Mime-Version: 1.0
Date: Mon, 18 Oct 1999 04:48:20 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 1979] [aml]戦争拒否.反有事法FAX通信3号
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 1979
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Subject: [aml 14437] 戦争協力反対FAX通信10月13日号
 From: toshimaru ogura <ogr@nsknet.or.jp>
 Date: Mon, 18 Oct 1999 02:17:17 +0900
 

小倉です。8月から新たに開始された戦争協力に反対するファックス通信最新号です。
是非各地の情報をお寄せ下さい。連絡先は下記にあります。転載に際しては特に許可
は不要です。

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        戦争協力を拒否し
   ---------------------------------------
  ∨∨∨ YYYYYYYY YYY   YY  YY ∨∨∨
   ∨∨ YY    YY YY   YY YY  ∨∨
   ∨  YYYYYY YY  YY   YYYY   ∨
   |  YY   YYYYYYYYY  YY YY  |
   全国 YY  YY    YY YY  YY 通信
   ---------------------------------------
    新ガイドライン・有事立法に反対する
   ---------------------------------------

●「戦争協力を拒否し、新ガイドライン・有事立法に反対する全国Fax通信」の
 ファクシミリと郵送での購読料は半年間3,000円です。
●この9月中旬から新たに再スタートとなります。ファクシミリ/あるいは郵
 送での定期購読者を募集しています。ぜひ、定期購読をお願いします!
●この【電子版】は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
 開していますが、もちろん、こうしたメディアを編集し、発行を継続してゆ
 くためには、様々な経費が必要です。
●この【電子版】をご覧になった方で、多少なりともこうしたメディア/取り
 組みに意味があるとお考えの方は、*是非カンパをお送りくださるよう*お
 願いいたします。
●下記に記載の郵便振替口座をご利用ください。

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【電子版】
戦争協力を拒否し、新ガイドライン・有事立法に反対する全国FAX通信
No.3 1999年10月13日(月2回発行)

東京都千代田区三崎町3−1−18 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
Eメール:tokada@jca.apc.org
購読料 3000円(半年間)
郵便振替 00110-4-408708 全国FAX通信
*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
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目次
●失望を希望の刃として砥ぐ
  名護市民投票裁判第8回公判報告
●戦争への道を許さない! 第2回郡山のつどい
●ていこうせん
●事務局から
●地域から平和をつくる「非核・平和条例全国交流集会 in 函館」報告
●リレー連載「……こんな運動してます!」
  −−市民運動ネットワーク長崎
●F16の無法を追及する!
  上ノ国小学校攻撃目標その後
●パンフ紹介
  『NATOのユーゴ空爆を問う5.31討論集会の記録』
●沖縄・安保 News クリップ(9月24日〜10月9日)
●米兵による被害者の遺族と共に!
  損害賠償法制定へ10万人著名を
●「沖縄米軍基地の県内移設反対!
  11.30戦争協力を許さないつどい」へ向けて!
●東京・≡多摩の全自治体に再質問状を!
●「非核・平和函館市民条例」の制定を求める署名にご協力を!
●各地集会・行動予定(10/17〜11/7)

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失望を希望の刃として砥ぐ
  名護市民投票裁判第8回公判報告

 1年9ヶ月におよぶ「名護市民投票裁判」の実質的審理が、一昨日の10月5日に終
った。市民投票の結果をねじまげ、米軍ヘリ基地移設を容認し即日辞職した比嘉鉄也
前市長の証人採用はいともかんたんに拒否された。
 今回、原告団側は初めて証人を3人たて、1時間半にわたって前市長の証人採用の
必要性を訴えた。原敏雄裁判長はそれを拒否した。なぜ今回の裁判に前名護市長の証
人採用が必要なのか、もう一度整理してみる。
(1)前市長は2回にわたる市民大会(主催は市長)と2回の市議会決議によって、
ヘリポート移設拒否を市民に明らかにした。
(2)その後、「事前調査に限って」という条件で移設容認にかたむいた。
(3)振興策しだいでは移設容認もありうるというニュアンスに変質した。
(4)この曖昧な前市長の態度に危惧を感じた市民が市民投票での決着を提示し、「
市民投票条例制定」にむけて署名集めを開始、条例案をつけて請求を克ちとった。
(5)前市長は、市民提出の条例案を変更し、「二択」を「四択」に変えて議決して
しまった。
(6)それでも市民は、市長自らの提案による「市民投票条例」にのっとり、市民投
票運動へ入っていった。
(7)政府要人8名の他、防衛施設局職員200人によるローラー作戦、不在者投票を異
常に利用し(なんと投票数の24%)、ありとあらゆる賛成票おこしを行なった。
(8)それでも市民投票の結果は、52.83%の市民が、ヘリ基地移設反対を表明した。

