老人はホ−ムレス化し、リストラで命を縮め、「能力主義」の名の下でサ−ビス残業
を強いられ、昨年を上回る採用見送りの通知の山を前に使い捨て労働に追い込まれてい
る市民を前に、何ら政策ビジョンもしめせず、夢のごとき改憲論議でしか自己アピ−ル
できない党首選。国会と市民との意識は解離から断絶の段階に。
沖縄の地で集団自衛権行使を認めないと米軍基地問題は解決しないなどと憲法改正を
となえるまでに至っては（山崎拓氏）、どこの国の議員かと。
憲法九条を窒息させるには、１００のオ−ダ−で、法律・政令を用意しなければなら
ず、砂上の楼閣となるかもしれない現政権を相手にあたふたとする改憲勢力の見苦しさ
は目に余る。
しかし、改憲談義のかしましさの影で、改憲勢力は着々とその道を開拓。
まず手始めに、「私学助成」で憲法改変をという具体策もでているようですが、第八
十九条は、公金を使ってえこへいきをしたり、お金儲けをしたりしちゃ駄目よっていっ
ているわけで、学問の自由と教育を受ける権利はその前にうたわれているんだから、ど
う読めば改憲の理由になるのかしら。「その能力に応じて」を「それなりに」に言い換
えているご仁もいるが。
新憲法だの、ニュ−なんとかというのが改憲論界隈で流行っているとのことですが、
明治憲法では、納税・初等教育・兵役が国民の３大義務だったそうです。そのうち教育
勅語と組み合わせてくるでしょう。古い奴ほど「新しい」ものを欲しがるものだそうだ
から。
「盗聴されにくいデジタル回線」売込中のＮＴＴでは、住民のためと称して住民台帳
を自由に閲覧して、市民がプライバシ−に不感症になるようなお手伝いをしたりもして
いるようで、どこに何が潜んでいるやらゆだんならん。
以上雑談、以下本分
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許すな！憲法改悪 市民連絡会
東京都千代田区三崎町２−２１−６ 管波ビル３０２ 市民ネット
TEL 03-3221-4668 FAX 03-3221-2558
事務局発信：1999.9.23
許すな！憲法改悪・市民運動全国交流集会
開催のための第一回実行委員会の呼びかけ
平和を願い、憲法の改悪に反対するすべてのみなさん。
先般の通常国会にみられた新ガイドライン関連３法や盗聴法、「日の丸・君が代」法
、住民基本台帳改悪法など、「戦争のできる国」づくりの急速な展開につづいて、いよ
いよ憲法の改悪（明文改憲）への動きが急速に強まっています。国会に憲法調査会を設
置したことをはじめ、マスコミを通じた改憲試案の提起や国民投票法案の準備など、か
つてない規模で改憲論が横行しています。憲法は施行後最大の危機にさらされていると
言っても過言ではありません。あわせてＰＫＦ凍結解除や有事立法の準備、自衛隊の増
強など、実質的な改憲状況がさらにすすめられようとしています。
私たちはこのような危険な流れを打ち破るために、全国各地の市民運動が結集して、
お互いの経験を交流し、今後の改憲阻止運動の在り方をさぐり、全国と各地域での相互
のネットワ−クの強化をはかりたいと思います。
全国交流集会の仮の構想は下記のとおりです（実行委員会で相談します）。
（１）全国交流会開催日時：１２月１１日（土）〜１２日、東京で開催する。
呼びかけ対象 ＊憲法改悪反対の課題を大切にしていこうとする運動体と個人
。 必ずしも憲法問題を直接掲げているグル−プに限らない。
（２）運営骨子。
■第１日・１３：３０〜１６：３０（３Ｈ）土曜の午後・シンポジウム。基調提
起。
１７：３０〜２０：３０（３Ｈ）各地の運動の報告と交流。
第２日・０９：００〜１２：００（３Ｈ）今後の運動の進め方について
■規模。シンポジウム数百人。交流会は５０団体程度。
この全国交流会の成功をめざして、下記の次第で実行委員会を開催します。
