「国旗・国歌法制化」を成文化でもしないと、この国の「日の丸・君が代」は「定着
」させることもできない「値うち」しかないしろものらしい。これからは機をみて「尊
重規定」までもくろまないと安心できない気配。情けないところもある。
でも議論をあいまいにすることで、ナショナリズムを刺激する効果は大。これにハマ
ル向きもこれから増えることでしょう。「日の丸・君が代」の真の利用価値はこちらか
も。 どっちにしてもあなどれない動きには変わりナシ。
地方本部を設立した「日本会議」は、すでに日本縦断キャンペ−ンで「天皇即位記念
」講演をセットして各地で「愛国心」のバ−ゲン開始。
藤岡信勝さんたちの方は「偏向歴史教科書」を採択する全国3400の地方自治体の
約一万四千人の教育委員を文部省に「指導」させて採択手続きの「適正化」の取り組み
。
「採択地区」は全国で482。「新しい歴史教科書をつくる会」支部を拠点に教育委員
攻撃開始。産経新聞がつくった「教科書の通信簿」(歴史や国旗・国歌の記述の「適切
度」)を添えて「ワ−スト・スリ−の教科書を採択するな」と教育委員に郵送。(「産
経」7月16日)
法制化の試み5回目で結実か(「朝日」「河北」「さきがけ」「赤旗」7月21、22
日)
1870年 明治政府が太政官布告・商船規則で船舶に揚げる国旗として「日の丸」
の様式を規程
1893年 文部省が小学校の祝祭日儀式用の唱歌として君が代など8曲を選定
◆1931年2月、石原善二郎衆院議員が「大日本帝国国旗法案」を帝国議会に提出。
同年3月26日に衆院で可決、貴族院に送付。審議未了で廃案。
45年 GHQ日の丸掲揚を許可制に
46年 国民学校令施行規則から君が代合唱の部分削除
50年 天野貞裕文相「祝日には学校や家庭で日の丸掲揚、君が代斉唱することが望
ましい」(談話)
58年 文部省指導要領「国旗を掲揚し、君が代を斉唱させることが望ましい」
◆1961年 政府が「公式制度調査連絡会議」設置。「国旗小委員会」「国歌・紋章
小委員会」。元号や国葬などの在り方とともに日の丸・君が代の法制化についても検討
。結論は出ず。
◆1974年3月、田中角栄首相(当時)が参院予算委員会で「国歌や国旗というもの
を明確に法律として制定をすべき時期にきておると思います」と答弁。しかし首相が同
年11月に退陣。
75年 日教組、法制化と学校教育への押しつけ反対の統一見解決定
77年 学習指導要領改定「君が代斉唱」が「国歌斉唱」に
84年 6月衆院内閣委員会で、森喜朗文相(当時)が「(君が代は)国民統合の象
徴としている天皇を持つ日本の国が永遠に平和であってほしいという歌」と答弁
87年 沖縄国体のソフトボール会場で商店経営者が日の丸を焼却
88年 味村治内閣法制局長官「日の丸が国旗であることは慣習法、君が代が国歌で
あることは国民的確信」(参院予算委員会)
89年 文部省新学習指導要領「入学式、卒業式などにおいて、国旗を掲揚し、国歌
を斉唱するよう指導するものとする」
90年 文部省全国の小中学校・高校を対象に実施率調査開始
最高裁判所で学習指導要領の法的拘束力が認められる。
◆1993年、野党自民党が、同党内で議員立法で法案を提出する動きが出たが立ち消
え。中山正暉代議士(自民)らが法案作成。
94年 村山富市首相(社会党委員長)国会答弁「日の丸が国旗、君が代が国歌」。
学校現場への強制反対
95年 日教組「日の丸・君が代反対」を運動方針から棚上げ
99年
2月19日 共産党不破哲三委員長が日の丸・君が代反対をを堅持しつつ国旗、国歌法
制化容認の見解
25日 小渕首相「日の丸・君が代が国旗・国歌であるとの認識は確立している。
