名護市の宮城康博です
共同通信(ワシントン6月25日)の記事です
------ココカラ
クリントン米大統領は二十五日の記者会見で、来年七月に沖縄で開かれる主要国首脳
会議(沖縄サミット)に関し「基地問題が未解決な状態で沖縄に行きたくない」と語
り、沖縄サミットまでの普天間飛行場の移転問題解決に強い意欲を示した。大統領は
「(サミット出席のため)沖縄に到着するまでに、残るすべての問題が解決できるよ
う希望する」と述べ、サミットを基地問題解決の一つの期限とする意向を示した。日
本側は焦点となっている移転先の具体案作りを早急に迫られることになった。
------ココマデ
日本政府としては予算のつく11月までには何らかの芽出しをしたいでしょうし、この
数ヵ月が大きな山になりそうです。
稲嶺県政は普天間代替について軍民共用を含めた複数案を検討しているようですが、
いずれにしても県内移設を前提にしており、検討結果発表後は「地元」との対決が必
至です。
シュワブ陸上案、否定していた海上基地の復活....どんなプランが出るかは予断を許
しませんが、本部町の「国際ショッピングモール」建設計画も気になります。「臨空
型」というキーワードで北部発展の起爆剤としてのショッピングモールと抱き合わせ
で「軍民共用空港」を提案するのは、経済人であった稲嶺らしいプレゼンではありま
す。彼は自称本部町出身です。
国・県とも、住民投票でケチのついた名護市を再度狙い撃つのか、他所の地域を候補
地にあげ再戦を挑むのか、サミットの浮かれ騒ぎで受け入れの環境づくりをしながら
政治的なリスクの大きさをはかっているようです。「二度も住民投票はできないだろ
う」との観点から「名護市に再度お願いする」と某官僚が言っていたという又聞き情
報もリアリティはあります。
97年の市民投票の勝利に喜ぶ間もなく、98年の市長選、県知事選と負け続けてきまし
たが、いいよ正念場です。
それにしても酷い法律がパカパカ通るきな臭い時代です...95年はそんなに遠い昔で
はないのに、このスピード感は異常です。大戦の惨禍を被った沖縄でありながら、「
周辺事態法」の9条「国以外のものによる協力」への懸念を表明する意見書ひとつも
決議できそうにない市議会ですが、私はこの街で踏ん張ります。
------------------------------------------------------
宮城康博(ぶりでぃの会)http://www.jinbun.co.jp/buri/
905-0013 沖縄県名護市城1-2-11
tel:0980-54-4047 fax:0980-54-4184
------------------------------------------------------