総資産 不良債権 回収不能 回収困難 回収時間要 日本住宅金融 24256億 17798億 11288億 2480億 4029億 第一住宅金融 18411億 11515億 7180億 1905億 2429億 日本ハウジン 25150億 18532億 13588億 1952億 2991億 グローン 住宅ローンサー 15936億 12361億 7064億 1832億 3464億 ビス 住総、 19796億 15886億 11724億 1304億 2856億 総合住金、 13406億 11198億 6528億 1618億 3051億 地銀生保住宅ローン 12303億 8333億 5363億 1259億 1710億市民からみれば住専の経営方法には明らかに問題がある。しかもその結果は、上記 の通り阪神・神戸大震災の総被害額に匹敵する金額だ。しかしその経営者は自分の責 任を認めない。そればかりか「政策上の失敗がバブルを発生させそして崩壊させた」 と政府を攻撃するばかりで、あさましい責任転嫁としか映らない。もはや反省の材料 にしか使えない、社会的価値はゼロだろう。
合計 129258億 95623億 62735億 12350億 20530億
■例えば5300億贈与の不透明
農協系の5300億贈与という損失負担の積算根拠は不透明だ。「5兆5000億の融資
残高に対してなぜこの金額なのか?農協系がこの金額しか出さないから、市民が6850
億出さねばならんのだ」という論がある。
これに対し「母体行が責任を全うしないからだ」と、農協系は否定するが、「ハイ
そうですか」と納得する気にはなれない。
5300億という数字を出してきた政府が、その積算根拠をなぜか2つ出しているか
ら、不透明感はさらに増す。
その1つは「念書・覚書」積算根拠説。
93年2月第二次再建計画で、住専への融資の利率が引き下げられた。この時、農協
系金融機関の貸付利率は4.5%。母体行0%その他2.5%に比べて、かつ今の低金利時代
から考えれば、非常に優遇された金利だった。しかも「母体行が再建計画に責任を
持って対応する」「金融情勢の変化で農協系の経営に大きな問題が生じた場合には、
両省で協議し責任を持って対応する」ということを骨子とした「念書・覚書」までも
らっていた。
そしてこの念書に基づき5300億が計算されたというのだ。
つまり、「この再建計画が10年続くと仮定した場合、住専への貸出金利引き下げで
支援する総額は8550億。既に支援した3250億を差し引いた5300億が贈与額の根
拠」と農水省大臣は説明している。
もう1つは、信連経営状況根拠説。
信連は今年度推定経常利益1300億の内1100億と、1384億ある貸し倒れ引当金の
内500億を取り崩す。「経常赤字になる信連が30、当期赤字になる信連が20出るギリ
ギリの水準」はやむを得ないとしてさらに400億。合計2000億。
農林中金は、有価証券の含み益1000億と、600億の貸し倒れ引当金の内210億、
1400億の任意積立金の内760億、経常利益は800億あるが、農協系の住専の不良債権
800億の償却に当てるため、2000億がギリギリの負担とした。
共済連に関しては融資残高に応じてあん分して1300億。
総合計5300億というわけだ。
同じ5300億の積算根拠が2つというのでは、信用しろというのが無理な話。一連の
農協系金融機関優遇施策の根本にあるとも指摘されている「念書・覚書」は、大臣も
知らなかった密室行政・不透明行政の象徴のような代物。それが片方の説の論拠に
なっている。しかも、どちらの説明もその根本に農協系救済の意志が見え見えである
にもかかわらず、救済される農協はそれを否定している。何のために、どのような効
果をねらって、何を根拠に5300億なのか、不透明である。公平・公正とはほど遠い。
<ここでちょっと擁護の解説>
*不良債権
破綻先債券=回収不能債権(担保でカバーできない)、延滞債権(利払いが6カ月以
上滞っている)、金利減免債権をいう。
*帳簿価格
今売ればいくらかという価格でなく、いくらで買ったかの価格から減価償却を控除
した価格。
*時価
今売ればいくらかという価格だが、正確には売れなければ分からない。従って、行
政が毎年公表する路線価を専門家が調整した価格をさすことが多い。
■会社更正法による処理 (清水直弁護士衆院公聴会の発言より)
住専7社に会社更生法を適用すると、保全管理人が各社の内部に入り、資産債務の調
査や、経営破綻の原因、責任の追及などを直ちに始められる。その後、公正手続き開
始までには3カ月か4カ月、公正計画の立案までには2年か3年あれば充分だ。調査結果
によっては更生計画の中で、母体行の負担を重くし、公正を期すこともできる。取り
立てに協力しない借り手がいる場合、債権者として借り手を更生会社にしたり、破産
を申し立てたりすることができる。住専からの抜け駆け的な債権回収や、住専の資産
に対する不当な権利設定も比較的容易に排除できる。東京と大阪の地裁に住専関連特
別部を設け、ベテランの裁判官や書記官を配置し更生手続きを迅速にできるようにす
れば、裁判所の管轄下で極めて透明性の高い処理が進められる。政府案では、住専処
