(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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Subject: [aml 14728] 戦争協力拒否fax通信11月2日号
From: toshimaru ogura <ogr@nsknet.or.jp>
Date: Mon, 08 Nov 1999 00:51:09 +0900
小倉です。アップが遅くなりました。 戦争協力拒否fax通信11月2日号です。
各地の情報をお寄せ下さい。
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戦争協力を拒否し
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全国 YY YY YY YY YY 通信
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新ガイドライン・有事立法に反対する
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●「戦争協力を拒否し、新ガイドライン・有事立法に反対する全国Fax通信」の
ファクシミリと郵送での購読料は半年間3,000円です。
●この9月中旬から新たに再スタートとなります。ファクシミリ/あるいは郵
送での定期購読者を募集しています。ぜひ、定期購読をお願いします!
●この【電子版】は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
開していますが、もちろん、こうしたメディアを編集し、発行を継続してゆ
くためには、様々な経費が必要です。
●この【電子版】をご覧になった方で、多少なりともこうしたメディア/取り
組みに意味があるとお考えの方は、*是非カンパをお送りくださるよう*お
願いいたします。
●下記に記載の郵便振替口座をご利用ください。
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【電子版】
戦争協力を拒否し、新ガイドライン・有事立法に反対する全国FAX通信
No.4 1999年11月2日(月2回発行)
東京都千代田区三崎町3−1−18 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
Eメール:tokada@jca.apc.org
購読料 3000円(半年間)
郵便振替 00110-4-408708 全国FAX通信
*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
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目次
●「周辺事態法反対運動を軸とした合宿討論会」(in 北九州)
1年後の再会を確認して散会
●稲嶺県政による新平和祈念資料館の展示改ざん問題について
●ていこうせん
●事務局から
●11・23 宜野湾での県民大会でパフォーマンス!
−−みんなで一緒にホーキしよう
●リレー連載「……こんな運動してます!」
−−米軍基地と日本をどうするローカルNET大分・日出生台
●米軍基地の沖縄県内移設に反対!
11月中旬の要請行動への参加と賛同を
●西ティモールへの自衛隊機派遣に反対
11・10に緊急申し入れ行動
●パンフ紹介
『名護市民燃ゆ・市民投票報告集 〜新たな基地はいらない〜』
●沖縄・安保 News クリップ(10月12日〜10月27日)
●在日米軍駐留経費違憲訴訟
関西/第1回控訴審の報告
東京/第8回公判の報告
●「日の丸・君が代」強制反対! ホットラインを開設
●「非核・平和函館市民条例」の制定を求める署名にご協力を!
●各地集会・行動予定(11/3〜11/22)
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「周辺事態法反対運動を軸とした合宿討論会」(in 北九州)
1年後の再会を確認して散会
「周辺事態法反対運動を軸とした合宿討論会」(以下、合宿討論会)には、各地か
ら75名(地元参加者25名を含む)の参加があり、場を準備した「北九州行動会議」ス
タッフの予想(全体で50名程度)をはるかに上回る集いとなった。
第1部の全体会議では、各分科会の討論の口火になるように5名の方にそれぞれ
20分間ずつ問題提起をしていただいた。