(9)“予想外の大差である”と前市長発言。しかし、政府側は僅差であって内容的
には勝利であると発言。賛成派事務所ではバンザイ、まででる。
(10)3日後、前市長は、東京にて、「米軍ヘリ基地容認」を時の橋本首相に伝え、
即日辞職を発表した。この間、市民にはなんらの説明をしなかった。
 私たちは、市民投票結果を反故にした前市長によって、本来手に入れることのでき
た「平和的生存権」が犯されたことに対し、「損害賠償」を求めて裁判をおこした。
市民のリコールを恐れて即日辞職するという形で、しかも市民の意思とは全く別の表
明をした行政の最高責任者を私たちは当然の権利として司法に訴えたわけである。
 今回はじめて原告団側は、わたしをふくめ3名で意見陳述を行った。その中で、加
害者側の前名護市長の証言が一度もきかされることなく結審することはありえないこ
とを主張した。一度の説明も市民にせぬままに基地移設容認を決め辞職した前市長の
証言こそが、私たちの損害賠償請求にとって必要不可欠であると主張したのである。
こんなことは当然であり、この採用によってはじめて名護市民はせめてもの光を見出
せるというものであった。この要求が拒否された。裁判長の忌避をすぐに出した。入
りきれぬ傍聴人とともに深く失望した。日本の司法はまだまだ赤子なのだ。赤子に権
力を持たせることの危険から私たちはいつになったら解放されるのだろうか。
 しかし、もちろんこれぐらいでへこたれるわけにはいかない。「平和」を自らの汗
で克ちとっていくそのプロセスの中で、私たち市民が何をどうしていくかこそが、日
本に民主主義を根付かせることになる。与えられる民主主義などハナからあるわけな
いのだ。失望を希望のバネに変える実質こそが今回の裁判の求めるものだったのだ。
次回裁判の結果は私たちの求めるものにはならないだろう。なぜならないのかをなげ
くより、どうすれば米軍基地ノーを克ちとれるかを考え、実践していかなくてはなら
ない。くらしと命の重みと豊かさを乗せて、私たち名護市民の船出は始まったばかり
なのだ。風もよし。波もよし。なんの不足もない。
(名護市民投票裁判原告団/輿石 正)

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戦争への道を許さない! 第2回郡山のつどい

 9月21日に、80人が参加して「戦争への道を許さない! 第2回郡山のつどい」が
開催された。このつどいは6月に開かれた第1回のつどいを引き継いだもので、反動法
案が次々と成立する中で「一度や二度の集会に終わらせることなく運動の継続と拡大
を進めていくため」(古川実行委員長あいさつ)に開かれた。
 集会の主役を担ったのは青年たちだった。この夏に初めて沖縄を訪れた福島県教組
郡山支部青年部の教師たちと、長崎で開かれた原水爆禁止世界大会に参加した医療生
協労組青年部の労働者たちからの報告がメイン。
 初めての沖縄を体験した教育労働者の仲間たちは米軍基地やチビチリガマなどのビ
デオを映し出しながら現地で見、聞き、感じてきたことをかわるがわる報告し、ひめ
ゆり学徒隊の惨劇を招いた「教育の恐ろしさ」、現在における平和教育の大切さを強
調した。
 医療生協労組青年部の仲間たちは「核抑止論の行き着く先は人間の歴史の終わりで
あり、戦争と核兵器を阻止しようとするたくさんの仲間がいることを実感した」と語
った。
 二つの報告の間には、福島大学の学生が紛争地になっているユーゴ、ロシア、アル
メニアの平和を願った民族舞踊を披露し、市内のコーラスグループが敗戦直後の文部
省発行の「あたらしい憲法の話」を題材にした「あの日の授業」などの歌声を響かせ
た。
 会場からは、周辺事態法による自治体の協力問題で「自治体の意向の尊重」を求め
る請願書を不採択とした郡山市議会の状況について市議からの報告があり、また県内
で起きた横暴な校長のいじめによる教頭自殺事件にふれて「身近なところで一人ひと
りが不正と闘う道を選んでいくこと、苦しんでいる隣の人を助けるために強くなるこ
とが大切」などの声が出された。
 第3回の「つどい」は12月8日をめどに開催する予定。
(福島県教組郡山支部/中路良一)

