キリスト者女性ネットワーク情報 NO.26
■■■世界祈祷日関連■■■
2004年世界祈祷日
女性たちは未来を形づくる―パナマからのメッセ―ジ
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2004年の世界祈祷日の式文編集作業がすすんでいます。「女性たちは未来を形づくる」というテーマでパナマの女性たちが準備してくださった式文を、在日大韓基督教会の女性たちが翻訳してくださいました。礼拝式文には、「形づくる」→「土をこねる」というイメージで「土の器」を用いる箇所があります。どうぞ、お楽しみに。11月の上旬には、皆さんのお手元に日本語式文(見本)が届く予定です。
パナマってどんな国?
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=歴史=
16世紀の初め頃、現在のパナマに住んでいたのは60以上の先住民部族でした。インディヘナの各部族は、グアテマラやメキシコから来たマヤ人や、コロンビアから来たチブチャ人の子孫です。1501年になると、ロドリゴ・デ・バスティダスがパナマ地峡を発見しました。バスティダスは、コロンブスの第2次アメリカ探検航海に従った船長の1人でした。1513年には、バスコ・ヌニェス・デ・バルボアがダリエン地方の山の上から初めて太平洋を目にします。1519年には、ペドラリアス・ダビラによってパナマ・シティが建設されました。ダビラはスペイン国王に任命されたゴールデン・キャッスル(今のダリエン地方)の総督でした。
スペイン人は太平洋岸に沿って中央アメリカや南アメリカを探検し領土を拡大していきましたが、その出発点になったのがパナマでした。フランシスコ・ピサロとディエゴ・デ・アルマグロによるペルーやチリの征服は、パナマで準備されました。ミシシッピ川を発見したエルナンド・デ・ソトも、旅のスタートはパナマでした。ギル・ダビラとゴンサロ・ダビラの兄弟も、パナマ地峡から中央アメリカの探検に出ています。スペインの植民地が起こした独立戦争の時代には自主的にコロンビアの一部となり、1903年に独立して現在のパナマ共和国になるまでコロンビア領でした。
1903年11月18日に調印されたヘイ・ビュノー=バリーヤ条約により、パナマ地峡での運河建設を続ける権利が米国に与えられました。パナマ地峡を横断して2つの大洋を結ぶ水路は全長82キロ(51マイル)。船が3つの水門を通って大洋から大洋へ移動するのに、平均8時間かかります。
1977年には、米国とパナマの間で新パナマ運河条約が調印されました。この条約の規定により、運河はパナマ政府に返還される
1999年12月31日まで米国パナマ運河管理委員会によって両国が共同で管理・運営することになっています。
―パナマ大使館HPより―
■■■「すべての暴力を克服する10年」関連■■■
教会「女性」会議 2003 in 東京
テーマ:「女性」をとらえ直す
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第1回の教会女性会議が開催されて15年。もはや「女性」は自明なことでもなく、また、一括りにできることでもなくなりました。ですから、今年のテーマは<「女性」をとらえ直す>です。プログラムも、「女性」たちの多様なタレントや、それぞれの場で担っている活動や関心を活かせるものにしました。豊かな出会いを経験して、「さむーい冬」を乗り切るエネルギーを与え合いましょう! ご参加をお待ちします。
日時: 9月21日(日)午後7時〜23日(火・祝)正午
会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)
参加費:2泊3日(食事別)8,000円
(子ども・小学生以上はベッドつき6,000円・幼児ベッドなし1,400円)
通い参加3,500円プログラムは、グループプログラムを中心に展開されます。
グループプログラム
A−1 まな−日用の糧−
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●主催者: 〓宣恵(ペ ソネ)
●内容紹介: バリバリのキャリアウーマンと見られていた女が、韓国の家庭料理店を創業するに至った。そのココロは? その経緯と目指すものに関して。
A−2 アジアの女性たちとの連帯・自立支援のあり方を考える
●主催者:木原葉子
●内容紹介:タイ北部の少数山岳民族カレンの女性たちの布織物を生かした自立支援に関わりながら感じること、考えること、今ぶつかっている問題点、今後の展望などをご紹介しつつ、広く、アジアの貧しくされた国・地域の女性たちの自立を支援し、連帯してゆこうとする時に、どのような姿勢が求められるのか、参加者の方々とご一緒に考えたいと思います。ビデオを見ます。
B−1 ハワイのアロハ文化を体験−フラを踊ってみよう
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●主催者:松田任世(ジーンズアロハスタジオ主幹)
●内容紹介:踊れば分かるアロハの世界。1曲、通して学びます。当初私を悩ませた、ハワイの女性観をとりあえず知って欲しいのです。
B−2 牧師夫人と呼ばないで
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●主催者:秋山綾子・崔好子(チェ ホジャ)、その他増えるかも?