◆いま、沖縄闘争とは何か(沖縄・新崎盛暉)
◆再起動する有事法制の歴史と構造(山口・纐纈厚)
◆「普通に戦争ができる国家」をめざす国家改造について(東京・井上澄夫)
◆地域ネットワークをどう構築するか(大阪・中北龍太郎)
◆女性の視点から(大分・島田雅美)
いずれも1時間は必要な内容であり、私たちは問題提起の参考資料を66頁だての「
当日資料集」にまとめて、参加者へ配布することにした。全体会議の冒頭で、夜の分
科会論議に備えて、夕食休憩中に当日資料集を読破するようにと強く要請、泊まり込
みの集いにはつきものの会議終了後の交流会も、翌日の討論に備えて午前1時には就
寝を要請するなど、標題のようなテーマでの全国的な会議を初めて経験する私たちと
しては、かなり肩に力の入った運営だった。
2日目午前中の全体会議では、各地からの参加者が共通で取り組む課題についての
討論をおこなった。
●「非核・平和函館市民条例」は、これからの地方自治体への取り組みの突破口にな
るもので、共通の課題として、支援・連帯を深めよう。
●日米行政協定の見直し−−「米軍人・軍属による事件被害者を支える会」(損害賠
償法立法化運動)との関連で
●憲法調査会の監視と改憲阻止の運動
●沖縄サミットと普天間基地移転問題
●周辺事態法の問題点を、より広範な人々に伝えるための全国キャンペーン
●各地の運動体の共通のスローガンやロゴマークなど、またセンター的なものの構想
などが、共通の課題として確認されたが、それぞれをどのように取りすすめていくか
などについては、時間切れでこれからの課題として残された。
この集いの着地目標は、「これからの運動展開をどうするのか」と、参加者が元気を
分かち合いこれからの活動エネルギーを補給することであったが、前者については、
いまいち、後者についてはほぼ目標をクリアーしたのではないかと思う。
「1年後に、それぞれの活動成果を持ち寄り、集まりましょう」という司会者の提
案は、満場の拍手で確認されたが、それをどのように実現するかも大きな宿題として
参加者に課せられている。
(村田久/新ガイドラインに異議あり! 北九州行動会議)
※合宿討論会当時資料集は残部があります。希望者はFAX 093-202-5687(村田)まで
。送料共300円。
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稲嶺県政による新平和祈念資料館の展示改ざん問題について
沖縄戦の最後の激戦地である沖縄本島の南端の摩文仁(まぶに)で建築中の県立新
平和祈念資料館の展示内容が、稲嶺県政によって大きく変更されようとしていたこと
が、今年8月11日の新聞報道によって明らかになり、県民から怒りの声が挙がり、稲
嶺県政を揺るがす大問題に発展している。
今年5月28日に開館した県立八重山平和祈念館でも開館直前に全面的に展示見直し
が行なわれ、八重山の住民の怒りをかっている。
新平和祈念資料館は、沖縄戦の全ての戦死者の名前を刻んだ「平和の礎(いしじ)
」とセットで建設を計画されたもので、前大田県政の下で全ての展示計画が進み、総
建築費も70億円を超え、1997年12月には展示内容の製作契約も締結されて展示物が製
作中であった。展示内容は膨大なもので、展示製作経費だけで約16億円を要するもの
となっているが、主な内容は、沖縄戦までの琉球処分と日本への同化政策、沖縄戦の
実相、15年戦争におけるアジア諸国での日本軍の加害の実態、米軍による沖縄の占領
支配、復帰闘争、ベトナム戦争、米軍基地などである。
昨年12月にスタートした稲嶺県政は、今年1月には部局長人事を断行し、4月の人
事異動を通して全部局の人事を刷新して前大田県政のなごりを一掃した。
その直前の3月23日に、平和祈念資料館の担当課である県平和推進課が、監修委員
会で確認した展示内容を県三役に説明をしたところ、稲嶺知事は「あまり反日的にな
ってはいけない。沖縄も日本の一県に過ぎない」などと指摘し、展示見直しを求めた
。
新担当者は、稲嶺知事や三役の意向を精一杯実現しようと取り組み、さっそく4月
6日には、「15年戦争」の用語の削除、歴史観の確認、沖縄が日本の一県にすぎない
ことへの配慮、安保の役割の展示など、展示業者への変更指示を開始した。さらに6
月には、植民地、占領地の皇民化で国策を批判するのはどうか、日本の加害を展示す
るのはどうか、などと検討指示が出され、「カメラが捉えた日本の加害」の削除、米
軍統治のプラス面の展示、米軍の事件・事故年表の削除、日本の中の人種差別問題の
削除、等が次々に指示された。