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ていこうせん

 1950年代「抵抗」といえば、大方の学生は、ヴェルコールの「海の沈黙」とかアラ
ゴンの詩とか、とにかくフランスの対独抵抗運動を連想したものだが、これはまった
く時代の問題。固い言葉のようだが、「それはちょっと抵抗あるねー」とか、「無駄
な抵抗は止めて出て来なさい!」とか、結構日常用語になってもいる。外からのうま
い話に、なぜか、どうしても嫌で、乗れない。「ちょっと抵抗あるねー」となる。「
ダメなものはダメ」と居直るのは「ちょっと」より進んだ抵抗だろう。自分の中にそ
うさせる一粒の何かがあるのだ。人間だれでも、いろんな場面で抵抗しているのだ。
譲れないものがあるのだ。だが抵抗線となると、粒が線にならなければならない。た
くさんの個人のなかの粒が、発芽し、触手を伸ばして結びつく、その条件は何か。そ
れを探ることのなかに抵抗から抵抗線への可能性があるはずである。いや、政治と社
会の無茶な動向にたいしてすでに生まれている様々な抵抗線のなかに、その秘密はす
でに隠されている、とぼくは思うのだ。  (む)

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事務局から

◆さて、事務局はこぞって北九州の合宿にでかけます。飛行機忌避者のために(?)
新幹線ででかけます。何も降ってこないことを切に望みます。でもきっと車内でビー
ルなんだな、これが。
◆定期購読の申し込みがまだの方は、お早めに! 定期購読料は1期半年間で3000円
です。
◆全国各地からの情報も、ぜひ積極的に、お寄せください。紙面で紹介するパンフの
情報もよろしく。
◆購読費・カンパはこちらに!
 郵便振替口座 口座番号:00110-4-408708
        加入者名:全国FAX通信

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地域から平和をつくる「非核・平和条例全国交流集会 in 函館」報告

 10月2・3日、「非核・平和条例全国交流集会 in 函館」が函館市内で開催されま
した。参加者は初日約1000名、2日目約500名で、青森、東京、神奈川、長野、岐阜、
京都、大阪、兵庫、岡山、広島、高知、鹿児島、沖縄、北海道内では道南を除いて
13市5町からの参加を得、文字通り「全国」的であり、今後の運動に弾みをつけるこ
とができました。
 初日、第1部は大田昌秀前沖縄県知事の記念講演「地域から平和をつくる−−自治
体と平和外交」。沖縄の歴史と米軍との関係を説明し「周辺事態法」等の危険性を指
摘しました。また、平和行政としての資料館建設が知事の交替によって内容が全く違
う方向に進んでいることなどが報告されました。引き続き大田氏を助言者にパネルデ
ィスカッション「非核・平和と地方自治」。パネラーは元逗子市長の富野暉一郎氏、
弁護士の中北龍太郎氏、非核市民宣言運動ヨコスカの新倉裕史氏、函館市議の高橋亨
の4人で、それぞれの経験から地方自治体と国の関係を語り、函館市長への要望も具
体的に明らかにしました。また『東海村JCO「臨界事故」への緊急アッピール』が提起
、採択されました。
 第2部は、「函館及び各地からの報告」で、一昨年、米空母インディペンデンスの
小樽入港を機に連携を深めてきた小樽、室蘭、苫小牧、函館からの活動報告、また、
横須賀、神戸、高知、呉、鹿児島からそれぞれの運動と今後の展望が報告されました
。その後、全国からの参加者が、短時間ではありましたが各地の運動を紹介するなど
発言が続きました。
 2日目は、2つの分科会での討議。第1分科会は「非核・平和条例−−法理論と運
動」で約300人の参加。兵庫県原水協梶本修史氏、高知県平和委員会和田忠明氏、函館
市議阿部義人の報告のあと、新倉裕史氏と北大教授神原勝氏が、国と地方自治体はあ
くまでも対等の関係にあり、「条例制定」運動は地方自治体の権限に属することが強
調されました。第2分科会は「周辺事態法と労働現場」で約200名の参加。小樽市職労
斎藤博行氏、航空安全推進連絡会議佐藤隆三氏、全日赤北海道地方協議会須藤光子氏
、全日本海員組合平山誠一氏、自治労特定重要港湾連絡協議会吉田利一氏がそれぞれ
の立場から、過去の被害の実態や今後の職務との関連について発言されました。続い
ての全体会で分科会報告の後、「戦争協力を許さず、新ガイドライン体制に反対し、
それを発動させない」取り組みとして「非核・平和条例」制定をすべての自治体で、
との「集会宣言」が採択された後、全国的なネットワークの準備会をつくり協力・共
同してゆくことが提案され、了承されました。
 初日午前中の函館市内一周ピースサイクルは強い風雨の為、やむなく中止となりま
したが、2日目午後の函館港海上デモは、海上保安庁の中止要請をうけながらも呉と
横須賀の「平和船団」によって実現しました。ボートには函館や苫小牧の参加者が試
乗し、「北海道船団」をつくろうとの思いをより強くしました。
 今後、函館では「条例」(案)の再検討と10万人署名を達成して市議会に臨みます
(3面参照)。全国の皆さん、引き続いてご支援をお願いいたします。
(非核・平和函館市民条例を実現する会/大場一雄)

