★場所が変更になりました。
 「大阪府社会福祉会館」→「大阪社会福祉指導センター」
 「大阪府社会福祉会館」のすぐ前の建物です。地下鉄「谷町六丁目」

ゲスト
 今中哲二さん(京大原子炉実験所 助教)
      チェルノブイリ事故の汚染実態からみた、福島県内の放射能汚染の状況
 阪上武さん(福島老朽原発を考える会)  福島第一原発の深刻な事故

 福島第一原発の事故による、放射能汚染と住民、労働者の被ばくは、日々深刻になっています。
 いま最も急を要するのは、原発周辺住民の生命と健康を守るために、避難地域を拡大し、具体的な手だてを講ずることです。とりわけ放射線の影響を受けやすい妊婦や乳幼児が優先されるべきです。

 放射能汚染は、大気、土壌、水、野菜、原乳、そして海にまで広がっています。とりわけ原発から北西40qの飯舘村の土壌汚染(セシウム)は、チェルノブイリ事故時の強制避難区域の数倍にも達しています。事故は週間たっても収束の目処さえたっていません。それどころか核燃料が溶融し、圧力容器までもが損傷し、高濃度の汚染水がタービン建屋に流れ込むなど、事態は一層悪化しています。むき出し状況になっている使用済燃料プールからは、放射能が放出し続けています。

 それにもかかわらず、政府は避難区域の拡大を行うことなく、20〜30q圏内でさえ、「屋内退避」「積極的自主避難」のままです。避難させるのではなく30q圏内にとどめて、欺まん的な健康診断でごまかしています。高濃度に汚染された野菜などを食べても、大気中の放射線量が上がっても、「直ちに人体に影響ない」「長期間汚染が続くか状況を見極める必要あり」等と、3週間も「安全宣伝」を繰り返しています。内部被ばくの危険や、晩発性のガンや白血病等々の健康被害のリスクを全く語りません。周辺住民や農業や酪農に従事する人々の不安や恐怖、苦悩を全く省みることもない無責任をこのまま許すわけにはいきません。
 政府、電力・原子力産業、学者、マスコミを総動員した「原発の安全神話」は、取り返しのつかない犠牲を伴って崩壊しています。生きるためには、脱原発に政策を転換させるしかありません。

 ゲストの報告やこれまでの取り組みを踏まえ、いま私たちは何をなすべきなのかを討論し、具体的な方向を見いだしていきましょう。
◆場所が変更になりました。
◆日時:4月9日(土)開場pm1:15 1:30〜4:45
◆場所:大阪社会福祉指導センター 5階 多目的ホール
  (机あり200名、イスのみの場合300名)(地下鉄「谷町六丁目」徒歩5分) <地図>
◆参加費:一般 700円/大学生以下 300円
◆内容
 ・今中哲二さん:福島県内の放射能汚染の状況
 ・阪上武さん:原発事故の深刻な状況
 ・主催者からの提起と討論
   厚労省交渉等を踏まえて、当面の運動の提起と討論、
   各団体・個人の取り組みの交流など

主催
 グリーン・アクション
   京都市左京区田中関田町22-75-103  TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952
 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
   大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階  TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581

(2011年3月31日)