7月23日には、変更した展示内容を稲嶺知事・三役に説明したところ、稲嶺知事は
「当初案とほとんど変っていない」と言い、サミットで全国からいろんな人が来ると
苛立ちを隠さなかった。牧野副知事などは「国家に対する認識などが全く異なる。展
示作業そのものをストップしたらどうか」とまで指摘。これらの事実は、マスコミ報
道や10月初旬の県議会審議に提出された資料で明らかになった。
しかし、稲嶺知事は県議会でもまったく関与していないと答弁を続け、関与の事実
発覚後も感想を述べただけと指示を否定したため県民に知事への不信が大きく拡がっ
ている。
(伊波洋一/沖縄県議会議員)
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ていこうせん
文明が欲望なら/文化は禁欲である/そして/ロックは/両者に/反逆した/ろく
でなしだ
(業田良家『詩人ケン』)……はずだった。
「ロックする」こと自体が「反逆」であった時代を、確かに私も過ごしていた。バ
ンドやるヤツは(ましてそんな女は)「アブナイろくでなし」だった。バンド猿が
100匹を超え、「ロッカー」が「アーティスト」になった時、ロックはスピリットを脱
ぎ捨てた。「反逆者」は安全な青年となり、あろうことか今や、子どもたちを天皇に
導く笛吹きだ。
「皇室に奉祝曲を捧げることは、一流のアーティストとしてのあるべき姿」(サン
ケイスポーツ10/28)とYOSHIKIは考えてみたらしい。いいさいいさ、ビートルズだっ
て勲章をもらったさ。この「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」にてんこ盛
りされた「アーティスト」たちのどれだけが、レノンになれるか見ていてやろうじゃ
ないか。せめて「金持ちの人は宝石じゃらじゃら」って言ってごらん、なあ、
YOSHIKI。(み)
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事務局から
◆定期購読の申し込みがまだの方への郵送分については、今号で終了とさせていただ
きます。
◆定期購読料は1期半年間で3000円です。事務局宛、お早めにお申し込みください。
◆全国各地からの情報も、ぜひ積極的に、お寄せください。紙面で紹介するパンフの
情報もよろしく。
◆購読費・カンパはこちらに!
郵便振替口座
口座番号:00110-4-408708
加入者名:全国FAX通信
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11・23 宜野湾での県民大会でパフォーマンス!
−−みんなで一緒にホーキしよう
10月14日、県議会前で、「普天間基地の県内移設を可決」しようとする県議会に対
する抗議行動として、お昼休みにぶっつけ本番で、「日米両政府は基地のタライまわ
しはやめてサッサと基地をホーキ(放棄)しなさい」とタライとホーキを持ってのパ
フォーマンスをやりました。
それを見ていた、23日に宜野湾で予定されている県民大会の事務局の方が、是非当
日ステージの上でやってほしいと言ってきました。
私たち「心に届け女たちの声ネットワーク」は会議のなかでは、14日は予行演習の
つもりでやって、県民大会の時、何とか時間をもらえるよう交渉しようということに
なっていました。
それが、意外やいがいのトントン拍子で話が進んで、短い打ち合わせをしただけで
、1万人以上もの大勢の人前でやってしまいました。
当日もほとんどアドリブでしたが、もうすでに知っているとは思いますが、会場の
全員を沸かせ、笑いや指笛、大きな掛け声と拍手大喝采のすごい大受けでした。そし
て「基地はいらない!」という想いで、会場の方々の気持ちはひとつになっていまし
た。
楽屋裏で短い打ち合わせをしているときなど、タライを頭にのせて熱演してた真志
喜トミさんをはじめ、みんな口々に「どうしようガタガタ震えてしまう」などと言い
合ってましたが、いざ本番になってしまうと堂々とした迫力でした。
音響を担当していた方が、トミさんのことを「あの人プロですか?」と真顔で聞い
ていたそうです。
「私は内気で人前で話すのは苦手」といつも言っているトミさんですが、いざとな
ったら底力を発揮する本当に頼もしい人です。
しかしそれ以上に、普段は控え目な女性たちをこれほどまでに、駆り立ててしまう
沖縄の現状が、いかに緊迫した状況であるかということを全国の方々に理解して頂き
たいし、共に行動を起こして頂きたいと思います。
全国の皆さん、一斉にホーキ(蜂起)しましょう!
