防衛庁長官 大野功統 様 防衛施設庁長官 山中昭栄 様 那覇防衛施設局長 西正典 様 新基地建設のための沖縄・辺野古のボーリング作業強行を直ちに中止してください! 私たち日本キリスト教協議会(NCC)平和・核問題委員会は、沖縄・辺野古のボーリング作業の強行に強く抗議します。 辺野古の海は、米軍のものでも、日本政府ものでもありません。地域の住民の声を無視した国と国とのはかりごとで、いのちを産み出す「美ら海」を破壊してはなりません。サンゴやジュゴンなどの貴重な生物が生きるこの海は、地球規模で人々が守り、次代へ受け渡していかなけばならないものです。辺野古に暮らし、長年この海を守って来られ、今日も浜に座り続け、ボーリング調査に抵抗しているオジイやオバアをはじめ、多くの人々に私たちは連帯します。政府はこの声に真摯に耳を傾けてください。 今、辺野古では基地建設を何とか止めさせようと、地元住民はもとより全国から人々が集まり、作業強行を阻止しようと身を挺して闘っています。この命がけの闘いに、全国また世界各地の人々が注目しています。日本政府およびその機関が、暴力的な作業強行に突入しないようにと見守り続けてきました。今、防衛庁、防衛施設庁、防衛施設局が人々の声を無視し、ボーリング作業を強行することに、私たちは強く抗議し、作業の即時中止と、基地建設計画の白紙撤回を強く求めます。 武力で平和はつくれません。真の平和のために軍事基地はいらないのです。みなさんが、地球規模で平和をつくり出すという感性をもって働かれることを、切に祈ります。 2005年4月20日 |