キリスト者女性ネットワーク情報 NO.30

■■■ 世界祈祷日関連 ■■■

 

●「モラ」って?

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 モラは、いまや世界的に有名なパナマの土産で、サンブラス諸島 などに住む先住民のクナ族の女性が作る民族衣装を起源としています。モラとは、クナ族女性のブラウスの腹と背中に縫い付けられてる「飾り布」のこと。クナ語では、モラは服のことを意味していますが、「飾り布」を指す用語ともなっています。

 原色の布で描かれた自由奔放な鳥や花などのデザインで、明るく生命力にあふれています。デザインの特徴は、身の回りの動植物や神話に題材をとったモチーフが縁取られており、隙間がないように布全体に模様が入っていることです。モラの魅力が世界的に有名になり、1980年代から多くの観光客がサンブラス諸島に押し寄せるようになりました。

 クナ族が作るモラは、売るためのモラ(アメリカ人受けを狙って大きなアップリケがあったりする)と自分たちが身に付けるためのものがあります。普段身につけるモラは、簡単に作れて動きやすいように、薄手2枚の布を使用しただけのものが多いようです。おしゃれ着としてのモラは、趣向を凝らし、様々な色を用いたものです。儀式では伝統模様のモラを着ます。

●モラの作り方(パナマの伝統的な作り方)

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 基本的な縫い方としては、土台となる布の上に、図案を描いた布を重ね、下の布を切らないように切り(図案を描かず切ることもあります)、布端を折り込んでたてまつりで縫うというものです。何枚も重ねる場合は、上へ上へと重ねて縫っていきます。

 下へとくり抜いて行く場合は、モチーフやモチーフの外側を埋める目的で三角やスリット、目の部分のドットなどありますが、モチーフのラインを出すときには使いません。

●モラの歴史

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 クナ族は、文字をもたなかったこともあり、確かな起源は分からないといいますが、次のように推測されています。 スペイン侵略以前、女性は、膝丈の腰布で上半身にボディ−ペインティングをしていました。 1699年に、Waferという人が、次ぎのように書いています。「女性は,画家であり、ボディーペインティングを非常に楽しみにしている。彼女らが好きで最もよく使う色は、赤、黄色、青で、それらは非常に明るく美しい。彼女らは、ある種の油に染料を混ぜて、ひょうたんの中に保存しておき、そして、木の棒で、体の全体の肌に(特に顔)、鳥、動物、人、木あるいは木のようなものの図を様々な向きに描く。しかし、図は、それらが表すもののように異常ではなく、彼女らの空想が導いたような別の次元に属するものだ。」なお、隣の先住民族であるウォウナーン・エンベラ族は、今でもボティーペインティングをしています。

 18世紀中頃には、交易で手に入れた布地を用いた腰布に模様を描くようになりました。1700年から1757年に追放されるか殺されるかされたフランスのユグノー教徒が、サンブラスの人々の間に持ちこみ根付いたのかもしれません。次第に、サックドレスで上半身を覆うようになると、腰布の模様が隠れるようになります。そのため、サックドレスの裾に別色の布が帯状に付けられ、さらに刺繍が施されるようになったのがモラの始まりです。その後、刺繍の部分が広がってスカートの部分がモラでできたワンピースのようになり、1880年代にプリント模様のスカート生地が出まわると、モラの部分はブラウスに移りました。

●モラのシンボル

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○ギザギザ模様:クナ族の繁栄のシンボルである「へその緒」を表すシンボル 
○Y字:家をはじめすべてを支えるもののシンボル 
○卍模様:薬草がシンボル化したもので、悪霊から人間を守る精霊を表す

●伝統的モラのモチーフ

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 国土の霊(一般にはクリスマスツリーと呼ばれる)、小さい鷹(民族の存続をかけた戦いの象徴)、虹(神が空にかけた旗といわれる虹。豊穣と大地や女性の成熟を意味する)、魚を捕る鳥、エイ、カエル、人の連続模様、種子、鳥の精霊、果物を取る人、猿(神様のお告げを伝える使者)、迷路(人生、天国への道)亀(この世が大洪水に襲われた時に、亀が動物を背中に乗せて避難したという伝説がある)など多数あります。

(以上、モラの情報は、http://www.hat.hi-ho.ne.jp/heart_thoughts/panama/mola.htmlより抜粋)


■■■ 「すべての暴力を克服する10年」関連 ■■■

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台湾の元「慰安婦」裁判  傍聴を!