(高江洲あやの/基地はいらない! 御万人ネット)
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リレー連載「……こんな運動してます!」
−−米軍基地と日本をどうするローカルNET大分・日出生台
私たちの会は、米海兵隊の実弾砲撃演習が行われている本土5カ所の一つ、大分県
日出生台演習場の地元、湯布院町に事務局を置く。4年前に起きた日出生台への米軍
演習移転問題をきっかけに、3年前、「民衆の安全保障」を地域からを実現していこう
と、大分県内の約300の団体、個人をネットワークして発足。97年、98年と米紙に日本
からの米海兵隊撤退を求める意見広告を掲載する運動を提起。全国の協力の下で2度の
掲載を実現。この運動を通じて、沖縄を始めとする日本内外の各地の運動体、個人と
のネットワークを強めた。
昨年12月には、日出生台周辺住民10名で、韓国の米軍基地と演習場を視察。地元で
米軍基地に反対して頑張っている住民との交流をおこなった。様々な垣根を越えて「
切り捨てられてきた」地域の住民同士がつながり、交流することで、切り捨ててくる
「中央」「支配層」への対抗勢力をつくれたらと思う。
また、今年の2月に、日出生台で本土5カ所の米海兵隊演習の一巡となる実弾砲撃
演習が行われた際には、「日出生台ピースアクション99」として、米軍への抗議とと
もに、沖縄や韓国、他の移転地からゲストを招いて、講演会や交流会、学習会を重ね
た。
一連の悪法が強行通過した第145国会では「新ガイドライン関連法案の成立に怒りを
もって抗議する九州共同・緊急アピール」を、「くまもと市民センター」「姶良地区
平和運動センター」とともに呼びかけ、九州各地、38団体、354個人の連名で、政府に
提出した。
最近の取り組みで言えば、日出生台を含む本土5カ所の演習場において、米海兵隊
が密かにNBC(核、生物、化学兵器攻撃への対応)訓練をおこなっていた問題で、福岡
防衛施設局に公開質問状を提出。事実の解明とともに、米軍の秘密体質が情報公開を
基本にした市民社会と相いれないものであることを、あらためて明らかにしていきた
い。
(事務局/浦田龍次)
連絡先:大分県大分郡湯布院町川上1525-12
ローカルNET大分・日出生台
tel&fax 0977-85-5003
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米軍基地の沖縄県内移設に反対!
11月中旬の要請行動への参加と賛同を
NCC(日本キリスト教協議会)平和・核問題委員会と名護ヘリポート基地に反対する
会が、小渕首相/総理府に対して普天間基地など米軍基地の沖縄県内移設に反対する
要請行動を準備している。
要請項目は「1、普天間基地の沖縄県内移設を断念させ、早期返還を実行すること
2、SACO(日米特別行動委員会)合意の見直しに着手すること 3、沖縄・米軍基地
の全面返還に向けた検討を開始すること」の3点。
11月20日前後に要請行動を予定しており、また同時に要請文への賛同人も募ってい
る。
●詳細、および賛同については、以下へ問い合わせを。
NCC(日本キリスト教協議会)平和・核問題委員会(電話:03-3203-0372)
名護ヘリポート基地に反対する会(電話:090-1544-9350[原]/03-3329-4578[野口
])
* * * * *
また同様に、沖縄での県内移設の動きに反対する要請行動を総理府などに対して行
おうという声が、東京・三多摩でも上がっている。同様に11月中旬を予定して準備が
開始されている。
●詳細、および賛同については、以下へ問い合わせを。
うちなんちゅの怒りとともに! 三多摩市民の会(電話:042-592-3806[古荘])
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西ティモールへの自衛隊機派遣に反対
11・10に緊急申し入れ行動
10月27日、政府は「西ティモールで人道支援をする」ため、PKO協力法に基づき