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「……こんな運動してます!」 −−市民運動ネットワーク長崎

 市民運動ネットワークの最大のイベントは、毎夏8月1日から9日まで繰り広げる
「ピースウィーク」。99年は13回目だった。講演会やシンポもあるが、最近はフィー
ルドが多い。メインは8月9日爆心地公園での市民集会。恒例になっているのは、9
日午後の「ピースバス」(三菱の兵器工場や試射場を見て回る)、8日の端島・高島
を巡るピースクルーズ、夜の被爆体験を聞く会、全国交流会など。
 わがネットワークの価値は、あらゆる課題に即対応できる体制と有能なメムバーに
ある。これまでで一番大きな運動は、90年の本島市長銃撃事件。このときは、抗議運
動の最先端と中心にいた。ネットワークの面々はこれで強くなった。去年から新ガイ
ドラインに反対する県民の会をつくり活動したが、その中心もネットワーク。長崎市
を相手に闘っている二つの市民裁判、故金順吉さんの戦後補償裁判、アジア各地で開
いた「戦争と原爆」展など、数えあげればキリがないほど多彩な運動をやってきたし
、やっている。
 それが可能なのはネットワークが諸市民運動団体のゆるやかな結集体として始まっ
たから。ピースバス長崎、被爆二世教職員の会、長崎の教育通信等々。地区労や県平
和・労働センター、原水禁とも関係良好。年に何回か共闘という形で支援したりされ
たり。
 ネットワークの結成は87年11月だからもう13年になる。第1回のピースウィーク成
功の勢いで結成した。共同の事務所兼会議室を借りているのが強み。事務所は維持会
費(年1万2千円)、賛同会費(年6千円)、郵送会費(年3千円)で維持。家賃滞
納の危機は会費の増額と口座引き落としとピースウィークの剰余金で乗り切った。
98年1月から月間の「ながさきネッと輪〜く通信」を発行。これで活動の予定と内容
がわかる。
 始めはネットワークが長崎の市民運動のすべてと言えたが、今は“老舗”となり、
その分ワン・ノブ・ゼムになってきた感がある。しかしその機動性とラディカリズム
では並ぶ者なし。これからは地方政治にも取り組みたいと話しているところ。事務所
は夜9時に閉まるので、会議はすぐ近くの居酒屋で続行。これがとても良い。気の合う
同士の談論風発でみんなスッキリして帰路につく。(舟越耿一)
連絡先:長崎市筑後町2−1 教育文化会館内 
TEL&FAX 095-822-4098(事務局 氏家久博)

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F16の無法を追及する!
  上ノ国小学校攻撃目標その後

