(資料1)

ベルゴニュークリア社製MOX燃料についての
データの信ぴょう性と燃料の健全性判断に関する質問書

 刈羽村長 品田宏夫 殿

 新聞報道によれば貴殿は、ベルゴニュークリア製のMOX燃料に関し、7月11日に記者会見を行い、「生データを含め確認し、データの信ぴょう性と燃料の健全性を確認した」との判断を示しています。
 この貴殿の判断について以下の質問をしますので、7月30日までに文書で回答をお寄せ下さるようお願いいたします。

質 問 事 項

1. ペレット外径データの信ぴょう性について
 コンピュータ上で「図示されたペレットのデータはいずれも規格どおりの外径寸法を示しており、指摘されたようなデータ改ざんがないことを確信した」と記者会見で貴殿は述べています。
(1) 図示されたのはどのようなデータですか。グラフであれば、縦軸と横軸はそれぞれ何を示していましたか。
(2) 「指摘されたようなデータ改ざん」とはどのような改ざんのことですか。
(3) ご存じのように、ペレット外径のデータ改ざん問題は高浜原発用MOX燃料に関するBNFL社の不正から始まっています。高浜原発でのMOX燃料データ不正と類似の不正がないことはどのようにして確認できたのですか(例えば、高浜4号用ロットP783の不正と類似の不正が絶対にないことはどのようにして確認できますか)。
(4) 外径データが規格どおりであったとのことですが、そのデータ不正によって規格どおりになったのではないことは、どのようにして確認できたのですか。

2. 燃料の健全性について
 燃料の健全性について確認したとのことですが、例えば、プルトニウムスポットについてはどのようなデータを見たのですか。それによってどのように燃料の健全性を確認したのですか。

2002年7月26日
刈羽村生命を守る女性の会




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