関電・仏MOX燃料の輸入断念か?
品質規制満たさず、保安院は不許可へ

「電力時事通信社」11月7日の抜粋


 関西電力が仏メロックスに発注し、製造済みのMOX燃料6体が、国内に輸入出来ない可能性が高まっている。・・・経済産業省は昨年7月、MOX燃料の品質管理の強化を通達したが、それ以前に製造した関電のMOX燃料は通達の規制を満たしておらず、今後、輸入燃料体検査を申請しても不合格となる恐れがある。その場合、6体分の製造費60億円が損失となるだけでなく、膠着状態の関電のプルサーマル計画は一段の遅延を迫られそうだ。・・・・
 経産省の原子力安全・保安院は、通達の遡及適用の是非を検討中だが「プルサーマル計画のこれ以上の混乱を避けるため、品質管理には万全を期したい」(幹部)という考えに傾いており、関電のMOX燃料は不許可となる可能性が高い、BNFL製の不正MOX燃料に続き、メロックスの製品も装荷出来なくなれば、関電のプルサーマル計画は大きく遅れることになる。



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