯の地名などを探るとき、いくつかの関わりを見つけることができます。このような深い関係の一方で、越えがたい「溝」があることも事実です。その大きな溝とは、韓国併合(1910年)に始まった日本による殖民地化政策が皇民化政策、強制連行、従軍慰安婦の強制、徴兵などをもたらし、朝鮮民族に多大な負担と犠牲を強いてきたことです。そして、戦後も目本政府が謝罪と補償をきちんと行わなかったことや、私たち国民一人ひとりもきちんと責任を明確にしなかったに起因すると思われます。

 第二次世界大戦前の新潟港は、わが国有数の港として大陸侵略の拠点となりました。戦後は在日朝鮮人の母国への帰還港となり、その記念として柳が植樹され新潟市民には「ボトナム通り」として今でも柳並木が親しまれています。

 そのような朝鮮半島と日本、新潟との深い関わりを考えながら、県内では自治体、学校現場、企業、NGO(非政府組織)などさまざまなレベルで日韓、日朝交流が進められてきました。世界のあらゆる分野で情報化が進む現在、地球的規模での友好・平和・環境の取組みがますます必要となっています。しかし、昨年の日本の歴史教科書聞題によってこれまでの交流に水をさすような事態になったことは大変憂慮すべきことです。サッカー・ワールドカップ新潟開催をきっかけに、「朝鮮と日本の過去の歴史に学び、これからの交流と友好を考えたい」という思いで、民間からの草の根による「新潟発・日韓ー日朝交流パネル展」の開催を企画しました。

 パネル展は5月28日〜6月3日、新潟市のJR新潟駅南口、プラーカ2の5階「Pプロジェクト」で行います。開催期間が一週間におよび事前の韓国側との折衡、パネル作成などかなりの労力と費用を要します。なにものにもとらわれない民間有志による情報発信であり、県民の皆さんへの一つの提案です。多くの方々や団体から、企野趣旨に賛同をいただき、開催にこぎつられますようご支援をお願い申し上げます。具体的にご協力をお願いしたいことは、以下の2点です。よろしくお願いいたします。

@パネ/レ展開催のための賛同金にご協力ください(個人千円以上、団体2千円以上)。
Aパネルの製作、宣伝活動および当日の会場係などをおこなうスタヅフになってください。

                                      2002月3月25目

「新潟発・目韓一日朝交流パネル展」実行委員会
代表 大原八重子(女のスペースにいがた)
笠原美紀子
小山正明(元高校教員)

連絡先新潟市新光町6-2県平和運動センター
TEL025-281-8100   FAX025-281-8101
(下の部分をFAXなどで送ってくだい)

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口「日韓一日朝交流パネル展」の趣旨に賛同し、金      円を拠出します。
口次の活動をおこなうことができます。(できるものを○で囲んでください)
・パネルの制作
・チラシ配布などの宣伝
・会場係など

お名前                      連絡先


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■資料

県内の朝鮮人就労人数(1945年8月15日現在)
新潟市(新潟鉄工、日本鋼管、海陸運送など) 734
新発田市(赤谷鉱山、日本曹達)  200以上
鹿瀬町(昭和電工) 74
三川村(三川鉱山) 不明
上川村(西川鉱山) 46
朝日村(葡萄鉱山) 46
村松町(白滝鉱山) 39
加茂市(軍隊)  100
長岡市(北越電化、日通、軍隊) 189以上
入広瀬村(入広瀬鉱山) 不明
十日町市(信濃川水力発電工事など) 191以上
六日町(中央電気工業) 60
中郷村(日本曹達) 2019
新井市(大日本セルロイドなど) 309
直江津(信越化学、直江津港湾運送など) 291以上
松代町(松代炭鉱) 不明
青海町(電気化学工業) 475
相川町(佐渡金山) 244
県内合計  5056以上(うち強制連行は2281以上)
(『新潟県警察史』より作成)

■「新潟発・日韓ー日朝交流パネル展」実行委員会

代表 大原八重子(女のスペースにいがた)
笠原美紀子
小山正明(元高校教員)

連絡先新潟市新光町6-2県平和運動センター
TEL025-281-8100   FAX025-281-8101

※本企画についてのお問い合わせは
事務局長  木村昭雄  TEL 025−285−4708  まで


賛同団体(4月14日現在、五十音順)

「アジアと日本を問う」連続講座、ウイメンズサポートセンターにいがた、女のスペースにいがた、女のユニオンにいがた、北魚沼地区労組会議、教育をよくする新潟県民会議、教育をよくする新潟市民会議、憲法擁・平和・人権新潟フォーラム、自治労新潟県本部、自治労県本部退職者会、新発田地区平和運動センター、社民党新潟県連合、社民党長岡支部協、新社会党新潟県本部、張文彬裁判を支援する会、とめよう戦争への道!百万人署名運動、新潟NGO人道支援連絡会、新潟市職員労働組合、新潟県高校退職者の会、新潟県教職員組合、新潟県原爆被爆者の会、新潟県高等学校教職員組合、新潟県職員労働組合中頚城支部、「新潟県と731部隊」足跡調査委員会、新潟県平和運動センター、新潟日報労組、新潟ヘルプの会、新潟YWCA、日朝農業交流協議会、日本婦人会議新潟支部、ピースサイクル新潟、部落解放同盟新潟県連合会、巻地区労働者連絡協議会