 9月17日、わたしたちは、米軍三沢基地のF16が上ノ国の小学校等を目標に、攻撃訓
練を予定していた件で、道知事に申し入れをした。道側は、900頁に及ぶ米軍の事故報
告書を翻訳中で、文中に小学校やその他固有の地名の有無を確認し、その上で判断す
るとの回答であった。数日後、三沢の伊藤裕希さんから攻撃目標を記したと思われる
米軍の地図を送ってもらった。三沢基地周辺と桧山半島の地図上に、○や△や矢印が
書かれてあり、矢印の先端部分が別枠で拡大になっている。(1)は灯台、(2)桟
橋、(3)と(4)は建物で、(3)は【文】を示している。4機の戦闘機が各々の
目標を決めていたものと考えられる図である。しかし、三沢基地ウッド司令官は、三
沢市長を訪れ、「伊藤市議は誤った情報を流している」と訴え、市長も「それを聞い
て安堵しました」と話した。これは筋が通らない。すぐ道の担当者に電話した。説明
に来るのなら上ノ国か北海道知事である。攻撃目標にした覚えはないと言うのならウ
ッドさんに来てもらい納得のいく説明を一緒に聞こう! と。道側は外交上の問題だ
からと逃げ腰だが、10月19日、ネットとして2回目の道庁交渉を行う。
〈これからの問題点〉
 三沢も札幌丘珠の航空基地も、米空軍の中に民間空航が居候をしている。F16は三沢
にしか配備されておらず自衛隊にも導入されていない。F16は天下御免・北日本の空は
おとがめなしの無法空域であり、航空法適用除外特権を持っている。飲酒・麻薬・粗
暴な操縦・曲技飛行OK・見張り衝突予防義務なし・事故報告なしで日本の空を飛べる。
 上ノ国の低空飛行問題では米軍の謝罪を追及して行く。同時に、札幌丘珠の危険度
が沖縄以上と言われている点に注目したい。過去2年間に38件、軍用機(F16多数)と
民間機の間で航空機衝突防止装置(TCAS)が作動する事態が発生している。
 空のならず者、F16の無法を許さないために、来る10月19日も道庁交渉をします。こ
の交渉に向けて、全国各地の個人・団体の賛同を求めます。以下の連絡先まで、電話
かFAXで、ぜひお願いします!
●無防備・非核ネットワーク北海道/谷 百合子(TEL&FAX 011-664-0632)

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●パンフ紹介
  NATOのユーゴ空爆を問う5.31討論集会の記録

 3月25日から6月10日までの間、NATO軍はユーゴスラビアに対して「人道的悲劇を
防ぐ」ためと称して、のべ3万4千回以上になる連日の爆撃を繰り返した。一日の平
均爆撃回数はベトナム戦争を上回った。
 空爆の対象は、軍とその関連施設にとどまらず、社会的インフラストラクチャー全
体に及び、一般の病院、住宅、走行中の列車・バスなど文字通り無差別であった。さ
らに劣化ウラン弾も使用され、放射能被害など今後の影響が心配されている。「人道
的悲劇を防ぐ」という大義名分は、まったくの看板倒れであった。NATOの空爆は、悲
劇を加速し途方もないほどに拡大したのである。
 今回のユーゴ空爆では、社民党や「緑の党」など「平和運動」の陣営にいたと思わ
れていた勢力までも「ユーゴ空爆」を正当化する主張に移行した。「ミロシェビッチ
の犯罪はヒトラーに匹敵するものであり、ファシストへの融和政策の誤りを繰り返し
てはならない」というわけだ。
 「新しい反安保実3」は5月31日に、やや遅ればせではあったものの「人道的介入
論」の虚偽を批判し、アメリカを主役とするNATOの犯罪行為に反対していくために討
論集会を開催した。このパンフはその記録であり、講師の佐原徹哉さん(東京都立大
教員)と武者小路公秀さん(フェリス女学院大教員)の話を中心に編集されている。
「コソボ問題の歴史的推移」というテーマで報告した佐原さんは、1980年代初頭から
の歴史的経緯の中でコソボ問題を振り返るとともに、最近のコソボ解放軍の活動を利
用する形でアメリカが戦争を不可避とする状況を自ら作りだしていったのではないか
、と指摘している。「軍隊によらない平和を展望する」と題して報告した武者小路さ
んは、ノルウェーのヨハン・ガルトゥングらとともに提案している「コソボとその周
辺の紛争の終結のための提案」を紹介しながら、アメリカやNATO主導でない「南バル
カン共同体」的な紛争解決の上台づくりを構想している。
 小さなパンフレットではあるが、新しい形の戦争に対する反戦・平和の運動を国際
的な視野で考えていくために重要な視点を提供している。ぜひ注文を。
◆定価:300円(残部僅少)
◆編集・発行:沖縄の反基地闘争に連帯し、新ガイド
 ライン・有事立法に反対する実行委員会
 (TEL&FAX:03-3368-3110 落合BOX気付)

