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Subject: [keystone 2211] 12/27名護市長受け入れ表明
Date: Mon, 27 Dec 1999 18:02:16 +0900
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12/27名護市長受け入れ表明
誤解してほしくないのですが
沖縄は悲しんだり、怒ったりしていません。
ただ「基地反対」を
くどくどくどくど、くどくどくどくど
叫んで行動して行くだけです。

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「転載禁止」

琉球新報夕刊
更新時間 1999年12月27日(月) 15時19分
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岸本市長が受諾表明/普天間代替、辺野古に移設
 

 名護市の岸本建男市長は27日午前11時から、名護市民会館で記者会見し、米軍
普天間飛行場のキャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域への受け入れを正式に
表明した。受け入れに当たって、住民生活や自然環境への影響を抑えるための(1)環
境影響評価の実施(2)日米地位協定の改善と15年の使用期限(3)基地使用協定の締結
―など七条件を提示、条件が満たされなければ、「移設容認を撤回する」と明言し
た。市長は辞職の可能性について「即座に辞任ということは考えていない」と述べた
が、年明けの1月にも辞職、出直し選挙に再出馬する可能性がある。一方、移設反対
派は市長の解職請求(リコール)に向けた運動を開始する。普天間移設問題は新たな
局面を迎えた。
 

具体策なければ撤回も
 

 記者会見で岸本市長は「沖縄における基地問題の長い歴史と諸般の情勢にかんが
み、普天間飛行場の受け入れを容認することを表明する」と語った。

 受け入れに当たり「住民生活に影響を及ぼさない」という基本条件を挙げた。安全
対策や基地から派生する諸問題への対策を講ずるため、地元自治体の意向を反映させ
た使用協定を、名護市と国が締結するよう条件を付けた。

 さらに自然環境への影響をできるだけ小さくする施設計画、地元住民と北部地域の
振興に、政府と県が責任をもって支援するという条件を示し、明確で具体的な方策が
明らかにされなければ、「移設容認を撤回する」と明言した。

 会見の冒頭、岸本市長は「最終的な結論を示さなければならない時がきた。私の人
生で最も困難な選択」と前置きした。

 また、「(来年7月の沖縄)サミット直前まで、この問題が続くことを非常に懸念
している。そういうことがないよう努力したい」と述べ、サミット前決着を意識した
ことを明らかにした。「年内決着」を迫る政府シナリオには、「シナリオ通り、事を
運ぼうとしたことはない。結果的にそうなった」と述べた。

 2年前の住民投票との整合性には、「直接の地元・辺野古、豊原、漁協、市議会の
(移設整備促進)議決などを踏まえ、あえて住民投票の結果に反する意思表示をし
た」と答えた。
 

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米軍普天間飛行場
 

 総面積は481ヘクタール。宜野湾市総面積の約4分の一を占め、1945年の米
軍占領と同時に接収、米陸軍工兵隊が本土決戦に備えて滑走路を建設。60年から米
海兵隊航空基地として使用される。CH53E大型輸送ヘリコプター、CH46輸送
ヘリなど、計71機と隊員約2500人が所属。騒音被害や地域振興開発上の阻害要
因となっている。93年にHH3型ヘリが基地内を移動中に機体を損傷し、兵員一人
が死亡。翌94年には、CH46Eヘリが離陸直後に基地内に墜落。442ヘクター
ルが私有地で、地主数は2441人、年間賃借料は51億円。
 

岸本市長の決断に感謝/稲嶺知事
 

 岸本建男名護市長が27日午前、普天間飛行場の同市辺野古沿岸域への受け入れを
表明したことに対し稲嶺恵一知事は県庁知事応接室で記者会見し「名護市長として
は、苦しい決断をされたと思う。その意味で感謝したい」と謝意を表すとともに、知
事が進める在沖米軍基地の整理縮小について「今回はそのステップを踏んだ」と岸本
市長の表明を高く評価した。

 また、稲嶺知事は移設先や北部振興策、自然環境、住民生活への影響に「十分配慮
したい」と述べ、今後、政府が進める代替施設建設に向けた課題解決に、県としても
努力する姿勢を見せた。

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SATOSHI  GOTOU
沖縄

fwgk4969@mb.infoweb.ne.jp



 
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