、自衛隊機を派遣することを決めた。すでに西ティモールから東ティモールへの難民
の帰還も始まっており、そのための安全確保が求められているとき、ジャワ島から西
ティモールへ物資を輸送するという今回の決定は、税金の無駄遣いであるばかりでな
く、自衛隊機派遣を自己目的にし、PKF凍結解除への地ならしをしようとするもの
だ。
11月10日(水)午後3時、ピース・チェーン・リアクションの呼びかけで、総理府に
対する「西チモールへの自衛隊機派遣に反対する緊急申し入れ行動」が行われる。ぜ
ひ参加を。(TEL03-5367-5666 FAX03-5367-5667)
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【パンフ紹介】
名護市民燃ゆ・市民投票報告集
〜新たな基地はいらない〜
名護市民投票報告集を紹介します。
【目次】●市民投票勝利までの市民の姿(カラーグラビア)、●名護市民たたかいの
軌跡、●平和な名護への思いひとつに〜幹事団体メッセージ、●資料編(反対派、推
進派、政府の宣伝物)、●名護市民のたたかいの記録(年表)
カラーグラビアは全8ページ。本文でもたくさんの写真を使用しています。「名護
市民たたかいの軌跡」では名護市の概況を知ることができます。名護市が広域合併に
より生まれたことは、この問題を理解するために重要です。
市民投票条例の原案に加えられた修正箇所(p71〜p73)や、推進派や政府の宣伝物
(p159〜p168)に改めて目を通すと新しい発見があります。市民投票で問われたのは
政府の海上案であるという珍説、現知事の公約、新聞記事を通して伝えられる工法案
など、当時の資料と見比べ反論していく資料として利用できます。
この報告集の1/3を占める年表はとてもよくまとまっています。1ページを縦に3つ
に割り、左に日米両政府、真ん中が名護市と沖縄県、右に名護市民と沖縄県民の動き
が事細かに書き込まれています。全90ページ。資料として利用価値が高く貴重です。
小さな町がとてつもない大きな力で翻弄され続けた記録です。
残念なのは、この95年〜98年の出来事が記された年表の最後の余白には書ききれな
い「続き」があることです。名護市東海岸が、市民投票なんてまるで無かった事のよ
うに、再び普天間基地移設先の候補地として名指しされている今、市民投票とは何で
あったかをもう一度振り返るためにお手元に置かれることをお薦めします。
●編集:名護市民投票報告集刊行委員会
●発行:海上ヘリ基地建設反対・平和と名護市政民主化を求める協議会(ヘリ基地反
対協)
〒905-0012 沖縄県名護市字名護2497-1
(TEL 0980-53-6992/FAX 0980-53-6993)
●定価:2500円(税込み)、1999年5月15日発行
●入手方法:ヘリ基地反対協までお問い合わせを。
●カンパ振込先:郵便振替 口座番号:01700-7-66142/加入者名:ヘリ基地反対協議
会
(WAKAX/エコネット美会員)
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沖縄・安保 News クリップ 10/12〜10/27
【10月12日】沖縄県議会・米軍基地関係特別委員会が開始。答弁で親川盛一知事公室
長は、普天間飛行場の移設先選定作業は「おおむね終わっている」と述べた。▼新平
和祈念資料館の監修委員会が県庁で。県は、展示変更作業の見え消し文書などを提出
。
【10月13日】普天間飛行場に配備中のヘリコプターの後継機とされる垂直離着陸機オ
スプレイが2006会計年度(2005年10月〜2006年9月)から沖縄に配備されることが米
海兵隊の内部資料で分かった、と沖縄タイムス。
【10月14日】新平和祈念資料館の展示変更問題で、稲嶺恵一知事が記者会見で、自身
を含む三役の関与を全面的に否定。「一連の混乱」については「遺憾」を表明。
【10月15日】沖縄県議会の米軍基地関係特別委員会が、この日午前1時半すぎに「普