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沖縄・安保 News クリップ 9/24〜10/9

【9月24日】普天間移設で最有力候補の一つとされる、キャンプ・シュワブが立地す
る名護市辺野古区の臨時区行政委員会が開かれた。陸上案、埋め立て案のいずれにつ
いても反対する決議を賛成多数で可決した。
【9月27日】名護市議会の本会議最終日。普天間移設問題で与党議員の一部が提出し
た「北部地域への新空港早期建設に関する決議案」が、20対8の反対多数で否決。▼
普天間基地・那覇軍港の県内移設に反対する県民会議」の結成総会が宜野湾市内で。
▼全駐労沖縄地区本部雇用対策室が、青森、神奈川、沖縄の各県の米軍基地で働く組
合員9076人を対象としたアンケートに基づく調査報告書をまとめた、と沖縄タイムス
。全体の9割弱が解雇された場合の再就職先に不安を感じている。全体の7割強が米
軍基地との結び付きが強いとしながらも、半数以上が米軍基地が地域住民に及ぼす不
安が大きいと答えたという。
【9月30日】普天間移設問題で、名護市東海岸の豊原区が臨時行政委員会を開いた。
キャンプ・シュワブの陸上・埋め立て両案に反対する決議を全会一致で採択。
【10月1日】復帰前後の米軍嘉手納基地でのPCB投棄問題で、政府による事実上の
再調査(9月28日から開始)に県、嘉手納町が立ち会うことが認められた。▼沖縄県
議会の9月定例会一般質問で稲嶺知事が、米軍普天間飛行場の移設先について沖縄本
島北部で一カ所の候補地を絞り込んだ上で国に提示する可能性を示唆した。
【10月4日】空転した沖縄県議会の9月定例会が、与党3会派の「開議請求」を受け
、野党議員が欠席のまま開会。▼八重山平和祈念舘の展示内容見直し問題で、戦争マ
ラリア遺族会などでつくる実行委員会が石垣市民会館で緊急の抗議集会。約150人が参
加。
【10月5日】小渕恵三首相の第二次改造内閣が発足。沖縄開発庁長官には青木幹雄官
房長官が就任。▼沖縄市が飲食業者などの代表を集め、市内の一部繁華街への米兵の
立ち入りを禁止する「オフリミッツ」が6日午前1時、約4年ぶりに解除されること
を報告、事件・事故の再発防止への協力を呼び掛けた。
【10月7日】新・県平和祈念資料館問題を集中審議する沖縄県議会の文教厚生委鼻会
が開始。石川秀雄副知事が陳謝した。県文化国際局は、展示内容変更案をまとめた「
見え消し」と呼ばれる一連の文書を初めて提出した。▼稲嶺恵一沖縄県知事が上京し
、首相官邸で青木幹雄官房長官(沖縄開発庁長官)と会談。米軍普天間飛行場の移設
問題で、飛行場移設先に対する具体的な支援策の明示を求めた。▼夜、同知事が東京
から帰任し、新平和祈念資料舘の展示見直し問題で事実上、見直しへの関与を認めた
。しかし責任問題については明言を避けた。
【10月9日】米軍普天間飛行場返還・移設問題で、沖縄県議会与党の自民、県民の会
、新進沖縄の三会派と無所属(1人)が、日米特別行動委員会(SACO)に基つき
早期に県内移設を求める決議案を提出することを決めた、と沖縄タイムス。

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米兵による被害者の遺族と共に! 損害賠償法制定へ10万人著名を

