原子力安全・保安院への質問書 |
高浜3・4号機使用済燃料貯蔵ピットの臨界の危険性について |
関電の評価方式は米国の規格(ANSI/ANS)に沿っていないことが判明 |
では、どのような判断基準に沿っているのか明らかにしてください |
原子力安全・保安院 御中 原子力発電安全審査課 御中 |
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2010年11月26日 グリーン・アクション 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 |
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私たちは、関西電力(関電)の高浜原発3・4号機の使用済燃料ピットAエリアで臨界事故が起こるのではないかと強く懸念しています。使用済燃料ピットでは、六ヶ所再処理の行き詰まりの結果、燃料をぎゅうぎゅう詰めにするリラッキングの措置がとられ、さらにそこに高浜1・2号機の高燃焼度燃料が貯蔵されるようになったからです。しかも、3号機のAエリアだけで、満杯になれば約8炉心分の使用済燃料が貯蔵され、そのピットのある建屋は格納容器の外に位置しています。 関電の評価結果によれば、基準値0.98に対して臨界評価値は0.977とわずか0.3%の余裕しかなくなってきています。しかも、その臨界に関する評価方式がどうなっているのかについて、強い疑問が生じてきました。 臨界に関する評価あるいは審査の基準がどうなっているのかについて、原子力安全・保安院審査課はこれまで電話で次のように答えてきました。
この点について私たちは、11月18日に関電と詳細に議論しました。議論の対象は、上記「コメント回答(その2)」の7-4頁表1及び7-5頁表2についてです。その結果、次の事実が判明しました。
これらを踏まえて、以下の質問を行います。
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2010年11月26日 グリーン・アクション 代表:アイリーン・美緒子・スミス 京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表:小山英之 大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581 |
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(10/11/26UP) |