Date: Sun, 28 Nov 1999 00:30:04 +0900
From: "原 義和" <jp000799@jp.interramp.com>
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Subject: [keystone 2131] 11・24総理府への要請行動の報告
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名護ヘリ基地に反対する会(本部・横浜)の原です。
11/24にNCC(日本キリスト教協議会)平和・核問題委員会と
名護ヘリポート基地に反対する会が共に、総理府に対して行った、普天間
基地県内移設の断念を求める要請行動について。

合わせて426名の賛同人がありました。賛同の旨、メールで届いたもの
が相当数あったようです。
ご協力ありがとうございました。ご報告が遅れて申し訳ございません。

総理府側は、内政審議官の清水さん一人。メモも取らず、要請に入った
12名の声を真摯に聞いてくれるような対応では全くありませんでしたが、
12名がそれぞれの思いを述べました。30分の予定を1時間くらいまで
引き延ばしました。
私は、名護にものすごい混乱を引き起こしている政府の責任はあまりにも
重大である、小渕総理大臣は、地元で反対の声を上げている人たちの声を
直接聞いたらどうだ、そして彼らを納得させられないのなら、最初から
やり直すべきだと訴えました。
清水さんは、辺野古に行ったことはありますかとの問うと、あるとのこと
だったので、地元住民の声をどのように感じたかと尋ねたところ、
地元住民と話すことは無かったとの事でした。どうして地元住民の声を聞か
ないのかと問うと、一義的に市長、市議会議員が地元住民の声を代弁して
いるから(彼らの声を聞く)…という答えでした。
市民投票の結果もあり、地元住民の声を直接聞いてほしいと、もっと言い
たかったのですが、時間切れとなりました。

別の方の質問ですが、SACOについて、政府としては、アメリカとの交渉を
沖縄県知事や県庁と連絡をしながら、意見をうかがいながら進めてきた、
100%沖縄県の意見が通ってはいないと思うが、国家レベルの交渉だから…
との事でした。
アメリカ側に基地はもういらないとは言っていないだろう、段階的に基地を
縮小すると言うが、100年先の話しなのか、全く見通しはないではないか
との問いに、SACOに基づいて、としか答えず、それ以上は全く答える気も
ない様子でした。

無力感の募る要請行動ではありましたが、政府側に、沖縄県内移設の断念を
願う声を伝え、また彼らの本音を少しでも引きだす努力はこれからも必要だ
ろうと思いました。
15年期限問題や工法の問題などうやむやにして強行突破しようとする政府
の態度は、国民を欺く暴挙としか言えないと思います。



 
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