大型ガサ国賠

原告
日本全国の64名

原告代理人
福島瑞穂・虎頭昭夫・武内更一・遠藤憲一 他88名

被告
国・東京都・三森貫一(令状を請求した公安刑事)・山川一安・高瀬昌夫(令状を発布した簡裁判事)

事件の概要
1987年12月〜1988年1月、日本赤軍の旅券法違反被疑事件を口実に、なんと全国300カ所の家宅捜索。

提訴内容
1988年9月、国賠提訴。ガサ入れの令状の請求、発行、執行が不当に行われたことについて、国、東京都および3名の個人被告に対し、ひとりにつき100万円の損害賠償を支払うよう訴えた。

裁判経過
準備書面で個人責任追及の論理を展開、次いで令状発布時に添付された資料の公開を求めたが棄却され、この文書提出命令申立棄却について高裁に抗告。高裁も棄却。原告・被告から7,8名ずつ代表して証人尋問。96年11月22日、一審判決。6人についてのみ一部勝訴(10万円×6)。ただし内容は無制限ガサを追認する反動判決であったため、控訴。

連絡先
〒133 東京都文京区本郷2−30−14 インパクト出版界気付
不当捜索押収連絡会 TEL03−3818−7576


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