総監公舎国賠

原告
福富弘美・二瓶一雄・須藤正・桐野敏博・外狩直和

原告代理人
後藤昌次郎・伊藤まゆ・大口昭彦・竹内康二・磯貝英男

被告
日本国・東京都・山本達雄(起訴検事)・松永寅一郎(捜査主任官)

事件の概要
1971年8月7日未明、警視総監公舎に「爆弾」を持って侵入した男を警備の警官が発見したが、逮捕に失敗。三ヶ月後、原告らを架空の別件で逮捕、一部の自白により別件・本件とも起訴。83年3月9日、東京地裁で完全無罪、検察側控訴不能で無罪確定。

提訴内容
1986年3月8日、東京地裁に提訴(民事二六部に係属)。別件逮捕以前からのでっちあげ捜査全体、各逮捕、勾留、取り調べ、起訴、控訴維持の全過程に置ける被告らの違法行為と責任を追及。

裁判経過
86年9月以来、刑事審における検察側隠匿証拠の提出をめぐるやりとり(結局提出せず)。89年9月〜90年12月、原告側主張を展開、91年1月〜95年1月、原告側再反論。95年中は証拠整理。国に計300回余分の公判調書を含む刑事審記録を提出させる。96年3月から証人尋問を開始。97年1月14日、一審は「警察官による違法な取り調べがあった」として、都に300万円の賠償命令、しかし「起訴に違法はなかった」として国や個人への請求は退けた。双方控訴。

連絡先

〒194-0204 町田市小山田桜台1-10-50-401 
            福富弘美
 TEL:042-798-7040 FAX:042−798−7041
   

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