理機構が3カ月から6カ月後にようやく動き始める。そのあいだに住専の資産価値は日
に日に劣化し、責任追及のための証拠も散逸する。政府案を取るにしてもまず更生法
手続を申し立てて、全財産の凍結を図るべきだ。
■破産法による処理
まず債権者が裁判所に破産を申し立て、裁判所は破産宣告と同時に、弁護士などの
専門知識を持つ第三者を管財人に選任する。住専の資産を処分する権限は、この管財
人に委ねられ、回収した資産を債権者に分配し、手続きを終える。
債権の回収が管財人に委ねられるために手続きが透明である。管財人には債権回収
のための強力な権限が与えられており、経営陣の責任追及も厳しくできる。これに
よった場合にかかる決着までの時間は、政府案の債権回収までの時間と比べれば同
じ。
ただ、更正法や破産法で処理した場合、回収される債権の配分は基本的に融資額・
債権額に応じて比例配分されるために、例えば政府第一次処理では、農協系2兆7300
億、母体行1兆7400億、一般銀行1兆9400億となり、農協系の負担が非常に大きくな
る。
■母体行処理
金融界では、系列ノンバンクの経営破綻に関しては、母体行が責任を持つというの
が常識だった。住専の設立母体行であること。住専経営陣を派遣してきたこと。住宅
ローン市場から住専を追いやったこと。総量規制の後、多額の紹介融資をしその90%
以上が不良債権になっていること。などなど、住専問題にいわゆる母体行責任が大きく存在することは誰でも知っている。
しかも超低金利下で史上最高の業務純益を上げ、さらに前例のない巨額な不良債権の無税償却を認められる母体行には、6850億の財政支出に代わっての母体行処理に耐えられる充分な体力がある。
■農協処理
農水省大臣にさえ「バブルに浮かれて住専に走った。」と言われているように、住専処理問題に関して欲にかられた「貸し手責任」があることは確実である。農協系に貸し手責任がないのなら、既にあるペイオフ制度など永久に発効することはないだろう。従って住専に5兆5000億を貸し出している責任に対して、「5300億の贈与」などというあたかも「農協系に責任無し」かのような対応では、一般市民は納得できない。もう6850億、全国890万の組合員で負担する方法も無いわけではない。
*借り手の例 東海興業・塩川グループ 638億第一住宅金融 末野興産 2367億(単体1863億)売上117億 富士住建 2988億(単体1551億)売上441億 フジビル 朝日住建・ (単体955億)売上500億 借り手が担保物件に賃借り権等を設定し債権回収を妨害している。
借り手のトップに高額納税者・脱税者有り
*住専処理不良債権をどう回収
不良債権の具体的な中身の情報開示が大事
借り手の債権回収妨害行為は貸し手に強い姿勢があればかなりの部分を排除可能。
*最高、東京高、東京地検による、3庁住専問題等協議会を設置。東京地検特捜部に専従班を置き資料収集を行っていく。
日本住宅金融、 *三和、さくら、あさひ、東洋信託、大和、北拓、三井信 託、千葉、横浜 第一住宅金融 *長銀、野村証券、 日本ハウジングローン、 *興銀、日債銀、大和証券、山一証券、日興証券 住宅ローンサービス、 *第一勧業、富士、三菱、住友、あさひ、さくら、東海、 住総、 *三菱信託等信託7社 総合住金、 * 、第2地銀65行 地銀生保住宅ローン、 *千葉銀等地銀64行、生保25社
不良貸し付け先 母体行 日本住宅金融、 40 2 第一住宅金融 上位50 1 (全体12) 住宅ローンサービス 上位20 13 住総、 総合住金、 地銀生保住宅ローン、 上位20 2 日本ハウジングローン *都銀11行
第一勧業、住友、富士、さくら、三和、三菱、大和、東海、あさひ、東京、北海道 拓殖
*長銀3行
日本興業、日本長期信用、日本債券信用銀行
*信託銀行7行
住友、三菱、安田、三井、東洋、中央、日本信託銀行
*銀行の高給
頭取5~6千万、支店長2千万前後、38才1千5百万
*2次ロス住専処理策受け入れなら株主、富士銀行提訴
単位:億 共済連融資残 負担 県連融資残 負担 経常損益 北海道 239 8.8 1245 82.2 96 青森 125 4.6 386 25.4 8 岩手 128 4.7 357 23.5 22 宮城 194 7.1 597 39.4 6 秋田 122 4.5 250 16.5 8 山形 149 5.5 422 27.8 11 福島 120 4.4 631 41.6 23 茨城 199 7.3 911 60.1 16 栃木 210 7.7 932 61.5 0.3 群馬 163 6.0 649 42.8 12 埼玉 302 11.2 490 32.3 -191 千葉 302 11.2 1304 86.1 42 東京 169 6.2 2047 135.1 29 神奈川 183 6.7 1607 106.1 118 新潟 203 7.5 668 44.1 48 富山 127 4.7 370 24.4 31 石川 158 5.8 494 32.6 44 福井 143 5.3 365 24.1 31 山梨 120 4.4 493 32.5 6 長野 312 11.5 804 53 110 岐阜 189 7.0 1015 67 29 静岡 