「ふたたび戦争をはじめないために
南京1937→2001東京」集会
への賛同・参加をよびかけます
皆様の平和への日頃のご努力に敬意を表します。
今年は南京大虐殺から64年を迎えます。私たちは、1997年南京大虐殺60カ年以降、
毎年12月13日前後に、生存者を招いて証言を聞き、南京大虐殺をふたたび繰り返さない
ための集会と追悼デモを行ってきました。
64年前、日本は「暴支膺懲(暴れる中国をこらしめよ)」を掲げて、中国の首都南京を
占領し、掠奪、放火、強姦、虐殺など、その非人間性と規模において歴史上他に類がない
「南京大虐殺」をくりひろげました。このとき日本の民衆は、南京陥落万歳を叫んで昼は
「日の丸」の旗をうち振り、夜は提灯行列で祝いました。
さて、10月7日、米英軍によるアフガニスタンへの空爆が開始されました。
「正義か悪か」「ならずものを懲罰する」「新しい戦争」と、アメリカの自由と正義を守るこ
とが世界の平和であるかのようにすり替えられながら、アフガニスタンへの攻撃が強められて
います。かつての侵略戦争を美化する教科書を容認し、A級戦犯を祀る靖国神社への公式参拝
を強行した小泉首相は、まっさきにこのアメリカの「報復戦争」に支持を表明しました。
さらに小泉は、「傍観者の態度はとらない」「主体的に戦う」と憲法をも無視して、自衛隊
派兵−日本の参戦につきすすんでいます。
かつての戦争をどのようにみるのか、中国・アジアへの侵略戦争でどのような事態がひきおこ
されたのか、この歴史的事実を直視し、反省することがいまほど問われているときはありません。
いま、わたしたちは、ブッシュ、小泉とともに、またその愚を繰りかえすわけにはいきません。
「正義」の名によって進められた戦争があの南京大虐殺とよばれる悲惨な現実、天人ともに許さ
れない蛮行を生み出したことをわすれることはできません。
私たちは侵略戦争の歴史をしっかり見つめ、歴史に学び、そのようなことを決して繰り返さないために集会をもちます。
みなさまのご賛同とご参加をお願いします。
よびかけ人・団体(10月13日現在、順不動)
ABC企画委員会/中国人強制連行を考える会/中国における日本軍の性暴力の実態を明らかにし、賠償請求
裁判を支援する会/南京虐殺の否定を許さず、李秀英名誉毀損裁判を支援する会/ノーモア南京の会
1.集会名称
「ふたたび戦争をはじめないために 南京1937→2001東京」集会
2.日時 2001年12月15日(土)13時30分〜
3.場所 星陵会館(永田町)
4.集会内容
証言 : 南京大虐殺の生存者
元日本軍兵士
報告 : 経盛鴻(南京師範大学教授)
その他: リレー・トークなど
集会後追悼デモをやります
5.参加費・資料代
一般 :1000円
中高校生・留学生 :500円
6.賛同金
個人 1,000円
団体 5,000円
7.今後の実行委員会予定
・プレ集会
日時 : 11月5日(月)18:30〜
場所 : 江東区総合区民センター 6F第2会議室
講演 : 『いつかきた道を繰り返さないために
−南京大虐殺と日本人の精神構造』
講師 : 津田道夫さん(評論家)
・第2回実行委員会:11月5日(月)のプレ集会後にうち合わせ会議
・第3回実行委員会:11月19日(月)江東区総合区民センター
7F第4会議室
8.主催:
「ふたたび戦争をはじめないために 南京1937→2001東京」集会実行委員会
連絡先:東京都小平市学園西町 1−26−43 ABC企画 気付
TEL & FAX:03−3942−8612