Mime-Version: 1.0
Date: Fri, 29 Oct 1999 17:45:31 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: Urata Ryuji <yufukiri@fat.coara.or.jp>
Subject: [keystone 2016] 日出生台演習場の移転補償対象区域が決定
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 2016
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
Status: U

大分の浦田です。こんにちは。

米海兵隊による実弾砲撃訓練が行われている本土5カ所の一つ、
大分県の日出生台演習場の周辺地域の
住宅防音工事と住宅移転補償の対象区域が決定、公表されました。

防音工事はすでに始められていたものの、
移転補償の話が出てきたのは今回初めて。
地元住民でさえ事前に知らされておらず、多くは当惑気味の様子。

演習場に隣接して畜産を営む衛藤洋次さんは
「こういう、人心を惑わす様なことをなんでするのか」

なお、地元ではさっそく、県内の不動産業者がやって来て、
土地や家屋の物件の紹介チラシを、配布してまわったらしい。
 

=================転載ここから========================

大分合同新聞10月28日
 

日出生台米軍訓練 
(大見出し)移転補償は145戸

施設局決定
836戸防音工事

 在沖縄米軍による実弾砲撃訓練の日出生台演習場への移転で、福岡防衛
施設局は27日、砲撃音の騒音に伴う住宅防音工事と、住宅の移転を補償
する対象区域を決定した、と発表した。28日付で指定する。防音工事の
対象区域は演習場を取り囲む玖珠、九重、湯布院、耶馬渓、院内、安心院、
各町の計14300ヘクタール(836戸)、移転補償の対象は玖珠町の日出生
南部、同北部地区など計1600ヘクタール(145戸)となっている。
同施設局は「希望があれば、来年度からできるだけ早く実施する」としている。

 補償は「実弾砲撃訓練の本土移転を円滑に実施するため」として、
SACO(日米特別行動委員会)予算で、訓練移転先の全国5カ所で実施。
日出生台では、今年2月の米軍訓練時などに、演習場周辺の30カ所で砲撃音を
測定。騒音の強度や頻度などを考慮し、算出した値をもとに、飛行場周辺での
補償と同じ基準で区域を設定したという。

 住宅防音工事は砲撃音を軽減するため、各住宅に防音サッシなどを設置
する。今回の指定に先立ち、日出生台では1997(平成9)年度から、玖珠、
九重、湯布院町の計110戸でモデル的に工事を行ってきた。今回はモデル
地区を含む6町の計14300ヘクタールを指定、対象は約7.6倍の836戸と
なった。

 移転補償は居住する建物や土地を評価し、現金で補償する。演習場周辺で、
特に砲撃音が激しい玖珠、九重、安心院町の計1600ヘクタールが対象だが、
住宅があるのは玖珠町の日出生南部、同北部地区のみ。騒音に伴う移転補償は、
これまで飛行場の周辺だけだったが、米軍訓練の移転に伴い、移転先の演習場
周辺も補償対象となった。

 補償対象区域の指定について、玖珠町の小林公明町長は「今後はできるだけ
早く事業が完了するよう国の積極的な取り組みをお願いしたい」という。

 今回、住宅防音工事の対象区域に盛り込まれた同町宇戸地区の農家、中西
一八さん(62)=同町議会基地対策特別委員長=は「防音工事は多少なりとも
地域に経済効果を生むだろうし、歓迎できるのではないか」としながらも、
「移転補償の区域が指定されたことで、今後、米軍訓練の規模が大きく
なるのではないかと心配だ」と話している。

=====================転載ここまで=======================

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    浦田龍次(うらたりゅうじ) Ryuji Urata   
    〔e-mail〕 yufukiri@fat.coara.or.jp
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