現時点で法制化は考えていない」(参院予算委員会)
28日 広島県立世羅高校校長が自殺
3月 2日 高校校長自殺を受け野中広務官房長官が記者会見で法制化検討の必要性に
言及。首相が法制化の検討を指示。
◆6月11日 国旗国歌法案を閣議決定し、衆院提出。政府見解「君は日本国および日
本国民統合の象徴天皇」(29日衆院本会議で「その地位が主権の存する国民の総意に
基づく天皇」と修正、憲法第一条により忠実に)
12日 日教組定期大会で法制化反対の運動方針決定
25日 社民党が村山政権当時の君が代容認見解を撤回
29日 衆院本会議で趣旨説明と代表質問。首相見解表明「君が代はわが国」(
日本国民の総意に基づき、天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とするわが国)
7月 1日 衆院内閣委員会、対政府質疑(午後・5時間)
竹島一彦内閣内政審議室長「(君が代の)『代』は一般的に時間的概念
だが、転じて国なり国家を表す意味にも用いられている」と補足説明
6日 衆院内閣委員会、地方公聴会(札幌、那覇)
7日 同 (金沢、広島)
8日 衆院内閣委員会、中央公聴会
7月 16日 衆院内閣委員会、参考人質疑
民主党自主投票方針決定
21日 衆院内閣委で可決
内閣委員会・文教委員会の連合審査(午前・3時間40分)
内閣委員会、質疑(午後・4時間20分)、討論
数年前から雑誌などで広島攻撃がかまびすしいようですが、
広島では定年前(54〜59)退職校長30人(全退職校長122人)
小学校15人、中学校5人、高校10人
内7校長が「日の丸・君が代問題で、新学期以降の学校運営が困難になることを危惧
した」
「県教委の職務命令と、今まで続けてきた同和教育の間で悩み、行き詰まった。教職
員組合との一致点などで先が見えず疲れた部分もある」
「混乱を招いたことの責任を取った面もある。どの校長も同じ気持ちを持っていると
思う。あと1年だから続けたかった。」
「退職の決断には、世羅高校の校長の気持ちと近いものがあったと思う。辞めること
で、自分の命を断たずに済んだのは不幸中の幸いかも知れない」
「日の丸・君が代問題が学校に持ち込まれ、教職員と本来の教育を論じることができ
なくなり失望した」
「県公立小中学校管理職員協議会」への定年前退職の申し出約10人(昨年度)
協議会会長「県教委と教職員組合などとの板ばさみという、緊迫した事情が背後にあ
ったのではないか」 (「毎日」21日)
民主党は、21日全国紙、夕刊紙計8紙に意見公告「日の丸・君が代 あなたはどう考
えますか。−私たち民主党はもっと時間をかけて議論をすべきと考えます。」
野中さんと民主の間に「変節」ですったもんだが多少あったようですが、大勢に影響は
なく、
21日夜、衆院内閣委員会で可決
自民、自由、公明改革クラブ、無所属の会と民主5人のうち1人の賛成多数
民主党修正案は民主以外の反対で否決
小渕首相「慎重審議のうえ可決していただくことは、政府の立場として一歩一歩、政策
が具現化していくことで大変ありがたい」(21日記者団に)
「提出すれば必ず成立させなければならない。廃案や継続審議は許されず、そんなこと
になればこれまでの慣習法としての地位も失う」(政府筋)
「連立の成果であるとともに、公明・改革クラブの協力を得られたことが大きい」(古
賀誠自民党国会対策委員長)
「磐石の感がある」(藤井自由党幹事長)
文部省
「慣習法としての日の丸・君が代は学校現場で認められていると考えてきたが、少数の
人はそうではなかった。法制化されればあいまいな部分がなくなる」(有馬文相)
「学習指導要領に沿って今まで通りの指導を行う方針に変わりはない」(佐藤禎一事務
