南京大虐殺から66年
被害者の証言を聞く2003年東京集会


  2003年12月東京集会への賛同と参加のお願い



  1937年7月7日蘆溝橋事件以後中国侵略を一気に拡大した日本軍は、8月 上海に上陸し「ならずものをこらしめる」と首都南京に向かいました。上海に おける激戦、そして上海から南京に至る過程で、日本軍による略奪、放火、強 姦、殺戮が繰り返されました。南京において虐殺された市民、捕虜の数は30 万ともいわれていますが、上海戦以後南京に至る過程では一体どれほどの中国 人が虐殺され、苦しめられてきたことでしょう。この野獣のような行為は「人 類史上かつてない蛮行」といわれました。
  それから66年、日本は一体何を教訓とし、何を学んできたといえるのでしょ うか。虐殺と人権蹂躙の歴史を隠しながら、この日本はいまやふたたび「戦争 の出来る国」づくりに突き進み、ついに自衛隊のイラク派兵を決定しました。 およそどのような正義もないアメリカの中東支配、イラク侵略の片棒を担ぐこ とにしたのです。実際イラクでは何が行われているのでしょうか。大量破壊兵 器を実際に持ち、実際に使用してきたのはだれでしょうか。イラクに爆弾の雨 を降らせ、イラク中を放射能で汚染させたのはだれでしょうか。イラクの人々 を虐殺し、子ども達を実際に苦しめているのはだれでしょうか。
  さらにまた、日本は歴史から何も学ぶことなしに、朝鮮民主主義人民共和国 (北朝鮮)との関係を緊張させ、中国で問題を起こし続けています。
  66年前南京で大虐殺が行われているときに「南京陥落万歳」を叫んで日の丸 をうちふり、提灯行列で祝った国民は、こうしてそのまま反省することのない 66年後を迎えようと言うのでしょうか。
  いま私たちは、報道されない戦争の実相に眼を向け、被害者の声を直接聞き、 ともに考える集会を持ちたいと思います。ふたたび恥ずべき虐殺、蛮行の歴史 をくりかえさないために、ともに考えともに歩まれますよう皆様のご参加と ご賛同をお願い申し上げます。

1.集会名称
南京大虐殺から66年 ―― 被害者の証言を聞く 2003年東京集会
 (副題)南京からイラクへ 報道されない戦争の実相
2.開催日時・場所
日時:2003年12月14日(日)午後1時〜午後5時
場所:社会文化会館第一会議室(160名収容)(地下鉄永田町徒歩10分)
3.集会内容
【被害者証言】葉林根さん(上海宝山)
 同行者:王偉民氏(南京大虐殺紀念館副館長)
【講演】
 陳賢明氏(上海淞滬抗戦紀念館副館長)
【パネルディスカッション】
 増子義久氏(元朝日新聞記者)・相澤恭行氏(イラク「人間の盾」)・福田昭典(ノーモア南京の会)
 ※会場費 1000円、留学生500円、高校生以下無料
 ※集会の後、追悼デモを行います。
4.賛同のお願い
(賛同金) 団体:1口5,000円  個人:1口1,000円
(振込先) 12月集会実行委員会
(番号)0170−3−87807
5.主催:2003年東京集会実行委員会
(連絡先:ノーモア南京の会:東京都文京区小石川1-1-10-105人権問題研究所気付
 TEL/FAX 075-645-8561(龍谷大学田中宏研究室))


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