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日時 2月9日(月)11:00

場所 東京高等裁判所818号法廷(予定)

   地下鉄「霞ヶ関」A1出口すぐ

   有楽町線「桜田門」下車 徒歩3分

2002年10月の東京地裁の事実認定もなかった敗訴判決から1年数ヶ月、審理らしき審理もないまま控訴審判決をむかえることになりました。9人の原告のうち、すでに2人が亡くなりました。今回、控訴審判決にのぞむ阿媽たちは、大きな決意とともに来日します。みなさん判決を注視してください。

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報告集会

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日時 2月9日(月)18:00〜20:50

場所 東京ウィメンズプラザ2F

   地下鉄「表参道」駅B2出口から徒歩5分

・判決報告 ・阿媽・婦援会からのお話 ・「慰安婦」問題解決への道―台湾の調査・研究から―

主催:台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会 FAX03−3686−1954、03−5166−0191(東京告白教会気付)

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予告 

エリザベス・シュスラー・フィオレンツァ連続講演会・・・詳しい情報は、またお知らせします

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12ヶ国語に翻訳され、世界中で読まれている『彼女を記念して―フェミニスト神学によるキリスト教起源の再構築』(1983年)の著作、エリザベツ・シュスラー・フィオレンツァ(ハーバード大学神学部教授)の初来日に際し、連続講演会が開催されます。

@ 3月23日(月)18:30〜20:30
    会場:大阪・日本キリスト教団東梅田教会
    演題:「愛はすべてを耐える・・・本当に?」
    会費:有料

A 3月26日(金)18:30〜20:30
    会場:京都・ノートルダム大学 
    演題:「「女性」のエクレシア:真に民主的な想像力と創造力に向けて」  
    会費:無料

B 3月28日(日)10:30〜11:45
    礼拝説教:国際基督教大学教会
    説教題: 「暴力に打ち勝つイースターへ」

C 3月29日(月)18:30〜20:30
    会場:東京ユニオン・チャーチ 
    演題:「フェミニスト神学はなぜ必要か?」
    会費:有料

D 3月31日(水)14:00〜16:00

    会場:東京・上智大学10号館講堂

    演題:「ソフィアのパンか真理の石か?:闘いの場としての聖書解釈」
    会費:無料

ただ今、資金や広報など、共催・協賛・協力してくださる団体・個人を募集中。
問合せ先:FAX03−3922−3614
日本聖書神学校気付 「エリザベツ・シュスラー・フィオレンツァ講演会実行委員会」(代表:山口里子)
Eメール:nccj-education@cello.ocn.ne.jp

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自衛隊のイラク派兵中止を求める

宗教者の首相官邸への祈りの要請行動

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1月26日、宗教者ネット事務局に750筆の「自衛隊イラク派兵中止を求める」署名が集まっています。(前回までの提出署名は合計5880筆) 政府がイラク派兵を強行している今、第3回目の署名提出行動を行いたいと思います。祈りの要請行動へのご参加をおねがいします。

日時 2月6日(金)
 12:00〜12:30 「衆議院議員面会所」 集合
 12:30〜13:00  首相官邸前祈りの要請行動
 13:00〜14:00  衆議院第2議員会館前路上集会
首相官邸への要請行動には、キリスト教のカトリック、プロテスタント、仏教などの代表が入ります。
○出来るだけ宗教者とわかる服装で参加ください。
○各自、できましたら、プラカード、横断幕など工夫して持ってきて下さい。
○首相官邸前で、仏教者は読経し、キリスト者は賛美歌を歌って祈りの行動を展開します。その他の宗教の皆さんは、それぞれの形
で祈りをおささげいただきます。
○当日、署名をお持ちになる方は、署名数を数えてお持ちください。

引き続き署名にご協力を!
署名用紙ご希望者は、キリスト者平和ネットHPからダウンロードくださるか、事務局へお電話ください。
http://www.jca.apc.org/~cp_net/

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