 米軍人・軍属による事件被害者を支え損害賠償法をつくる会9・25発足集会が東京
・シニアワークでおこなわれ、50名が参加した。
 上原成信さん(損害賠償法をつくる会準備会)が、発足までの経過と運動方針を提
起した。
 次に、昨年TBSが報道した米軍事件・事故の被害者の特集ビデオを上映した後、
96年2月沖縄で18歳の息子鉄兵さんを米兵に轢き殺された海老原大祐さんが、被害者
の会の活動や遺族の状況を話された。「私が民事裁判をおこした一番の理由は、防衛
施設局の対応だった。私たちが適当な額を出しましょう、もらえるだけましでしょう
という姿勢だった。提訴することがわかったら、『何で弁護士をたてるんだ』と3人
の職員が押しかけてきた。米軍による犯罪は1年に2,400件もおきているが、沖縄の日
本返還後裁判になったのは1件しかなかった。それで金城満さんと2人で被害者の会
の結成を呼びかけた。政府の裁量によってではなく被害者の権利として補償を勝ち取
りたい」。また、森口轄さん(ジャーナリスト)は自らの復帰前の米兵との交通事故
の体験や、被害者の会を支援する経緯などを語り、被害者の会が米兵に任意保険の加
入を義務化させたこと、ナンバープレートをつけさせたことなど、いくつかの成果を
上げつつあることを報告した。
 最後に参加者で、10万人署名にとりくむことなどを確認した。署名にご協力頂ける
方には署名用紙をお送りします。下記へ御連絡を。またこの署名運動への賛同も募っ
ています。
●賛同金:団体(1口)3,000円、個人(1口)1,000円
●連結先:東京都千代田区三崎町2-2-13-502
     米軍人・軍属による事件被害者を支え、損害賠償法をつくる会

(米軍人・軍属による事件被害者を支え、損害賠償法をつくる会/吉田和雄)

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「沖縄米軍基地の県内移設反対!
  11.30戦争協力を許さないつどい」へ向けて!

 米軍基地の沖縄県内移設反対、PKF凍結解除反対、周辺事態法の発動を許さない
、有事立法反対、憲法改悪反対、「日の丸・君が代」の強制を許さないなどの課題を
掲げ、11月30日(火)午後6時から日比谷野外音楽堂で集会を開き、デモを行うこと
が呼びかけられました。
 沖縄の民衆の闘いの高揚や臨時国会をめぐる情勢などに対応するために、いったん
は閉じていた「戦争協力を許さないつどい」が、呼びかけ人を再確認したうえで提案
されました。実行委員会(10月15日[金]午後6時半〜、シニアワーク東京[総武線
飯田橋駅東口下車、ホテルエドモント隣]にて開催予定)を経てとりくみが開始され
ます。
◆連絡先:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(090-3910-4140)ほか
(憲法を生かす会/高田健)

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東京・≡多摩の全自治体に再質問状を!

 先の第145国会で「周辺事態法」が強行成立させられました。しかしここであきらめ
てはならないと、私たち「新ガイドラインに反対する三多摩の会」ではもう一度、三
多摩全自治体への申し入れとアンケートに取り組もうと思います。このまま見過こし
ていくならば周辺事態法第9条に基づく国に対する自治体の「協力」は、政府見解の
とおり「当然のこと」とされてしまうでしよう。私たちの住む市町村のことですから
、私たち住民の土俵でどんどん戦争非協力自治体を作りだしていこうではありません
か。
 「三多摩の会」では「周辺事態法」が制定される前にもアンケートを行いました。
多くの人の協力・参加で三多摩の全市町村をまわって、多くの首長に申し入れを行い
ました。今回もまた、自治体の首長に直接会って、もっと強く自治体に戦争協力を拒
むよう、要請してゆきたいと思います。11月中に三多摩の全自治体を回りたいと思い
ます。10月29日に質問状の内容などについて討議する相談会を準備しています。ぜひ
参加をお願いします。
●連絡先:TEL/FAX O42-592-3806(古荘)
(新ガイドラインに反対する三多摩連絡会/野口)

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「非核・平和函館市民条例」の制定を求める署名にご協力を!