次官)
日教組「審議が尽くされたとは言えない。採決は世論を無視したものだ」(戸田恒美書
記長)
衆院内閣委での教育現場への「強制」審議は不明瞭な答弁に終始
子どもたちの人権をどこも保障しない
自民は「マニュアル」が必要かもと親切な大きなお世話。
最近は、文部省も利権省庁になりつつあるも、依然として地方の教育行政は財政難。地
方分権推進法のおかげでますます「それにつけても金のほしさよ」
「指導」を「期待」されるとこたえざるを得ない。周辺事態法の「協力要請」と似た事
情ね。「指導要領」「国旗国歌法案」が最高法規でも「不磨の大典」でもないのだが。
児童生徒への「指導」
小渕首相「学習指導要領に基づく国旗・国歌の指導は、児童・生徒の内心にまで立ち入
って強制しようという趣旨ではない。国旗・国歌が法制化された後も、この考え方は変
わることはない」(今のところ、ね)
許される「指導」
・卒業式や入学式での起立、斉唱を個別に指導し、(退席した児童・生徒に)「戻りな
さい」指示する(御手洗康・文部省初等中等教育局長)
許されない「指導」
・長時間指導を繰り返すなどの精神的苦痛を伴うような指導、口をこじ開けてまで歌わ
せる、のは許されない。歌わないことを理由に不利益な取り扱いも不適切(有馬文相)
・いろいろな指導を受けても、やはり歌いたくないという児童・生徒を無理強いして歌
わせる(辻村哲夫・前初等中等教育局長)
・(国歌を歌わず、退席した行為について、心を傷つけたり、精神的に苦痛を伴う形で
指導する(御手洗局長)
・他の児童・生徒の前で個別具体的に名前を挙げて適切でないと指摘し、心理的な強制
を与える(御手洗局長)
教員への「指導」
・公務員はわが国の法律に忠実であるべきだ。教員は職務上の命令に従って教育する責
を負う。思想、良心の自由を侵すことにはならない(野中広務官房長官)
・指導要領で決められたことを指導しない教員に対し、教委が懲戒処分を行うことはあ
り得る(御手洗局長)
賛成はしたものの
「現場の教員の立場からすれば、歌わない生徒に対してなんらかの強制をしないと処分
の対象にされてしまうということになるのではないか」(富田茂之氏・公明)
都教委は公立小学校の入学式で君が代の伴奏を「思想信条」を理由に拒否した女性音楽
教諭(45)を、地方公務員法の職務命令違反、信用失墜行為に当たるとして、6月1
1日、戒告処分。都教育庁職員課「正当な職務命令に従わなかったのだから処分は当然
だ」
都公立学校職員組合は「卒業式、入学式での『日の丸』『君が代』は、職務命令で強制
すべきではない」として都教委に処分撤回を求める抗議書を15日提出。都人事委員会
に処分取り消しを求めて不服申し立てする予定。(「毎日」「朝日」22日)
熊本県では20日、「『日の丸』『君が代』の押しつけはごめんだ熊本ネットワ−ク」
など20市民団体約60人が、熊本市辛島町の辛島講演で反対集会。集会中、県内、福
岡、長崎などの右翼団体の街宣車約20台が公園を取り囲み、「集会を解散しろ」など
と恫喝。警官約70人が警備。けがにんもなくその後、新市街上通までア−ケ−ド街を
デモ行進。(「日の丸・君が代」の法制化反対!、「日の丸・君が代」の押しつけ反対
、思想・信条の自由を守れ、日本は天皇の國ではないぞ、国民が主権者だ、戦争への道
はごめんだ、教え子を戦場へ送るな、などのシュプレヒコ−ル)
秋田県では、秋田市体育協会長が中学校総体あいさつで「国旗掲揚の際に起立しなかっ
た人は退席を」と発言した件で、市教委は21日までに市体協に「不適切な発言で、今
後こうしたことがないようお願いしたい」と申し入れ。
