（from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更）
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Date: Mon, 26 Jul 1999 17:41:21 +0900
From: 和田 喜太郎 <YRX00535@nifty.ne.jp>
Subject: [aml 13253] ハワイ・ヤマサクラ 36演習
和田です。暑い日がつづきますねえ。
自衛隊隊員むけ新聞の『朝雲』に気掛かりな記事がありましたので紹介します。
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【朝雲】（週刊）99年 7月22日号
［ヤマサクラ36］中方が初の担当 ハワイのフォート・シャフター
日米２３０人が参加
共同で指揮幕僚活動を演練
現地でホームビジットも体験
【中方＝伊丹】陸自中方は六月六日から十五日まで、米ハワイで十一年度日米共同指揮
所演習「ヤマサクラ（ＹＳ）３６」を行った。同訓練はこれまで北方と東北方が担当し
てきたが、平成七年から各方面隊の持ち回りとなり、今年度初めて中方が担当した。
演習には日本側が中方幕僚副長の折木良一将補を統括官に、陸幕、中方などの陸自八
十五人と海空、統幕三十三人の計百十八人が参加。米側は在日米軍第九戦域陸軍地域コ
マンド参謀長のディル・Ｅ・ロス大佐を統括官に、同コマンドと第一軍団、在日米軍第
五空軍の計約百十人が参加した。
演習は米陸軍のフォート・シャフター駐屯地の施設を利用し、日米の訓練参加者がコ
ンピューター端末にそれぞれ配置され、陸自と米陸上部隊が、それぞれの指揮系統に従
い、日米が共同して作戦行動を行う場合の指揮幕僚活動を演練した。
中方としては初めてのＹＳのため、要員は北方・東北方からノウハウや教訓を十分に
引き継いで演習に臨んだ。
演習後は、現地の米二五軽歩兵師団や訓練センターを研修したほか、ファミリーに招
かれ、三十人の自衛隊員がホームビジットを体験した。
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同紙同号の５面が「訓練」の頁となっており、写真入りでトップ記事となっている。
「ヤマサクラ３６」に続いて来年１月には、陸自伊丹駐屯地（兵庫伊丹市内、総監部
のある緑が丘と、第三師団のある千僧）で「ヤマサクラ３７」が行われる。
一般紙報道によれば、その参加規模は陸自側が約２０００人、米側が神奈川座間の在
日米陸軍や『朝雲』記事にある第一軍団（ワシントン州）から約１０００人が参加する
とされている。ハワイでのＹＳ３６はそのための前段・予行演習というものでしょう。
日米双方約３０００人の幹部クラス隊員が、「それぞれの端末」をもって二ヶ所の駐
屯地で約１０日間、コンピューターによる図上演習を行うわけだが、機器の準備や搬入
だけでも想像のつかない大掛かりなものだ。
駐屯地の一般隊員はどうするか、外来日米隊員の宿舎などどうするかなど、今年１月
の東京練馬駐屯地（「ヤマサクラ３５」）の場合のように、市内のほかの公共施設一時
使用も避けられないのではないか。そうなれば、市民はその期間締め出しを食らうこと
になるが、自治体はどう対応するのだろうか。
また、近畿では陸自饗庭野演習場が、日米地位協定に基づく日米共同使用地に指定さ
れているが、「ヤマサクラ３７」実施のため、新たに伊丹市内に米軍も使用できる施設
が生まれるわけだ。ガイドライン関連法制定後のこともあり、市民にとっては新たな不
安をもたらす事態でもあります。
それで、尼崎の市民グループでも色々、資料・情報を集めているようですが、何か参
考になることがありましたら、お知らせ下さい。TEL&FAX:06-6482-0066
阪神現代社
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99/ 7/26 和田喜太郎 <YRX00535@nifty.ne.jp>