ご多忙のおりとは存じますが、ぜひご出席くださいますようお願い致します。
この実行委員会は、この間の市民運動の経験を生かした「非暴力原則」などの立場にた
つクロ−ズドの会議として開催します。参加される方は事前に事務局にご確認ください
。
■実行委員会
日時・１０月８日（金）午後６時３０分〜８時３０分
会場・千代田区立神保町区民館（ひまわり館）３Ｆ（会場名・市民ネットワ−ク）
地下鉄神保町駅５分 ０３（３２６４）０７４１
よびかけ団体・
●関西共同行動 ●草の実会平和研究部会 ●憲法を生かす会 ●ＳＴＯＰ！改憲・
市民ネットワ−ク ●全国労働組合連絡協議会 ●戦後５０年を問う群馬の市民行動委
員会 ●第九条の会・関西 ●第九条の会・日本事務局 ●第九条の会・北海道 ●第
九条の会ヒロシマ ●日本山妙法寺 ●日本消費者連盟 ●日本ＹＷＣＡ ●平和憲法
［前文・第九条］を世界に拡げる会 ●婦人民主クラブ
■仮事務局・許すな！憲法改悪 市民連絡会
東京都千代田区三崎町２−２１−６ 管波ビル３０２
TEL 03-3221-4668 FAX 03-3221-2558
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民主党党首選に関して以下の要請文を同党全国会議員に送付しました。
１９９９．９．２２
民主党代表選に関する要請・
憲法改悪の道に踏み込むな！いますぐ引き返せ！
民主党国会議員各位
許すな！憲法改悪 市民連絡会事務局
９月２５日投票の民主党代表選挙をめぐる候補者の論戦に私たちも大きな関心をもっ
ております。しかし、とりわけ憲法論議に関するその内容には、私たち全国各地の市民
運動にとって、驚きと深い憂慮を禁じ得ません。
ご承知の通り、自由党は小澤党首が「文芸春秋」誌に改憲試案を発表したり、改憲の
ための国民投票法案を準備するなど、憲法第九条をはじめとした三原則の改憲のための
世論づくりを積極的に進めております。自民党も今回の総裁選での山崎候補の主張をは
じめ、当選した小渕総裁も「論憲」を主張しながら、その立場を事実上の改憲論に公然
とシフトするなど、改憲への歩みを早めています。多くの人々が先の第１４５国会にみ
られたような、自自公連立による日本安保総翼賛体制の流れとその政治手法に危惧を表
明しているのに、これら３党の人びとは耳をかたむけようともしません。
このような時期に、民主党をはじめとする国会の役割をきわめて重大です。
しかしながら、民主党代表選に立候補した鳩山幹事長代理は、小澤構想を批判すると
いう建前をとりながらも憲法第九条の改定を積極的に主張し、あまつさえ徴兵制容認と
もとれるような発言までするにいたっています。鳩山氏は「侵略戦争をしない」と明記
すれば軍隊をもってよいといいますが、かつてどこに「侵略戦争をする」といって侵略
戦争をした国があるでしょうか。みな「自衛戦争」の名で侵略戦争をしたのです。その
ような文言はなんの役にも立たないことは明らかです。しかし、もうひとりの候補者で
ある菅代表も、これらの鳩山発言を厳しく叱責したという報道を私たちは聞いておりま
せん。唯一、積極的に九条護憲を主張する横路総務会長も、その意見の中で、私たちが
事実上の立法的改憲につながりかねないと危惧する「安保基本法」の法制化を主張して
います。
政府自民党と対抗し、民主主義・市民主義をかかげ、市民と共にあることをうたって
出発したはずの民主党が、この代表選をみるかぎり、はたしてどこへ行ってしまうのか
。私たちはこの事態を深く憂慮しています。
私たちは民主党の心ある国会議員のみなさんに、わが連絡会に参加する全国各地の約
７０団体の市民運動と５００余の市民活動者を代表し、民主党が多くの人びとの願いを
裏切らず、自自公連立政権が企てる憲法の改悪に反対する立場にたち、代表選にむけて
可能なすべての手段をつくして努力されるよう、緊急に要請いたします。