(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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Date: Sat, 20 Nov 1999 05:53:05 +0900
From: 和田 喜太郎 <YRX00535@nifty.ne.jp>
Subject: [aml 14888] アルン・ガンディさん講演日程
【アルン・ガンディさん来日、講演・交流日程のお知らせ】
和田です。
今年7月に「アルン&スナンダ・ガンディ夫妻来日」とお知らせしましたが、奥さん
のスナンダさんは病気のために来られないことが分かりました。
以下、藤岡淳さん(立命館大学教授)編集による『アルン・ガンディさんと交流する
会ニュース』から、各地の日程をお知らせします。
以下の日程のうち、一般参加ができそうなところを、●印しとしましたが、具体的な
時間、場所など、それぞれの「世話役」の方に問い合わせてみて下さい。
なお、メールの効用というのでしょうか、当初予定のなかった沖縄では、チャンプル
ーズによる企画が実現します。アルンさんの訪沖は、喜納さんたちの様々非暴力平和運
動実績にもふさわしいものだと思います。沖縄から、これが日本の姿であることをしっ
かり見ていただきたいです。
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◆11月23日(火) 朝、来日・関西空港到着
●11月24日(水) 京都で講演(国際関係ゼミ)と観光など
夕刻から、「ガンジディさんを囲んで」交流する立命学生懇談会
◆11月25日(木) 午後、立命館宇治高校で講演会
◆11月26日(金)
〜28日(日) 立命館大学でのシンポジウムに参加 (※京都で5泊)
◇世話役:藤岡淳さん(TEL&FAX:075-431-4865)
◆11月29日(月) 神戸女学院高校、神戸女学院大学で講演
◇世話役:金子敏男さん(TEL:0798-51-5350)
◆11月30日(火) 広島で被爆者の方と交流
●12月1日(水) 世界人権宣言51周年記念広島集会に参加
午後1時から、広島国際会議場「ひまわり」で
◇世話役:広島平和研究所・藤川伸治さん(TEL:082-264-1751)
●12月3日(金) 長崎で交流会
◇世話役:長崎平和研究所長・鎌田定夫さん(TEL:095-848-6003)
●12月4日(土) 午後1:30〜 会場:ピースおおさか(大阪国際平和センター)
憲法9条の会関西 主催講演会
アルン・ガンディーさんを迎えて…「平和、非暴力を考える」
参加費:800円(入館料を含む)
◇世話役:藤本幸宣さん(TEL:06-6649-7757)
●12月6日(月) 沖縄で交流会
◇世話役:チャンプルーズ・喜納昌吉さん、春名尚子さん
(TEL:098-866-9228 FAX:098-867-9171) ※沖縄で2泊
◆12月7日(火) 午後・夕方に明治学院大学で講演/交流会
◇世話役:国際平和研究所・中山弘正さん(TEL:045-831-6006)
◆12月8日(水) 東京女子大学で講演(予定)
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◆以下は7月にお知らせしました際の、藤岡淳さんの交流呼びかけ文の再録です。
一部は割愛、日付や「ご夫妻」はそのままとなっています。
【アルン・ガンディ夫妻と交流していただけませんか】
1999年7月16日
「平和への道はない、平和が道である」と説き、インドを独立に導いたマハトマ・ガ
ンディが、暗殺されて51年がたちました。本年は彼の生誕130周年にあたります。
ガンディの平和と非暴力の思想は、今日の世界に大きな影響を及ぼしています。祖父
ガンディの遺志を継ぎ、南アフリカの人権差別制度と闘い、今はキング牧師暗殺の地…
米国のメンフィスで、黒人の人権擁護のための活動を続けるアルン・ガンディ夫妻が、
今秋2回目の来日をされます。
その目的の一つは、11月26日から28日に、私どもが開催する「新世紀を考える
国際青年シンポジウム」への出席のためですが、その後10日程度、日本各地を回り、
「ガンディの非暴力の思想と21世紀の世界」について、皆さま方との交流したいとい
う希望をもっておられます。とくにインド亜大陸における核軍備競争の動きに心を痛め
られ、広島長崎の地での交流を強く希望されています。
ガンディ夫妻と交流し、戦争の放棄と非暴力の運動の意味について考える機会をもつ
ことは、平和憲法を世界に広げ、発展させて行くためにも有意義だと考えます。
ご夫妻は、11月19日から12月6日まで、各地を回りたいという希望をもってお
られます。そこで「憲法9条の会」の勝守先生とも相談し、つぎのような原則にもとづ
いて、お招きいただけるグループを募ります。一応時間の関係上、候補地は、大阪、広
島、長崎、神戸、名古屋といたしました。ご検討お願いします。
●ご夫妻(アルン氏とスナンダ氏)の経歴等(FAX不鮮明につき一部省略)
スナンダと共著でマハトマの生涯を描いた“the.forgotten woman:the untold
story
of kastur.the wifc of mahatma gandhi"を出版されています。メンフィスのクリスチ
ャンブラザース大学にある、M.K.ガンディ非暴力研究所の共同創立者でもあります。
夫妻の感動的な人生は、昨年放映されたNHK特集「ガンディ…を継いで…非暴力・
不服従の系譜」で紹介されています。塩田純『カンディを継いで』(NHK出版、1998
年)を参照して下さい。
《アルン・ガンディ夫妻と交流する会》
◆連絡先:藤岡淳(立命館大学経済学部教授/立命館大学平和人権センター)
京都市上京区上霊前通新町西入(TEL&FAX:075-431-4865)
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◆なお、大阪での呼びかけビラに「アルン・ガンディさんの略歴」を記載していました
ので念のため転載しておきます。(少し加筆したところもあります。)
1934年 南アフリカ・ダーバンで、マハトマ・ガンディ次男マニラールの長男として生
まれる。当時、アパルトヘイト体制のもとでインド人として、白人とアフリカ
人双方からの迫害受けるなど苛酷な幼少年時代を過ごす。
マハトマの意志・思想を受け継いだ父マニラールは、ネルソン・マンデラとの
解放運動路線上の対立から袂を分かち政治的に孤立、病気と貧困のうちに亡く
なる。
1946年 インドの祖父マハトマ・ガンディのもとに送られ、18ヶ月間ガンディの教育
を受ける。英国の植民地支配に対する最後の闘い、そして遂に独立を勝ち取っ
た非暴力主義の力を目の当たりにしたことが貴重な体験となる。(23歳まで
父とともに南アで活動を続けた。)
1957年 アパルトヘイトの抵抗運動に身を投じた父の死を機に、再びインドに渡る。ス
ナンダと出逢う。二人は大きな障害を乗り越えて結婚。「インド社会総合セン
ター」を設立。路上生活者、虐待された女性、孤児たちのための救済活動と著
作に取り組む。(この間約30年)
1987年 アメリカに渡る。南ア、アメリカにおける人種差別、インドのカースト制度の
比較研究に着手。現在、キング牧師の暗殺の地であるメンフィスに「M・Kガ
ンディ非暴力研究所」をもち、銃撃や殺人が日常的ななかで生活する子供たち
に非暴力の大切さを語り続けている。
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99/11/20 和田喜太郎 <YRX00535@nifty.ne.jp>