秋田市長も23日「不適切な発言」との見解。本人も認めているとのこと。(「毎日」
22日、24日)
そして22日衆院本会議で「圧倒的多数」で可決、参議院へ送付(23日各紙)
賛成403 反対86 欠席10 欠員1
自民260(欠席6)、自由38(欠席1)、公明改革クラブ52、その他8が賛成
民主は賛成45 反対46 欠席1
共産26、社民14、が反対
自自公連立となると衆院では与党が、357議席。定数の71.4%
わざわざの記名採決
「民主党を徹底的に追い詰める」(古賀誠国対委員長・自民)
賛成票を投じた民主議員を自民が「ほめごろし」
公明党には「踏み絵」の効果(公明幹部「うちの党に一人も造反が出なかったことで
、ほっとしている」)
採決後、傍聴席の女性が「日の丸・君が代を強制するのか」と叫び、衛視が連れ出す
。 国会のまわりには、日教組組合員や都内の学生ら100人以上が座込み。右翼団体
も出現。
参院は付託先の委員会をめぐって折り合いがつかず、審議入りの日程は未定
22日の参院議員運営委員会で自民党が、26日の趣旨説明を提案、自由、公明が同意
。民主は「付託する委員会が決まっていない段階で行うのはいかがなものか」と難色を
示す。理事会ではまだ正式な議題となっていないが、自自公3党は文教・科学委員会、
民主などは総務委員会。
委員会の所管事項に国旗・国歌法案に関する項目が不明確なことから
自自公側は
総務委員会にある「皇室に関する事項」では、不適当
同委員会所管事項の「国旗・国歌に関する事項」をもりこむという民主案には反対
文教・科学委員会の「その他文化に関する事項」が適当
自民党は、付託先の協議がまとまらなければ、議院運営委員会で採択してでも、文教・
科学委員会への付託を強行する方針。
組織的犯罪対策三法案や住民基本台帳法案に加えて、国旗国歌法案も廃案になる可能性
となってはと必死の構え。国会の再延長はなし。みなし否決は「伝家の宝刀」、抜くに
抜かれず。
野中官房長官「400人を越える大きな賛成で、衆院の大きな意志として国旗・国歌の
法文化が認められた」「国民に強要するするのではなく、自然に国民の中に国旗・国歌
が浸透していくように願ってやまない。政府も謙虚な広報活動を続けていきたい」
小渕首相「国会議員は国民の代表」(「世論を忠実に反映していると思うか」の記者質
問に)
菅直人代表(民主)「世論調査の結果通り。民主党が国民の意見を反映した健全な党で
あることの表れだ」(「意見集約できない政党、という印象を与えた」という幹部も)
羽田孜幹事長(民主)「財政や安全保障の問題では党議拘束をかけるが、精神の自由だ
けは守る政党でありたい」
二田孝治内閣委員長「これで、ひと安心。わが国の精神的バックボ−ンが認知された」
「幅広い角度から、慎重かつ熱心な審議を行った」「中立な立場の委員長として神経を
使った。個人的には、日の丸・君が代になぜ反対するのか納得できず、内面では葛藤も
あった」「いやな人は歌わなくてもいい。それで不利益をこうむらないことは委員会で
確認された」「でも国民に共通なものがないと。それが象徴天皇であり君が代だと思う
」
不破哲三委員長・共産「国会では賛成が8割を越えたが、世論調査では6割以上が法制
化するなという声があがっている。この落差こそ、自自公の多数が、国民から離れてい
ることを自己証明している」
土井たか子党首・社民「与党が三分の二を越えたことは戦後議会史上初めてだ。(委員
会の)実質審議は二日間だけで、衆院を強行突破したのは暴走族もびっくりの暴走ぶり
だ」
経団連・今井敬会長「戦後の日本社会で国家が忘れられてきた。アイデンティ−を確認
するために国旗・国歌は必要だ」(22日フォ−ラムで)
