痴漢デッチあげ事件沖田国賠

原告
沖田光男

原告代理人
鈴木亜英 吉田健一 林勝彦 山口真美 安原幸彦 佐藤誠一 生駒巌 今村核 鈴木剛 飯田美弥子 篠原靖征

被告
国(検察)、東京都(警察)、ウソの被害申告をした女性

事件の概要
1999年9月、JR中央線の電車内で携帯電話をしていた女性に止めるよう注意した私(原告沖田光男)が逆恨みされ、駅前歩道を歩いていたところを、女性の虚偽の通告を真に受けた警察官に「痴漢の現行犯」(都条例違反)で逮捕され、3週間立川警察署に留置、自白を迫る取調べを受けた。事件は嫌疑不十分で釈放され、不起訴となった。3年後、国、東京都、女性の3者を相手に損害賠償訴訟を起こす。

提訴内容
2002年4月19日東京地裁八王子支部に提訴。警察官の現行犯逮捕の違法、検事の勾留請求の違法、女性の虚偽申告等を訴え、慰謝料1130万円の賠償を求める。

裁判経過
第1回口頭弁論(2002/7/22)原告弁護団および原告の意見陳述。第2回口頭弁論(2002/9/30)国側、準備書面提出。2日後東京地検「捜査記録を廃棄していた」と発表。 第3回口頭弁論(2002/12/9)原告弁護団が記録廃棄問題で国に釈明を求めるも、「本件訴訟と 関係ない」と拒否。第4回口頭弁論(2003/2/10)記録廃棄問題で文書提出命令を申し立て。原告弁護団、取り調べの実態を暴露。第5回口頭弁論(2003/4/14)原告弁護団、法的側面から違法性論ず。裁判所、国側再反論期限を5月中旬とす。第6回口頭弁論(2003/6/9)原告意見書(2)に対する国側の意見書期限を7月25日とする。国が犯行の再現状況報告書を提出し、第8回(2005/2/14)より口頭弁論を再開。判例時報1882号(2005/4/1号)P.25〜に沖田国賠の文書提出命令の東京高裁決定の事例が掲載されている。

連絡先
沖田国賠訴訟に勝利し警察・検察をただす会 tel,fax 042(524)1532
http://homepage3.nifty.com/okita-m/
Mail: mitsuo.okita@nifty.com


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