民意は住民投票で示されました−結果の尊重が基本です。三者会談(市長、村長、知事)で住民投票の結果はくつがえせません。 誘い合って今日こそ市民会館前広場に集って、夕暮れの町に、「プルサーマルはいりません」の、柏崎市民の本当の声を響かせましょう。
「村長も市長も、投票結果を尊重する責任があります」 一年前、刈羽村で行なわれた住民投票で、刈羽村民はプルサーマル反対を選択しました。この結果は、単なる世論調査ではなく、条例に基づいて確定した重みのあるものです。そこには、村長は、この投票結果を尊重しなければならないと、はっきりと決められています。ですから、住民投票ののち、村長も結果を尊重して、プルサーマルは受け入れられないと宣言し、市長、知事もその決定を納得したわけです。また、柏崎で市民の判断を聞いていない以上、柏崎市長もこの結果を尊重する責任があります。 「住民投票結果を覆す様な変化は、何も起きていません」 住民投票からわずか一年。品田村長は村民対話集会などを口実に、プルサーマル受け入れを決めようとしています。まったく、とんでもないことです。議会で議決し村の責任で行なわれた住民投票です。小人数の集会を口実に、「村民の意思に変化が見られた」などと、村長が勝手に判断して、その結果を変更してよい訳がありません。住民投票の結果を変更したいなら住民投票で!というのが普通の常識であり、専門家の意見でもあります。この一年、村民のプルサーマルやめてという意思には何の変化も起こっていないのです。 「三者会談で受け入れ決定は民主主義への挑戦」 住民投票の結果が、三人の政治家によって踏みにじられようとしています。そこで行なわれようとしている事は、民主主義社会ではありえないことです。七月に三者会談を開いた際には、村民の意思に変化は見られないと言っておきながら、また、八月に三者会談を開くというのは、プルサーマルの受け入れを前提にしているとしか思われません。主権者である住民の意思は、明確に、合法的に示されています。その決定を何の理由も示さず、変化したと決め付け、三人の密談でプルサーマル受け入れが決められようとしているのです。そんなことが許されていいはずがありません。 「市長、村長の訪欧は全く無意味です」 村長と市長が相次いでヨーロッパを訪問し、MOX疑惑を否定し「安全」宣伝を強めようとようとしていますが、二人の訪欧もまた、プルサーマル実施のためのパフォーマンスでしかありません。 そもそも、刈羽村では、住民投票ですでに、決着がついている事ですから村長が安全だと言ってみても意味がありません。また、専門家でないといつも言っている市長がMOX燃料の疑惑を解明してくれるなどとは、誰一人思っていないのです。二人の訪欧はプルサーマル実施のための形式を整えるためだけの税金の無駄遣いでしかありません。 「市議会の決議にこたえデータ公開が不可欠!」 MOX燃料をめぐる疑惑は、もともと、高浜原発で公開されたMOX燃料の生データにもとづいて、専門家の分析によって一部明らかになりました。柏崎用MOX燃料のデータにも疑問が出ましたが生データは公開されていません。そこで、柏崎市議会では、昨年、MOX燃料のデータ公開を求める決議をあげました。しかし、その後も、東電も経産省も疑惑解明の決め手である、手を加えていない元のデータを決して出そうとはしていません。もし、市長がMOX疑惑を解明しようというのであれば、税金を使ってヨーロッパに視察に行くのでなく、この市議会の決議にもとづき、きちんとしたデータ公開を求めるのが筋というものではないでしょうか。 「市長の訪欧もプルサーマル受け入れの儀式」 柏崎市長は、これまで、私たちとの話し合いでは、いつも専門的なことは分からないと言って、技術的な問題に答えることはありませんでした。今回の視察では、専門家も連れないで、自分と市職員一名で出掛けるといいます。東電が生データを出さないのに、その東電に案内されて市長が工場を「視察」しても何も解明できるはずがありません。柏崎市長に、疑惑解明を期待する事は無理な事なのです。これもまた、プルサーマル受け入れのために経産省が描いた?シナリオ上のパフォーマンスでしかないのです。 柏崎市長さん、市民がプルサーマルを認めているというならば、今こそ柏崎で住民投票を実施すべきです。(北岡市議のアンケート結果によると)柏崎市民の64%が住民投票を求めています。 ※「美浜の会」HPにて、最新の柏崎刈羽プルサーマル(反対)情勢などが分かります(抗議メールも出せます)。 |