(aml、keystone、pmnに同報)
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『聖堂の日の丸
奄美カトリック迫害と天皇教』宮下正昭
1999年9月15日 ISBN4-931376-26-6 3600円+税
南方新社
南方新社:
鹿児島市泉町13−5 照国ビル301
電話:099−224−6036
http://village.infoweb.ne.jp/~fwhw0299/
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もくじ
はじめに
第一章 大島高等女学校
第二章 奄美とカトリック
第三章 軍人の時代
第四章 愛国心とカトリック
第五章 戦争とカトリック
第六章 あめりか世(ゆ)
第七章 迫害の背景
おわりに
年表 奄美カトリックと日本近代史
参考文献
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帯から:
戦前、奄美大島で4000人のカトリック信者が強制改宗させられた。
無垢の大衆を信者排撃に扇動したのはだれか。
戦争への道はどう敷かれていったのか。
20世紀・宗教史上特筆すべき事件を、地方紙記者が迫った。
カバーから:
奄美大島には、コバルトブルーの海につながる入り江の集落ごとに教会がある。今
もカトリック信者の多い奄美大島はマリアの島と称されている。
戦前のカトリック迫害は、太平洋戦略上重要な要塞司令部が、南西諸島では唯一奄
美大島にあったことに由来する。軍の幹部が先頭に立って、信者を「非国民」「スパ
イ」と罵倒し、改宗を迫り、改宗しない信者には容赦ない地域ぐるみの排撃が繰り返
された。教会は焼かれ、マリア像は打ち砕かれ、信者の家は防空演習の標的にされた
。自由な雰囲気のミッションスクール・大島高等女学校(純心学園の前身)も開校十
年で廃校。
報道機関は、この人権侵害を批判するどころか、逆にカトリック排撃の急先鋒をに
なった。新聞のセンセーショナルな見出しや記事が、信者を追いつめていったのだ。
軍の幹部や憲兵は、信者に「天皇陛下とキリストはどちらが偉いか」と問い、そし
て「天皇教をアジアに広めるのだ」と言い放った。
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さて、天皇賛美の「君が代」法制化に手を貸した公明党・池田創価学会は、宗教弾
圧と天皇教の押し付けが戦時体制確立に果たした歴史をどう捉えるのか?
オウムへの反応もなんだか似ているな〜。
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日の丸・君が代 関連資料
http://www.jca.apc.org/~kaymaru/Hinokimi/kihi.html
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MARUYAMA K. kaymaru@jca.apc.org
2GO GREEN (JCA-NET)
http://www.jca.apc.org/~kaymaru/2GG_JCANET.html