土田・日石・ピース缶爆弾事件国賠 |
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原告
堀秀夫・E.R・榎下一雄・M.N原告代理人
遠藤昭・森本宏一郎・芳永克彦・尾嵜宏 他11名被告
国・東京都事件の概要
1969年〜71年にかけて、いわゆる土田・日石・ピース缶爆弾事件発生。土田国保(前警視総監・当時警視庁警務部長)宅での小包郵便爆発(夫人死亡)事件を頂点として、犯人逮捕に焦る捜査当局は、73年に入り、これらの事件の「犯人」として無実の18名を次々とでっち上げ逮捕、起訴した。刑事裁判は、一審二審とも無罪。検察は上告を断念し、無罪が確定した。提訴内容
1988年12月、東京地裁に提訴。恐るべき冤罪の担い手である警察、検察の数々の違法行為(捜査、逮捕、勾留、起訴、控訴維持等全般)に対し、その責任を追及し、2億円の損害賠償を請求。また、全国紙への謝罪文掲載も同時に要求している。裁判経過
1989年2月、第一回弁論。以後弁論は休止状態に入る。膨大な刑事裁判確定記録の謄写は裁判所の勧告もあり、被告国側が飲んだものの、後任代理人が途中で「そんな約束は聞いていない」とゴネる始末。しかしその場逃れは通用するはずもなく、ようやくにして謄写終了。95年10月より再開。その後一審では敗訴し、原告が控訴している。連絡先
東京都中央区築地3−14−6
尾嵜宏(代理人・弁護士) TEL03−3248−0660