ユーゴ事態でペルシャ湾での「穴埋め」として急遽派遣された横須賀母港の
空母キティーホークですが、現在第７艦隊の指揮下に戻り、横須賀には８月の
下旬に戻ってくる予定のようです。
これは、米海軍のスポークスマンが１９日発表したことによるもの。それを
伝えるStars & Stripesの２０日付の記事
Kitty Hawk due in August
が
http://www.pstripes.com/editor.html
に載っています。
この記事では、キティーホークのホームページでの報道を引用して、今回の
４月２０日からのユーゴ爆撃の穴埋めとしての対イラク配備で、艦載機は５４
２６回の出撃、うち１３２０回はイラク上空への戦闘出撃、２０トンの爆弾を
降らせた、と伝えています。
このニュースはキティーのホームページの中の
http://www.kittyhawk.navy.mil/updateframe.htm
から読めます。
この中のニュースの原文を引用しておくと、
>Release Date: 15 July 1999
>The Hawk/FIVE team began flying sorties in support of Operation Southern
>Watch within 24 hours of arriving in the Arabian Gulf on April 20.
Over the
>following 11 weeks, Carrier Air Wing FIVE flew a total of 5,426 sorties
>including 1,300 combat sorties over Southern Iraq, and dropped more
than
>20 tons of ordnance during five strikes against Iraqi air defense
and military
>sites.
（The Hawk/FIVE teamというのがキティーホークの航空部隊）
日本から出撃した軍艦が２０トンの爆弾を落としたという事実は重いのです
が、日本では報道されているでしょうか。
こちらではむしろこういうことに関心を持つ方が変人と見られますが、例えて
言えば、自分の家の下宿人が殺人を犯しているかどうかに無関心な大家という
ことになります。しかもこの居候に毎年大金を恵んでやっているんだから、そ
の金で人殺ししていないか関心を持たない方がむしろ異常でしょう。
ところが我が国のトップときたら、自らの「真空」性を人前で自慢するほど
空っぽなのですから・・・・
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Masahiko Aoki
青木雅彦
btree@pop06.odn.ne.jp
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