2001.7.3 グリーン・アクション 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 |
[BNFLとの再処理契約について] 1.BNFLでの再処理が一年間以上遅れると報道されているが、遅れが生じた場合、再処理費用が増えると予測される。 (1) BNFLから再処理費用の追加要請はあったか。 (2) 追加要請があった場合、それはいつか。 (3) 追加要請があった場合、その金額はいくらか。 2.COREの報告書[BNFL & Reprocessing-The Deception of Customers Continues-June 2001]によると、液体ガラス固化施設の新しい製造ラインの建設コストも海外顧客が負担しなければならない可能性があると書かれている。BNFLからそのような要請があったか。 3.2001年3月23日、英国Heathrowで行われたBNFLと海外再処理顧客の会合の議事録では、関西電力の代表である海外再処理委員会(ORC)はBNFLに対しpremium(割り増し金、または手数料)の減額を要求している。 (1)このpremiumとは何を指すのか。 (1) premiumをどれだけ減額するよう要求したのか。 (2) 減額の要求が拒否された場合、関西電力としてはどのように対処するつもりか。 [核燃料サイクル機構での再処理について] 4.貴社は核燃料サイクル機構の東海再処理工場と再処理契約を結んでいるが (1)再処理契約を結んだのはいつか。 (2)再処理契約量は何トンか。 (3)再処理が開始されたのはいつか。 (4)現時点では何パーセントの再処理が完了しているか。 (5)再処理はいつ完了する予定か。 (6)いつ、どの発電所から何トンの使用済み燃料を搬出したか。 (7)再処理代金はすべて支払い済みか。今までの支払い額を年ごとに明らかにすること。 (8)未払いの再処理料金はあるか。未払いがある場合、その金額はいくらか。 (9)再処理で生み出されたプルトニウムは何トンか。それはどこで保管しているか。そのプルトニウムの所有権はだれにあるのか。 (10)回収ウランは何トンか。それはどこでどこで保管しているか。その回収ウランの所有権はだれにあるのか。 [MOX燃料の費用等について] 5.貴社は株主総会で、高浜MOX燃料の費用等について、BNFLからの賠償金は64億円で、その内訳はMOX燃料の加工輸送費が44億円、調査費が20億円と述べた。 (1) MOX燃料の加工輸送費44億円は高浜4号用の8体分のみの金額か、それとも4号用・3号用の合計の金額か。4号用のみの場合、3号用燃料の賠償金は請求していないのか。 (2) この加工輸送費には、再処理料金は含まれているか。 (3) 通常のウラン燃料の加工輸送費はいくらか。 (4) 調査費20億円の内訳を明らかにすること。以前新聞では、地元対策費等と報道されていたが、地元対策費とは具体的にどのような内容か。また、調査費には、その他に何が含まれるのか。その内訳ごとの費用を明らかにすること。 (5) 2001年3月に柏崎刈羽原発用のMOX燃料が輸送された。関西電力はこの輸送費を負担したか。負担したのであれば、その理由と金額を明らかにすること。 |