天間飛行場の早期県内移設に関する要請決議」を自民、県民の会、新進の与党3会派
の賛成多数で可決。公明議員は退場。同午前5時過ぎに本会議でも賛成多数で可決。
▼在沖米軍が沖縄市の繁華街の一部地域を対象にした立ち入り禁止令(オフリミッツ
)を解除して1週間が経った。仲宗根正和沖縄市長が稲嶺盛隆助役ら市幹部とともに
対象地域を視察した。
【10月16日】政府、沖縄県議会での決議を受けて移設問題の年内決着を目指す方針を
固めた、と沖縄タイムス。
【10月18日】普天間飛行場返還・移設問題で、沖縄県内の経済界が中心に、稲嶺知事
をバックアップする「県民の会」を結成する方向で検討を始めた、と沖縄タイムス。
県内移設を進める全県的な組織の結成は初めて。
【10月21日】日米合同委員会が、1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で合
意されている米軍読谷補助飛行場でのパラシュート降下訓練の伊江島補助飛行場への
移転措置について合意。▼米軍北部訓練場の半分以上の返還に伴うヘリコプター着陸
帯(ヘリパッド)の移設で、東村の宮城茂村長が、地元への水道管敷設などの振興策
を条件に受け入れる考えを明らかにした。
【10月23日】普天間基地・那覇軍港の県内移設に反対する県民大会(主催・基地の県
内移設に反対する県民会議)が、宜野湾市の海浜公園野外劇場で。約1万2千人が参
加、移設計画の撤回を求める決議を採択。
【10月24日】普天間飛行場移設問題で稲嶺知事が、移設先として名護市辺野古地先を
最適地と判断、11月中旬以降に政府に提示する方針を固めた、と沖縄タイムス。
【10月25日】沖縄県が、1998年度の米軍嘉手納基地など県内3空港周辺の航空機騒音
測定結果を公表。「騒音の低減化は進んでおらず、逆に悪化している地点もある」と
県環境保全室。
【10月27日】米軍北部訓練場の返還に伴うヘリパッド移設問題で、移設先に隣接する
東村高江区が臨時の区民総会を開き、ヘリパッドの受け入れ反対を全会一致で決議。
▼政府、来年7月の沖縄サミットで沖縄県内を中心とした各国首脳、閣僚の移動手段
として自衛隊のヘリコプターを使用する方針を固めた、と沖縄タイムス。
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在日米軍駐留経費違憲訴訟
関西/第1回控訴審の報告
10月13日に第1回目の控訴審が大阪地裁202号法廷でありました。3月29日に1審の
判決がされてから半年以上が経過してしまいましたが、午前11時という中途半端な時
間にも関わらず、傍聴席はほぼ満席の状態で、いつまでも熱心に関心を持ち続けてい
る原告・支援者の意気込みが伝わってくるようでした。
さて、裁判の方ですが、原告側は、始めに原告の遠藤恵美子さんから、なぜ「思い
やり予算」の返還を求めるのか、武力で平和を作ることはできないんだという意見陳
述が行われ、続いて代理人より、あらかじめ提出しておいた準備書面1、2及び3に
基づく口頭陳述が行われました。特に横山弁護士からは、旧憲法下で示された学者の
論文を根拠としたこれまでの判決を踏襲するのではなく、戦後施行された国民らが主
権者であることをうたった新憲法に基づいた、新しい判決を期待する旨の陳述が熱っ
ぽくなされました。
それに対し、被告側は1審の判決を楯にした答弁書が提出されただけで、必要があ
れば反論するという、とても怠慢な態度でした。また、法廷の最後には裁判官から判
決を出すまでに何回くらい公判が必要かという、私たちの声とは無関係に、もう判決
は決まっているかのような発言があり、この裁判官もやる気はないのかと、深い憤り
を感じずにはいられませんでした。
このように先行きが悪いであろうことが予想される裁判ですが、ねばり強く闘って
いきたいと思います。
●今後の予定*次回公判:2000年1月25日(火)、次々回公判:2000年3月7日(火)
ともに午前11時〜、大阪高裁72号法廷(異議あり! 思いやり予算・関西)