●内容紹介:法的結婚の有無に関わらず、一人の牧師と共同生活を送る人、また時として単身の教職女性にも期待されてしまう「牧師夫人」役割。それによって息苦しさを感じている人は多いはず?(共に語りませんか?)。教会が作り上げてきた「牧師夫人」という概念と、それを支える構造を問い直し、私が「わたし」を活き活きと生きる道を探ります。
B−3 ゛教会女性会議゛15年の振り返り。
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●主催者:北村恵子
●内容紹介:「過去15年を振り返り、どんなテーマに取り組んできたか、どんな思いで参加してきたか、今後の展望を語り合いたい。
C−1 東京ディズニーランド・パーフェクト(?)ガイド
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●主催者:有森和可奈
●内容紹介:20周年を迎えた「夢と魔法の王国」東京ディズニーランド。しかし、そこは20年変わることなく再生されつづける差別と偏見で満ちています。この次、ディズニーランドにお出かけの際に、ぜひチェックしていただきたいポイントと、ディズニーランドの裏技をご案内します。
C−2 セクシュアリティ・ワークショップ
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●主催者:ちづ
●内容紹介:レズビアン、ゲイ、同性愛、バイセクシュアル、両性愛、トランスセクシュアル、トランスジェンダー、性同一性障害、GID、FTM、MTF、トランスベスタイト、異性装、インターセックス、半陰陽、異性愛、Aセクシュアル、ノンセクシュアル、ポリセクシュアル、セクシュアリティ、ジェンダー、ジェンダーアイデンティティ、フェミニズム、ポリガミー、モノガミー、1対1幻想、などなど、セクシュアリティを語るためには、たくさんの言葉があります。それらの言葉について学びながら、自らのセクシュアリティを知るためのワークショップです。ちなみに主催者は、トランスセクシュアル・レズビアンです。
C−3 日本キリスト教史を学ぶ者として
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●主催者:枝光 泉
●内容紹介:戦時下の歴史をふまえて、今を生きることの大切さを皆様と分かち合いたいと思います。
D−1 バーン サバイの活動から
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●主催者:早川文野
●内容紹介: バーンサバイは、日本から帰国したHIV/AIDSのタイ人のためのシェルターとして、2002年7月開設しました。1人1人が抱える問題は重く、深刻です。それぞれの意思や状況に応じて、自立のためのサポートを行っています。(家族や関係機関との連絡、医療や社会福祉サービスの情報提供など)。活動の報告と、わたしたちがどのように連帯していけるのか、一緒に考えたいと思います。
D−2 シネマに見る「女性」たち
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●主催者:上田律子
●内容紹介:「わたしが映画から受けとめてきたこと」ということで話をします。そのあと映画を一本観てから参加者で感想を語り合いたいと思います。映画を観るので終了は9時30分の予定。
E−1いつになったら謝罪してもらえる!『慰安婦』問題
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●主催者:荒井眞理(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク元事務局員)
●内容紹介:今年5月に韓国で開かれた「女性国際戦犯法廷」国際連帯会議で元「慰安婦」のおばあさんが発せられた言葉を課題として受けたいと思います。「法廷」はますます高い評価を受ける一方、当のおばあさんたちの現実と要求は変わっていません。一過性の問題ではない、ひとりひとりの女性たちの人生に対して私は何者で、何できるのか、自問自答しています。新帝国主義アメリカによる独り善がりな戦争が、次々に繰り広げられ、真の反省に立つ謝罪を自らの歴史上に知らない日本がそれに軽く乗っかって戦争の出来る国作りを進めている現実は、ことさらに彼女たちを傷つけていないでしょうか。などなど、ビデオを観ながら皆さんと話し合いたいと思います。
E−2 「牧師」という「お仕事」―教会のジェンダー秩序と異性愛規範を問う
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●主催者:八木かおり
●内容紹介:A「あのさあ、女性教職って、「牧師」なんだと思う?」
B「何を言い出すかと思えば。え、だってあんたそうじゃん。」
A「そりゃ、あなたはわたしを知ってるけど。例えば初めて会った人に、わたしが「牧師です」って自己紹介したときの相手の反応っておもしろいけどさ、でも同時にいかにいわゆる「牧師像」とはかけはなれた見えない存在なのかってことを思い知らされるんだよね。で、大抵、単に個別性ってところで終わっちゃうの。」
B「んーと、教会では何らかの「牧師像」ってのがあらかじめ想定されていて、そこで、女性教職は無意識のうちに「例外」として認識されるってこと?」A「そう。目の前にいても忘れられる。よくて?「男」に「格上げ」される(笑)。」
B「じゃあ、「牧師」ってのは、「男」の「お仕事」だと?」
A「もちろんいろんな個別のシチュエーションがありつつ、だけど大枠としてそう理解されてるんじゃないか、それってどーなん?を一度みんなで考えてみたいの。」B「ってことらしいです。ちなみにどうも、この私は信徒なんだか教職なんだか。この人ってば、今いちそこら辺がいいかげんです。だけどそこはまあ、この会議のいいところよね?」
A「ってことにしておきます(笑)。ってーか、そこで考えたいと思ってます。」
申し込み・問い合わせ先
まずは電話を!
