九州電力は昨年12月2日に玄海3号機で国内初のプルサーマルを開始しました。佐賀の人々は、これまでの運動を踏まえて、何としてもプルサーマルを止めようと、九州電力を相手取り裁判に訴えることを決意されました。メロックス社のいいなりで、ウラン燃料の安全基準より劣る粗悪な九電のMOX燃料の使用を止める裁判です。そして裁判を支えるために「裁判支援の会」への参加を全国に呼びかけられています。集会では、運動の中心を担っている石丸初美さんに、これまでの運動の経緯と裁判闘争に踏み出した思い等を語っていただきます。弁護団の冠木弁護士には、この裁判の意義について話していただきます。主催者からは、玄海プルサーマル問題の焦点について報告します。佐賀の裁判闘争に連帯し支援の輪を広げていきましょう。 私達が暮らす関西でもプルサーマルが迫っています。関西電力は、高浜3号機の9月末からの定期検査でMOX燃料を装荷しようとしています。3月頃と推測される、MOX燃料の海上輸送を止めることが現在の焦点です。昨年12月に、MOX燃料のフランス国内での陸上輸送時に、輸送容器に異物が混入していたことが明らかになりました。関電は2月3日に「倉庫の床面の木くずが混入した」とする奇妙な「推定原因」を公表しました。私達は、真の原因が明らかになるまで、海上輸送の手続きを進めないよう求めています。 福井の人々と連携して、プルサーマルを止める広範な運動を作っていきましょう。そのため、福井の中嶌哲演さんに、「もんじゅ」、プルサーマル、40年を超す老朽原発の運転等々、さまざまな問題を抱える福井の現状と、地元での長い運動の経験と思い、現在の取り組み等を話してもらいます。そこから、福井と関西の連携の在り方などを探っていきましょう。初めての人にも分かりやすいように「プルサーマルとは何か」や輸送の問題点等についても報告します。 ぜひ集会に参加して下さい。関電プルサーマルを止めるための新たなスタートにしましょう。
主催 グリーン・アクション TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581 [2010.2.5] |
||||||
(10/02/09UP) |