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東京/第8回公判の報告
昨年3月の提訴から約1年半を迎えた“思いやり裁判”が10月19日午後1時20分よ
り東京地裁713号法廷で開かれた。
この日は、原告側・国側双方の提出した書面についてのやりとりと、原告側から証
人申請が行われた。まず原告側がこれまでの主張をまとめた内容で提出した書面に対
して、国側は“事実関係についてのみ争う”とした。その上で、「約7000億円が思い
やり予算とされているが、米軍用地の賃貸料はこれに当たらず、不正確である」と主
張した。それに対して内田弁護士は、思いやり予算の支出に係わる地位協定の面から
反論したいので、後日書面にて提出することを述べた。
次に原告側の主張を立証するため、横須賀の新倉裕史さん、岩国市議の田村順玄さ
んなど3人の証人を認めるよう申請した。今公判から交替した裁判長は、これを認め
、30分位時間を空けるのでやりなさいということになった。これまでの裁判長と比べ
て事実関係は明らかにしようという姿勢が感じられる。
●次回は12月14日(火)10:30から。3名の証言を軸に思いやり予算の理不尽さをさ
らに暴いていきたい。師走に入るが多数の傍聴を望む。
(野口裕子/沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
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「日の丸・君が代」強制反対! ホットラインを開設
「日の丸・君が代」法制化にあたり、政府は「強制はしない」と答弁。しかし「日
の丸」掲揚と「君が代」斉唱が学校・地域・職場で強制され、11月12日の天皇在位十
周年式典を期に、この強制が更に強まろうとしている。
これに対して、以下の「ホットライン」が開設される。皆さんの声や各地の情報を
お寄せください!
【苦情・迷惑・相談・情報は、こちらへ!】
●1999年11月9日(火)〜 13日(土)11時〜19時
●電話:03-3341-2436/Fax:03-3341-2437
●弁護士や専門家が相談にのります。
「日の丸・君が代」強制反対ホットライン/代表:大津健一(日本キリスト教協議会
総幹事)、庭山英雄(元専修大学教授)、山住正巳(東京都立大学前総長)
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各地集会・行動予定(11/3〜11/22)
11月3日(水・休) わたしたちは戦争に協力しない福岡集会 時間*14:00〜/場所
*福岡市市民福祉プラザ(市営地下鉄唐人町駅)/講師*出水薫(久留米大学講師)
/500円/主催*「戦争法」に反対するネットワーク福岡(092-651-8853 やよい書房)
■新世紀の「アジア」と「日本」 時間*14:00〜/場所*都立大学講堂(京王相模原
線南大沢駅)/映画「教えられなかった戦争・沖縄編」上映/シンポ*太田昌国、高
岩仁、ダグラス・ラミス/主催*沖縄2000自主学習会(0426-77-1215 都立大学
本橋
哲也)
■くらしから憲法が見えますか? 時間*13:00〜/場所*かながわ労働プラザ(J
R石川町駅5分)/講師*古川純(専修大学)/リレートーク/500円/主催*神奈川
憲法フォーラム(045-231-2479)
11月6日(土)「日の丸・君が代」強制を許さないつどい 時間*14:00〜/場所*
労働スクエア(日比谷線八丁堀駅)/パネルディスカッション*石田英敬(東大教授
)、佐高信ほか/主催*同実行委(03-3203-0372 日本キリスト教協議会内)
■つぶせ!有事立法 とめよう!警察管理社会 11・6北部集会 時間*18:00〜/場
所*南大塚社会教育会館・第1会議室(山手線大塚駅、地下鉄丸の内線新大塚駅)/講
演*辛淑玉/会場費*500円(前売400円)/主催*有事立法・治安弾圧を許すな!北
部集会実行委(048-475-3212 東水労・芝崎ほか)
