ベルゴニュークリア社製MOX燃料についての
データの信ぴょう性と燃料の健全性判断に関する質問書


刈羽村長 品田宏夫 殿

 お忙しいところ、私達の質問書に対する回答をありがとうございました。
回答を読ませていただきましたが、私達が質問書をお届けする以前と内容は何ら変わりなく、質問事項には一つとして答えていただいてないと判断せざるを得ません。
 再度、以下の質問をしますので、質問項目ごとの明確な回答を8月16日までに文書にてお寄せくださるようお願いいたします。

質 問 事 項

1. ペレット外径データの信ぴょう性について
 コンピュータ上で「図示されたペレットのデータはいずれも規格どおりの外径寸法を示しており、指摘されたようなデータ改ざんがないことを確信した」と記者会見で貴殿は述べています。
(1) 図示されたのはどのようなデータですか。グラフであれば、縦軸と横軸はそれぞれ何をしめしていましたか。
(2)「指摘されたようなデータ改ざん」とはどのような改ざんのことですか。
(3) ご存知のように、ペレット外径のデータ改ざん問題は高浜原発用MOX燃料に関するBNFL社の不正から始まっています。高浜原発でのMOX燃料データ不正と類似の不正がないことはどのようにして確認できたのですか(例えば、高浜4号用ロットP783の不正と類似の不正が絶対にないことはどのようにして確認できますか)。
(4)外径データが規格どおりであったとのことですが、そのデータが不正によって規格どおりになったのではないことは、どのようにして確認できたのですか。

2. 燃料の健全性について
燃料の健全性について確認したとのことですが、例えば、プルトニウムスポットについてはどのようなデータをみたのですか。それによってどのように燃料の健全性を確認したのですか。

2002年8月7日
                              刈羽村生命を守る女性の会


(付記) 明確な回答をいただけない場合、次を要望します。
1.記者会見等で発表した「データの信ぴょう性と燃料の健全性を確認した(確信した)」との判断を訂正する。



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