シュラウドは、炉心を冷やす冷却水の流れを調整するだけではなく、燃料棒と制御棒の位置を決め、上に乗る気水分離噐等を支える役目も果たしている。 昨年、福島第二原発3号機の同じタイプのシュラウドで見つかったひび割れは、全周に及んでいた。ひび割れそのものを食い止めることはできず、柏崎刈羽3号炉で今回みつかったひび割れも、やがては全周に及ぶことは避けられない。 米国の原子力規制当局は、地震等により、シュラウドの分離、脱落という事態に至れば、炉内の冷却水の流れがおかしくなり、炉心の冷却がうまくいかなくなったり、分離したシュラウドが横にずれて、制御棒が挿入できなくなり、原子炉を止められなくなる可能性があることを指摘している。 シュラウドのひび割れが見つかった原発で、危険なプルサーマルなどとんでもない。(投稿:S) |