11月7日(日) 異議あり!天皇即位十年式典 許すな!「日の丸・君が代」集会+デ
モ 時間*13:00〜/場所*宮下公園(山手線渋谷駅)/主催*同11月行動(03-
3205-7363 靖国・天皇制問題情報センター)
11月8日(月) 日本「新ナショナリズム」の現段階 時間*18:30〜/場所*文京区
民センター(三田線春日駅)/講師*高橋哲哉(東大教員)/700円/主催*国連・憲
法問題研究会(03-3264-4195)
11月12日(金) 異議あり!天皇即位十年式典 許すな!「日の丸・君が代」当日抗議
デモ 時間*13:00〜/場所*水谷橋公園(銀座線京橋駅)/主催*同11月行動(11月
7日の集会+デモの主催と同じ)
■シンポジウム アキヒトの10年 時間*18:00〜/場所*かながわ県民センター(
横浜駅西口)/発題*バンザイ訴訟原告、学生ほか/コメンテーター*田中伸尚/
500円/主催*天皇制を問い続けるかながわ連絡会議(045-721-2802)
11月13日(土) 知花昌一さんのお話と三線ライブ 時間*13:00〜/場所*日本キリ
スト教会館4階(営団地下鉄早稲田駅)/映画「ゆんたんざ沖縄」上映あり/当日
1200円、前売1000円/主催*「日の丸・君が代」NO! 通信編集部(03-3205-7363)
11月13〜14日(土・日) ピースアクション東海ネット基地ツアー&フィールドワーク
【13日】集合*11:00各務原基地前(申し入れ行動)/13:00〜15:00交流会(各務
原勤労会館)/強制連行フィールドワーク、【14日】集合*10:30浜松オートレース
場バス停/基地への申し入れほか/問い合わせ*不戦へのネットワーク(052-881-
3573)、NO! AWACSの会(Fax 053-422-4810)
11月14日(日) きたく市民フェスティバル 時間*10:30〜15:00/場所*飛鳥山公
園(京浜東北線王子駅中央口下車)雨天会場は問い合わせを/演奏*THE 3PEACE、琉
球ネシアンズ、東京シューレほか/模擬店、パネル展示、フリーマーケットほか/無
料/主催*同実行委(070-5869-3083 萩原)
11月16日(火) 学校現場に内心の自由を求め、「君が代」強制を憲法に問う裁判第
12回口頭弁論 時間*15:30〜/場所*福岡地裁301号法廷/傍聴を!/連絡先*北九
州「君が代」訴訟をすすめる会(093-533-9480)
11月20日(土) 基地・サミット・沖縄 時間*13:30〜/場所*プロミティふちのべ
(横浜線淵野辺駅南口)/お話*伊波洋一、野口裕子/500円/呼び掛け*相模原市職
労地方自治研究室(042-752-4544)、沖縄“島ぐるみ闘争”に連帯し、基地撤去を求
める市民の集い実行委(042-756-9460 相模補給廠監視団)
■戦後国家の終焉と象徴天皇制の現在 時間*17:30〜/場所*文京区民センター(
三田線春日駅・JR水道橋駅・予定)/講師*鈴木裕子、小倉利丸ほか/主催*反天
連(03-3368-3110)
■正義の戦争はあるのか? 時間*17:30〜/場所*シニアワーク東京(飯田橋駅)
/しゃべる人*ダグラス・ラミス、杉原浩司、吉川勇一/700円/主催*市民の意見
30の会・東京(03-3423-0185)
11月21日(日) 派兵国家化はとめられるか? 沖縄・東チモール・有事立法 時間*
13:00〜/場所*全水道会館4F(総武線水道橋駅)/700円/主催*新しい反安保実
4(03-3368-3110)
11月22日(月) 麗水の細菌戦被害の実態 時間*18:30〜/場所*名古屋市女性会館
(名城線東別院駅)/講師*章成◆【「水」の字を3つ、「森」のように重ねた文字】
、庄啓倹(共に細菌戦研究者)/700円/写真展同時開催(20日〜22日9:00〜20:30)
/主催*旧日本軍の細菌戦の実相を明らかにする会・あいち・ぎふ(052-881-3573)
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