5月26日、各地のそれぞれの思いを込めた「脱原発百人署名」と「原発やめてスピード署名」を共同で提出しました。今回の最終集約分は15609名(百人署名13315+スピード署名2294)、第一次集約分とあわせて39263名の署名。今回提出できなかった分も含めて4万を越える署名が集まりました。御協力、本当にありがとうございました。これをもって「脱原発百人署名」は終了いたします。
署名運動の趣旨は、各地それぞれの思いをこめて、それぞれの責任で取り組もうでした。20種類の署名用紙が生まれました。日頃反原発運動を中心にやってない生協などでも、独自の署名用紙で取り組まれました。今回の署名運動は、主婦パワーが大きな力を発揮しました。知人・友人を通じてネットワークが広がり、生協や自分の住む地区の労働組合へ働きかけたり、雨の日も街頭署名を行ったり。豊中から箕面へ、そして名古屋へ静岡へと、草の根の熱い思いが「連鎖反応」していきました。高レベル核廃棄物の地層処分場として狙われている岐阜からも、お母さん達から多くの署名をいただきました。樋口健二氏の「事故翌日の東海村」の写真や、ペンギンペリ館さんのチェルノブイリの写真の展示会とあわせて署名を訴えたり、地域にハガキ署名の新聞広告を折り込んだりと工夫をこらした取組もなされました。
署名活動を通じて、新しく、そして、とてもすがすがしい草の根のエネルギーを強く感じました。東海村臨界事故以降、政府はこれまでのように強引に原発を推進することはできなくなりました。脱原発への転換を一歩一歩押し進めていきましょう。「百人署名」運動で得た、新たなエネルギーとつながりを大切にし、次の運動のバネにしていきましょう。
5月26日は、参議院議員会館で通産省・科技庁との交渉を行いました。美浜の会、綿毛の久保さん、静岡の寺田さん、うさぎの会、大阪大学原発を考える会、東京からはふくろうの会、品川の女達、スピード署名を共同提出した東井さん達、資料情報室、グリーンピース、福島からも参加されて総勢16名で果敢に交渉を行ってきました。その後、紹介議員になって下さった6名の議員室を手分けしてまわり、署名の請願をお願いしてきました。衆議院の解散前だったので、署名は7月の次期国会に提出してもらうことになりました。今回提出できなかった署名は、6月末に集約して提出します。最後に通産省と科技庁の記者クラブで記者会見を行いました。
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