教会「女性」会議実行委員会 090−9028−1040(川本)、090−4592−1216(大嶋)
宿泊は、あと数名の空きがあります。
グローバル・ピース・マーチ
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9月13日、東京・芝公園に集まろう!
市場の暴力と戦争の殺戮を食い止めるために
公正で、平和な世の中をつくるために
同じ悩み、同じ不安、同じ願いを持つ世界と人々と
手をつなぐために
日時:9月13日(土)12:30〜(15:30〜マーチ出発)
場所:芝公園23号地(東京タワーの下、東京プリンスホテル横)
- 私たちの足元がゆらいでいます。自殺者が5年連続して3万人を超えました。一日当たり100人です。働きたくても働く場のない労働者、失業予備軍と化した若者たち、増え続けるホームレスの人々、年金も健康保険も当てにならず、農林漁業は衰退し、山村が次々消えています。商店街はシャッター通りと化し、伝統的な地場産業や老舗店が消滅しています。ダム、道路、空港建設の強行など地域やくらしへの直接的な暴力もきわだっています。福島県の郡山では一民間会社であるドコモが地域社会の願いを暴力的にねじ伏せ、携帯電話の鉄塔建設を強行しました。地域でも職場でも、状況はいっそう深刻になり、人々を不安に陥れているのです。
- 私たちを襲う"足元の不安"は、貧困・飢餓・人権侵害・環境破壊といった形をとって世界中に広がっています。その根源を探っていくと、市場原理主義を掲げ、規制緩和や効率化を人々に押し付けるグローバリゼーションの暴力という共通の根っ子にぶつかります。生命も自然も文化も、すべてのものに値札がつけられて売り物となり、世界を駆け巡る、そんな時代に私たちは生きています。本来その地域に住む人々のものであった自然環境も地域資源も、そして文化や人材までも、カネ(資本)があり力のあるものに吸い上げられてしまい、富むものがますます肥え太り、貧しいものはいっそう貧しくなっていくという現実がいま、世界を覆っているのです。
- グローバリゼーションがもたらす"不安"は人々の絶望を誘い、紛争とテロリズムを生み出します。しかし、強者とりわけ米国はそのことを決して認めず、逆にテロを口実にしてアフガニスタンやイラクで「大量殺戮兵器」を使って、罪なき人々や子供たちを殺しています。
- また"不安"は強者への依存に人々をいざないます。日本では人々のそうした気持ちに付け込むように、政府の手によって「戦争のできる国」づくりが着々と進んでいます。朝鮮半島有事を言い立て、国民総監視体制と有事法制を完成させた小泉政権は、イラクを占領する米軍支援のために、戦後60年人々のたたかいによって曲がりなりにも食い止めてきた「日本軍隊の海外派兵」を決定しました。私たちは、国のうちそとを問わず、人々に銃を向ける軍隊をもつに至ったのです。
- いま経済のグローバリゼーションと軍事のグローバリゼーションがひとつながりとなって私たちのくらしの足元をゆさぶり、いのちの危機をつくりだしています。
- 経済のグローバリゼーションをもっとも強力に進める国際機関がWTO (世界貿易機関)です。WTOは9月10日から14日までメキシコのカンクンで交渉の一里塚ともいえる閣僚会議を開きます。このWTO閣僚会議にあわせ、世界の社会運動団体やNGOによって、"経済のグローバリゼーションと戦争政策"に抗しての国際同時行動を9月13日におこそうという呼びかけが発せられました。「グローバル・マーチ」と名づけられたこの行動は、反戦平和への意思とグローバリゼーションへの異議申し立てとを結合し、「もうひとつの世界を」めざす行動を全世界で起こそうというものです。
- 私たちもこの呼びかけに応え、日本で現に起きている地域や職場へのグローバリゼーションによる暴力に異議申し立て、そうではない社会づくりを提起する同時に、米英軍のイラク占領やその地への自衛隊の派兵に反対していくこと、朝鮮半島の平和を求めることなどを軸に、この「グローバル・マーチ」を東京で取り組んでいきたいと考えます。
主催:9・13グローバル・ピース・マーチ実行委員会
連絡先:ATTAC(アタック)Japan TEL03−3813−6492
日本カトリック正義と平和協議会も賛同団体の一つです。当日は「ピース9の会」がブースを出されますので、立ち寄ってくださいね。
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発信:NCC女性委員会
東京都新宿区西早稲田2−3−18−24
TEL03−3203−0372
FAX03−3204−9495
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西原美香子
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