田中伸尚さんの新刊紹介(aml、keystone、pmnに同報)
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『生と死の肖像』田中伸尚(たなか・のぶまさ)
1999年8月15日 ISBN4-7952-5048-0 1800円+税
発行 樹花舎(きのはなしゃ) 発売 星雲社
樹花舎:
東京都台東区小島1−3−9
電話とファックス:03−5609−8110
http://village.infoweb.ne.jp/~kinohana/
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裏表紙から:
「天皇の棲む国」で、
己に忠実に、
その生を駆け抜けていった人たちとの語らいから、
歴史に対する向きあい方を思索する。
──国家の枠を超え、
民衆が歴史を手にする運動にかかわってきた著者は、
「この国」の在りようを通して、
「国民」を見つめ続ける。
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もくじ
I
・「主義者の娘」の半生──書評『ルイズ』
・「約束」、「待春」そして「継承」
・ある芥川賞候補作家の生と死
・忠魂碑が地ひびきたてて
一、父と子 二、端緒 三、本人訴訟 四、執念 五、普段着のたたかい
・「日本一の孝行息子」──「非」良心的兵役拒否者に聞く
・「忠君愛国を滅す」──非戦論者・安藤正楽
・ 戦争責任を担うという凄絶な営為──書評『戦争と罪責』
II
ある朝突然、刑事が──冒される取材・表現の自由
「国家は過ちを改むるに躊躇してはならない」
──不当家宅捜索事件控訴審での「意見陳述」
肖像権と民族の誇り──アイヌ文様刺繍家・チカップ美恵子
盗聴法で進む警察監視社会
スモン最高裁判決は人権を絶つ
白の胡蝶蘭に見た「忠恕」のジャーナリスト
III
・「うつろの目をした少女」の戦後史
・ドキュメント明仁天皇の十年
一、「開かれた皇室」その演出と狙い 二、日本の大国化路線と「皇室外交」
三、儀礼に吸収される戦争責任 四、彷徨する天皇イメージ
五、ナショナリズムの広がりと天皇制)
・象徴天皇を押し出した「即位の礼・大嘗祭」東京地裁判決
・歴史に残る民衆のメディア──書評『情報センター通信合冊』
・「日の丸」についてのコワイ話
・戦争末期の権力犯罪を問う──横浜事件・三度目の再審請求
・雑然と律儀の間で──追悼・木村亨
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樹花舎のホームページに掲載されています。
http://village.infoweb.ne.jp/~kinohana/sinsyo.html
書評:
http://village.infoweb.ne.jp/~kinohana/sinsyo.html
『ふぇみん』1999年8月15日号
『技術と人間』1999年8・9月号
『出版ニュース』1999年9月上旬号
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■9月12日(日)
市民が育てる「ピースおおさか」……今、平和博物館を考える
13:30〜 資料代:800円
ピースおおさか(大阪国際平和センター)
話:田中伸尚(ノンフイクションライター)
…今問われるもの、国立「昭和館」と市民がつくる平和ミュージアム…
主催:「ピースおおさか」市民ネットワーク(06-6364-0123)
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田中さんの著書(一部)
『天皇をめぐる物語』一葉
『さよなら、「国民」』一葉社)
『「戦争の記憶」その隠蔽の構造――国立戦争メモリアルを通して』緑風出版
『政教分離』岩波ブックレット
『反忠――神坂哲の72万字』一葉社
『遺族と戦後』岩波新書
『ドキュメント昭和天皇(全8巻)』緑風出版
など
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MARUYAMA K. kaymaru@jca.apc.org
2GO GREEN (JCA-NET)
http://www.jca.apc.org/~kaymaru/2GG_JCANET.html