490 18.1 3429 226.4 106 愛知 757 28 373 24.6 90 三重 157 5.8 1696 112 35 滋賀 161 5.9 820 54.1 24 京都 164 6.0 469 30.9 23 大阪 205 7.6 1096 72.3 40 兵庫 210 7.7 1060 70 107 奈良 113 4.1 418 27.6 29 和歌山 105 3.8 485 32 19 鳥取 100 3.7 90 5.9 8 島根 107 3.9 224 14.7 19 岡山 213 7.9 949 62.6 -17 広島 240 8.9 580 38.8 39 山口 174 6.4 630 41.6 4 徳島 136 5.0 318 21 27 香川 231 8.5 389 25.6 79 愛媛 111 4.1 342 22.5 43 高知 107 3.9 431 28.4 21 福岡 210 7.7 926 61.1 18 佐賀 94 3.4 272 17.9 12 長崎 85 3.1 502 33.1 10 熊本 174 6.4 451 29.7 12 大分 127 4.7 282 18.6 16 宮崎 99 3.6 387 25.5 9 鹿児島 103 3.8 378 24.9 3 沖縄 44 1.6 276 168.2 8 共済連計 8598 319 全共計 4493 957 合計 13091 1276 33416 2000
自民党 7億6500万 新進党 2億6000万 さきがけ 5600万と大きな額の政治献金を受け取っている。ここにきて、自民党は全体の20%を占める 母体行からの政治献金を辞退する事を発表、さきがけも後を追うようだ。しかし、い わゆる保守系政党と母体行・大手金融機関の関係は、深くて長い。こんな事で両者の パイプが切れたなどとは、誰も思っていない。
利払費比率 94年…15.9% 公債依存度 94年…18.7% 長期政府債務残高の対GNP比 94年… 53.0%(米59%、英38%、独21%) 国債残高 94年…201兆住専の負債13兆6000億などカワイイ数字に見える。94年以降、政府は税収減少に もかかわらず、不況対策と称して無謀な公共事業を展開した。そのための歳入を国債 に依存、その残高は220兆を越え毎年20兆増えるという乱脈ぶりだ。これ表現を変え れば、超低金利下での金融機関にさらにウハウハの商売をさせてやっていることにな る。保守系政党が受け取っている10億チョットの政治献金は金融機関・母体行にとっ てウマイ商売をさせてもらっている必要経費だ。
■銀行宛質問9(ディスクロージャーに対する方針)については、各金融機関がディ
スクロージャー誌を発行していること、今後もつとめて情報開示していくことなどを
回答。第四銀行はさらに、1995年9月期に、他行にさきがけて延滞、金利減免債権の
開示を行なったと回答している。
■県内農協系金融宛質問1~3に対する回答(住専各社への融資額、種類、総量規制
以後の融資など)
単位千円
※「融資額の今後」が「全額回収見込み」となっていることについて
は、下記「総括及び注意・コメント」を参照のこと
■県内農協系金融機関宛質問4・5に対する回答(各住専への融資の際の審査、融資の
受取利息について)
<JA新潟信連>
4(融資の際の審査):当会では、審査専任部署として審査部・審査課を設置し、融
資部・融資課での一次審査を行った案件について二次審査を行い、不良債権発生の防
止に万全を期しております。
住専への融資については、住専が住宅資金融資という公共制を有しており、住宅政
策上の位置付けにあることや、銀行などが母体になっており信用力も高いこと、その
他融資当時の住専の経営状況等を総合的に判断し、借り入れ申込に応じてきたもので
す。また、住専への融資は、行政指導上、金融機関貸付として位置付けられたもので
す。
5(融資の際の受取利息):借りれ申込については、融資期間に応じ、長期プライム
レートないし短期プライムレートを基準金利として、個別案件ごとに交渉の上変動金
利を基本として定めておりました。住専に係る融資平均利率のみの計算はしておりま
せん。
<JA新潟共済連>
4(融資の際の審査):貸付の審査は、運輸省令・通達および内部基準並びに企業の
返済能力などに基づいて適正に行っております。
住専会社の場合、運輸省令・通達および内部基準などの適合状況については、すべ
ての内容を充足しておりました。
返済能力については、業績、財務体質を中心に企業の設立経緯、主要株主、取り引
き関係などを勘案して判断しておりますが、住専会社の業績は、バブル崩壊以前まで
は好調であり、財務体質も良好となっておりました。
また、大蔵大臣直轄会社として銀行、大手証券会社、保険会社が出資して設立さ
れ、役員も母体行、大蔵省から派遣されており、母体行の融資残高、営業支援など母
体行の経営関与の深さから判断して、当時は優良貸付先と見ていました。
5(融資の際の受取利息):貸付利率については、長期プライムレートを基準金利と
して、個別案件ごとに交渉の上変動金利を基本として定めています。
住専のみに係る貸付平均利率は計算しておりません。