「平和新聞」11月25日より(転載してもしかられないと思うけど)
米海軍の原子力艦船の原子炉に使われるのは、最大97.3%の高濃縮ウラン
(これが『暴走』するとどうなるかは想像がつかないとのこと)
原潜一基、原子力巡洋艦とニミッツ級の原子力空母二基、原子力空母エンタープライズ
が八基搭載。
天然ウランではウラン235は0.7%
発電用原子炉の低濃縮ウランの濃度は3〜5%
東海村で処理したのは濃度19%のウラン
「ノーチラス」では、低濃縮ウランを使っていたころは二年に一度核燃料を交換して
いたが、高濃縮ウランでは一五年に一度交換ですむようになった。
米軍では原子力空母が五〇年、弾道ミサイル原潜四〇年、攻撃型原潜が三〇年間、核
燃料を交換しないですむような原子炉を開発しようとしている。
長期間使用して膨大な放射能がたまった核燃料から、再利用するために残りの高濃度
ウランを取り出してきた米アイダホ州の核工場では、深刻な放射能汚染
横須賀では空母「インディペンデンス」を原子力空母に交替させるための増強計画が
進められている。
年 横須賀 佐世保 沖縄 合計
(1955年 米軍世界初の原子力潜水艦「ノーチラス」を進水)
(1960年 ベトナム戦争 〜1975年)
1964
1
1
(佐世保に11月12日「シードゴラン」初入港)
1965
6
6
1966 2
4
6
(横須賀に5月30日「スヌーク」初入港)
1967 5
1
6
1968 3
4 9
16
(那覇港に1月5日「トライアン」公式に入港記録)
(佐世保「ソードフイッシュ」周辺で異常放射能検出。9月政府は「原子力軍艦放
射能検査指針大綱」決定。しかし放射能測定体制のための「入港24時間前の通告」は
無視)
(1963年「スレシャー」、1968年「スコーピオン」大西洋に沈没)
1969 8
1 9
18
1970 9
1 15
25
1971 18
16 34
1972 21
3 14
38
1973 18
1 3
22
(「ガードフイッシュ」一次冷却水漏れ事故)
1974 6
6
1975 8
8
1976 8
1 9
1977 4
1 5
1978 7
7
1979 8
1 9
(原子力空母「ニミッツ」一次冷却水漏れ事故)
1980 8
4 12
1981 6
1 7
(貨物船「日昇丸」が弾道ミサイル原潜「ジョージ・ワシントン」に「当て逃げ」され
沈没、乗組員二人死亡。)
1982 20
1
21
1983 23
6
29
1984 25
1
26
1985 30
5
35
(「ソードフイッシュ」原因不明の「推進機関の損壊」)
1986 32
7 3
42
1987 25
7 10
42
1988 28
6 11
45
1989 29
2 3
34
1990 33
1 9
43
1991 35
6 4
45
1992 21
11 7
39
1993 15
10 17
42
1994 31
15 18
64
(4月米海軍「ほぼ無事故の、のべ1億マイルの航海」を祝う)
1995 31
6 7
44
1996 29
7 16
52
1997 33
23 9
65
1998 34
13 8
55
1999 (19) (7)
(11) (37)
合計 632
156 207
995
*横須賀市、佐世保市、沖縄県の調査による。68年、69年の沖縄には那覇軍港への
寄港が含まれる。沖縄は1972年に本土復帰。
1999年11月16日現在。