賛成
大野松茂氏(自民・63・元PTA会長)「これだけ差がつけば、反対していた父母に
も納得してもらえる」「国民の多数意見が国会で示された。感無量だ」
原健三郎元衆院議長(92)「(憲兵隊に拘束された経験もあるが)軍部全盛の時代だ
ったからしょうがない。昔は昔、今は今だ」
白保台一氏(公明・56・沖縄選出)「(「沖縄への思い」と戦後50年以上をえた「
事実の重み」のはざまで)日米防衛指針関連で採決前に退席した時とは全く異なる。今
回は思想・信条の問題だ」
自見庄三郎氏(自民)「戦後いろいろあったが、きちんと総決算した気がした。」
田中真紀子氏(自民)「国民投票の方がみんなが納得できた。法制化には反対ではない
が君が代の解釈についてはいろんな思いがあり歌うことを強制できない」
上田清司氏(民主)「国旗国歌が政争の具に使われ不愉快だった」
鳩山由紀夫幹事長代理(民主)「戦前の天皇制と戦後の天皇制は違う。国民主権の歌だ
と位置づけることを求めていく。積極的な立場から賛成した」
前原誠司氏(民主)「なぜ法制化しなければいけないのかわからない」
反対
村山富市氏(社民)「総理の時から法制化には反対だった。押しつけたり強制するもの
ではない」
菅直人代表(民主)「天皇主権時代の国歌が、何らかのけじめがないまま、象徴天皇時
代の国歌になるのは、国民主権の立場から明確に反対した方がいい」
上原康助氏(民主・66・沖縄)「(民主の修正案に賛成したが)沖縄戦では出征兵士
を日の丸で送った。自決の前に『天皇陛下万歳』と叫んで日の丸を振ったり、銃剣に日
の丸を付けて突撃した話も聞いた。違和感は根深い」「私は日本民族だという思いから
、正月、自宅に日の丸を掲げたこともある。党派を問わず日の丸にあこがれた時代があ
った」「国旗・国歌をなぜ短兵急に決めるのか。国民が自然体で容認するような雰囲気
をつくる政治が必要だ」
山本勉氏(民主・66・元滋賀県教組委員長)「(「海の日」に地元で日の丸を掲げる
家が増えているのを感じ)日の丸は確かに定着してきた。だが、君が代はまだ定着して
いない」
岩田順介氏(民主)「国旗国歌の強制でどうして愛国心が養えるのか」
欠席
石井紘基氏(民主)「唐突かつ拙速、政略的な政府の法案に対してまともに対応できな
い」
文部省
「教育現場の指導はこれまでの方針と変わらないが『法的根拠がない』と反対していた
教員らを説得する有力材料になる」(幹部)
「強要」する側では
教育課長(三重)「法制化で国旗・国歌であると国民の合意を得たことになる。学校で
も根拠があるものとして議論できる」
教育長(広島)「慣習法から成文法になり、国旗・国歌の根拠が明確化された。今後も
当たり前のことを淡々と指導するだけ」
教委幹部(東京)「校長の立場からすれば指導は多少楽になると思うが、法制化されて
もすぐさま結果が出るものではないだろう」
高校長(東京)「社会情勢を教員に対して常々説いて納得させるなど、校長の普段から
の指導力が問われてくる」
高校長(東京)「今後は指導を一歩進めたいと考えているが、自然に歌える雰囲気を作
るためにも法制化してもらった方がありがたい」
高校長(埼玉)「反対する人には法律でないという意見があったが、成文化されること
で少し明確になる程度だろう。法律に尊重規定があれば状況が変わるかもしれないが、
目に見える形で変わることはない」
高校長(北海道)「学習指導要領の趣旨は変わらない。学校がこうした微妙な問題の矢
面に立ち、混乱することはだれも望まない」
高校長(広島)「今までの議論に一定の整理がつき、校内で無駄な労力を使わなくてよ
くなる」
中学校長(広島)「しこりを残すことが心配」