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キリスト者女性ネットワーク情報

NO.40


沖縄・辺野古への新基地建設を阻止するために●

●私たちができること●

  ■■■ カンパのお願い ■■■

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【カンパ先】 ヘリ基地反対協議会

郵便振替 

  01700―7―66142

  加入者名:ヘリ基地反対協議会

振込用紙の通信欄に、「漁船チャーター カンパ」と記入し、

激励のメッセージをそえてください。

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辺野古にとんで行って一緒に座ることも大切。

でも、みなさんの居る場所でできることもあります。

至急カンパを送ってください! 

阻止するために漁船をチャーターする資金が必要です。

辺野古での闘いは今日もつづいています。

裏面に現地報告を掲載しています。

みなさんの教会でご紹介ください。そしてご協力ください。

      ■呼びかけ

日本キリスト教協議会(NCC)平和・核問題委員会/女性委員会

   東京都新宿区西早稲田2−3−18−24 TEL03−3203−0372


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■報告

辺野古に行ってきました。

9月6日から9日まで沖縄の辺野古(へのこ)に行ってきました。そこで経験したことをお知らせします。

−9月8日の防衛施設局の新聞発表

基地建設のためのボーリング調査を明日行います。場所は辺野古漁港、もしくはキャンプシュワブ。」−
その日辺野古では朝から緊迫した空気が流れていました。 今日は那覇防衛施設局が動く。4月のときのような奇襲に備えて本部のほかに何人かがそのままのテントに前日から寝泊りをしました。集合時間の7時には大分人が集まってきました。いつものようにミーティングを行い、この座り込みの約束事項の確認を行います。 非暴力の運動であること、戦争という暴力に暴力で対抗してはそれ自体が負けであること守れない人は此処から立ち去って欲しいというものでした。

次々と人は増え、辺野古漁港まえに400人、キャンプシュワブまえに100人ほど集まった11時頃、防衛施設局が馬天港という南部の港から2時間の余を掛けて辺野古沖に向かっているということがNHKニュースで流れました。NHK以外のメディアはニュースが流れてからそれを知ったようです。真正面から向かってこない卑怯なやり口でした。

朝から激しく降ったり、照ったりという中で、機動隊がやってきたらテントから出て道路に坐り込んでスクラムを組み完全非暴力で阻止しようとしていた人たちは目の前から逃げて海から回った施設局の嫌らしいやり方に憤慨。しかし怒ってる間もなく、一年前から毎週練習していたカヌー隊7艘と抗議のための舟2隻が出港しました。カヌーには20代男性から70代女性まで乗ってます。抗議船にはいざというときに海に飛び込んで阻止する「飛び込み隊(別名ぷかぷか 隊)」が10人ほど乗り込みました。

それと同じ頃、汀間(ティーマ)漁港・・・辺野古の浜の北へ20分ほどのところから防衛施設局の広報課がメディアを漁船に乗せて調査区域に連れて行くという情報が入りました。マスコミには報道の自由があるから取材しないでくれとはいえないが、施設局の人間が説明のために一緒に乗りむのはやめさせようと阻止行動に50名が出かけました 汀間では施設局課長をみんなで説得し、舟に乗り込まないと確約させ、メディアを乗せてから話し合いに応ずるというので待っていました。 しかし舟の出航後、彼らが帰ろうとしたため大阪の牧師さんが車の前に立ちははだかりました。 港の砂利の上で皆で車座になり施設局の4人と話し合いを持ちました。 地元の方言を交えて「君の家族に恥ずかしくないのか」と言われた同じうちなんちゅの課長は一瞬言葉が詰ったようです。 3時半まで雨が降ったり照り付けたりのその場所で話し合いを続けました。沖縄にはこうして丸くなって話し合いを持つということがよく行われていたようです。

4時にテントに戻り報告会。カヌー隊の危険を冒しても阻止しようとした行動に対してみなの拍手しかしボートや船に乗った人たちは悔しさを訴えました。施設局はわたしたちの抗議をかわすために、何艘もダミー船を出していた。実際に調査に必要なダイバーは海に潜らなかったし、かろうじてブイを一つ二つ浮かべただけだったが、それでも「調査が着工できた」と報道するのだろう。沖縄を馬鹿にした行動である。何故堂々とこないのだというのが全員の感想でした。必死に追いかけて旗を立てて頑張ったのに阻止できず、ダミーもいてとても悔しかったと目を赤くしていた飛び込み隊の女性。闘う相手が分かっていれば正面からぶつかれるのに、それができない、と怒りを訴えたカヌーの70歳の女性。カヌー隊・抗議船リーダーの沖縄の牧師さんは おじぃ、おばぁたちが8年間守り続けてくれていたのに阻止できなかった、ごめんなさいと泣いて挨拶していました。

船が2隻ではどうにもならない。船を持っている人は貸してして欲しいと訴えていました。また船舶の免許やカヌーを操れる人の応援を待っています舟をもっとチャーターしなければならないのでカンパも必要とのことでした。

翌日、辺野古から配信されるニュースを見ました。防衛施設局が辺野古から出港できなかったのは、私たちががんばったから。防衛施設局がほとんど作業ができなかったのは、私たちががんばったから。私たちは勝っている。」

今回辺野古に行って、あまりにも腹が立ち、また悔しく、悲しかったので、わたしは大事なことを忘れかけていました。「闘いに勝てる方法が一つだけある。それは、勝つまで続けること。」「戦争には勝者はいないと言われるが、命を守る闘いに敗者はいない。」「基地建設が白紙撤回されるとき、勝者になるのは私たちだけでなく、基地を作ろうとしてた人たちも一緒に勝者になれる。命を守ることができた、と。」前回5月に辺野古に行ったとき感じたことでした。みんながそう確信している。だからここで座り込んでいる人たちは、張りつめて緊張していながらこんなに明るく、輝 いているのだ。

ある牧師さんが言っていました。「キリストがいるなら、今、辺野古にいるに違いない」と。「これらのことを話したのはあなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」ヨハネによる福音書16章33節

命を守るための闘い、平和をつくりだす闘いを勝つまで続けていきます。辺野古のホームページは毎日更新されて現地の様子を伝えてます。東京の国会前では毎日座り込みが行われてます。

辺野古での命を守る闘いにカンパの協力をお願いします。

(NCC平和・核問題委員会 平良愛香)

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