 「国際観光都市」函館に戦争協力はふさわしくありません。ふたたび戦争の加害者
にも被害者にもならないために、核兵器廃絶平和都市宣言を一層発展させるために。
●住所・年齢を問わず、どなたでも署名できます。
●2面に「全国交流集会 in 函館」の報告かあります。
●連絡/問い合わせ先:
  非核・平和函館市民条例を実現する会
  〒040-0032 函館市新川町2-16
  道南労働福祉会館4F内(Tel&Fax:0138-27-3550)

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各地集会・行動予定(10/17〜11/7)

10月17日(日)ピース・フェスティバル99 時間*9:00〜15:30/場所*三笠公園(
京浜急行横須賀中央駅)/展示、フリーマーケット、バンド演奏、基地ウォッチング
など/入場無料/主催*同実行委(0468-41-0346 全造船浦賀分会)
■エスニックコンサート99 時間*14:00〜/場所*上野水上音楽堂(JR御徒町駅)
/出演*マキシモ・ダミアンとはさみ踊り一座(ペルー)、琉球民謡、アイヌ民謡な
ど/前売3000円、当日3500円/横浜、松戸などでの公演もあり/主催・予約*同実行
委(03-3905-1579)
■沖縄サミットと普天間基地移転問題 時間*14:00〜/場所*北九州市立商工貿易
会舘(小倉駅)/講師*新崎盛暉/1000円(学割あり)/主催*新ガイドラインに異
議あり! 北九州行動会議(090-119-56789 伊藤)
10月21日(木)沖縄民衆の怒りと希望を東京に! 時間*19:00〜/場所*文京区民
センター(都営三田線春日駅)/ゲスト*山里節子、津波恒英、井上澄夫/1000円(
飲み物付)/主催*同実行委/連絡先*命どぅ宝ネットワーク(03-3905-1579)
10月23日(土)フォーラム・シンポジウム死刑廃止2000年問題 時間*14:00〜/場
所*明治大学南講堂(中央線お茶の水駅)/講師*道浦母都子(歌人)/主催*死刑
廃止条約の批准を求めるフォーラム90実行委(03-3585-2331)
■「共に平和に生き抜<ためには」 時間*13:30〜/場所*上十条区民センター(北
区ふれあい館/JR埼京線十条駅西口徒歩7分)/お話*富山洋子/500円/連絡先*戦
争への道を許さない北・板橋・豊島の女たちの会(03-3935-5796 吉岡方)
10月26日(火)憲法と環境権を考える 時間*18:30〜/場所*文京区民センター(
三田線春日駅ほか)/講師*小林容子(弁護士)/800円/主催*国連・憲法問題研究
会(03-3264-4195)
10月29日(金)「日の丸・君が代」法制化で学校は…どうなるの? 時間*18:30〜/
場所*世田谷市民運動いち事務所(小田急線豪徳寺駅)/講師*名谷和子(世田谷区
教職員組合)/300円/主催*世田谷市民運動いち(03-3706-7204)
10月30日(土)ハンセン病者からのメッセージ 時間*14:00〜/場所*烏山区民セ
ンター(京王線千歳烏山駅)/ビデオ「人間回復の叫び」上映/シンポジウム*国本
衛(国立ハンセン病療養所多磨全生園入所者)ほか/写真展同時開催/500円/共催*
読書会通信(03-5336-6203 古谷)、ハンセン病・国家賠償請求訴訟を支援する会
10月31日(日)異議あり! 天皇即位10年式典 許すな!「日の丸・君が代」討論集
会 時間*13:00〜/場所*渋谷勤労福祉会館(山手線ほか渋谷駅5分)/問題提起
*高橋哲哉、小森陽一/主催*同11月行動/連絡先*日本基督教団靖国・天皇制問題
情報センター(03-3205-7363)
11月2日(火)小さな島からの大きな問い 時間*18:00〜/場所*信濃町教会(総
武線信濃町駅5分)/講演*平良修(一坪反戦地主会)/500円/主催*NCC平和・核
問題委員会(03-3203-0372)、名護ヘリポート基地に反対する会(090-1544-9350 原)
11月3日(水・休)第9回砂川秋まつり 時間*10:00〜15:00/場所*砂川旧拡張
予定地ひろば(立川駅からパス拝島行、砂川4番下車)雨天は砂川公民舘/うた、お
どり、エイサー、展示、出店、フリーマーケットほか/主催*同実行委(042-524-
9863)
11月7日(日)異議あり! 天皇即位10年式 典許すな!「日の丸・君が代」集会+
デモ 時間*午後/場所*宮下公園(山手線ほか渋谷駅3分)/主催*同11月行動/
連絡先*日本基督教団安国・天皇制問題情報センター(03-3205-7363)

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  • 1998年     3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
  • 1999年     1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

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