本日、福井県知事は、県民をはじめ多くの人々の強い懸念を押し切って、関電がMOX燃料契約に入ることを承認しました。私たちは、このことに強く抗議します。 プルサーマルの安全性は、関電の誇大広告と異なって、けっして明らかになっているわけではありません。BNFLデータ不正事件の後、関電は自ら犯した問題について、ただの一度も県民や市民に対して公の場で誤ったことも説明したことさえありません。今回の契約が2段階か否かについても、県の理解と関電の説明との間に明らかな食い違いがあります。新潟県や福島県が事前了解を白紙に戻したことが、プルサーマルへの不安の強いことを如実に示しています。知事自身が、3県知事の2003年12月9日の申入書の中で、国民の理解が不十分であることを認めています。 このような不透明な段階で、契約に承認を与えたことは、多くの人々に対する裏切り行為です。しかも、このような承認に至る過程が事実上秘密裏に行われたことに特に強く抗議します。知事は県民に対してプルサーマル問題について公の場で一度でも県民に説明したことがあったでしょうか。 私たちは、今後、プルサーマルの危険性を明らかにし、多くの人々の不安の声を集約して、あくまでもプルサーマルに反対する運動を強めていく決意であることを表明します。 2004年3月15日 脱原発ネットワーク福井 田代牧夫 敦賀市白銀町13−29 TEL:0770-22-2903; FAX:0770-24-4186 グリーン・アクション 代表:アイリーン・美緒子・スミス 京都市左京区田中関田町22−75−103 TEL:075-701-7223; FAX:075-702-1952 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表:小山英之 大阪市北区西天満4−3−3 星光ビル3階 TEL:06-6367-6580; FAX:06-6367-6581 |